aiko、トリプルアンコールで観客熱狂の渦に 全国ホールツアー千秋楽<セットリスト>(※写真は2014年8月27日NHKホール公演時に撮影)【モデルプレス】

aiko、トリプルアンコールで観客熱狂の渦に 全国ホールツアー千秋楽<セットリスト>

2014.10.15 19:48

アーティスト・aikoが14日、大阪フェスティバルホールにて今年6月からスタートした全国ホールツアー「Love Like Pop vol.17」の千秋楽を迎えた。

自身11枚目のオリジナルアルバム「泡のような愛だった」がリリースされてから約1ヶ月後にスタートした今回のツアー。その最終日となった同公演は、aikoの地元大阪での開催ということもあり、ライブ前の会場内は開演を待つ観客の熱気に包まれた。

独自の世界観で観客を包み込む

場内が暗転しステージの幕に映像が映し出された後、ニューアルバムのオープニング曲「明日の歌」のイントロの印象的なピアノの音色が会場内にやさしく響き渡る。幕が落ちてaikoがステージに姿を現すと、観客は大歓声と盛大な拍手で彼女を迎えた。

aikoは続いてアッパーな楽曲「二人」で観客のボルテージを一気に上昇させると、「Love Like Pop vol.17!みなさんこんばんは!aikoです!みんな元気か!ほんまに元気か!そして今日は最終日です!最後までたっぷりたっぷり、よろしくお願いしまーす!」と元気いっぱいに挨拶。ここから「beat」「愛の病」で会場の熱をさらに高めていった後は、「瞳」をしっとりと歌い上げて観客をaikoの歌の世界に引き込み魅了していった。

aiko(※写真は2014年8月27日NHKホール公演時に撮影)
aiko(※写真は2014年8月27日NHKホール公演時に撮影)
そしてaikoは「ただいまー!ただいま帰りました!」「最終日を大阪で迎えることができて、本当にうれしいです!」と地元に帰って来た喜びをファンに伝える。その後、「サイダー」「卒業式」とニューアルバムの楽曲を立て続けに披露。続くMCでは、11月12日にリリースされる新曲「あたしの向こう」が主題歌となっている関西テレビ・フジテレビ系ドラマ「素敵な選TAXI」 について、「『素敵な選TAXI』も本日第1回目が放送されます!」と報告した。

恒例の即興弾き語りも披露

続いてライブは、aikoのホールツアーでは恒例となっている即興弾き語りのコーナーへ。このコーナーは観客からその場で集めた6個のキーワードを歌詞に入れ込み、aikoが即興で作詞作曲してピアノの弾き語りを行うというもの。彼女は「台風」「キックベース」「ズル休み」など多岐に渡る6個のキーワードをまとめあげ、「俺のデリケートゾーン」という観客の笑いを誘う見事な楽曲に仕上げた。

aiko(※写真は2014年8月27日NHKホール公演時に撮影)
aiko(※写真は2014年8月27日NHKホール公演時に撮影)
ライブ後半戦に入ると、「染まる夢」「舌打ち」「遊園地」といったロックテイスト満載の楽曲に突入。ステージ後方のビジョンには歌詞をモチーフにした映像とともに激しく歌うaikoが映し出され、圧倒的な迫力で会場の熱は一気に最高潮に。aikoはそのままの勢いで「男子!女子!そうでない人!」とコール&レスポンスをたっぷりと行って観客との距離を縮めた後、勢いのある楽曲「相合傘」でさらに畳み掛ける。続く「ジェット」ではステージの両端に移動し観客の手をしっかりと握り、ひとりひとりの目を見つめながら熱唱した。

「これからもいろんな曲を届けていけるように一生懸命頑張ります!」「みんなのそばでずっとずっと歌えますように」と観客に語りかけたaikoは、「ひとりひとりの隣で歌いたい」というファンへの想いを込めた楽曲「君の隣」を心を込めて歌い、観客を熱狂と多幸感に包みこんだままライブ本編を締めくくった。

最後まで全力パフォーマンスで熱唱

アンコールでは「透明ドロップ」「距離」とニューアルバムからの曲を惜しみなく披露。aikoは「これからも本当にずっと歌っていきたいって何度も何度もみんなの顔を観て思うツアーでした」とこのツアーを振り返る。そして観客との別れを惜しむように「赤いランプ」をステージの端から端まで走りながら熱唱した彼女は「本当にみなさん、今日はどうもありがとうございました!(ツアーが)なんか終わってしまうなんてあんまり実感が本当にないんですけれども、こんなふうに毎日過ごすことができて本当に良かったです!そして、最後にみんながこうやってライブを作ってくれて本当にうれしかったです。みなさん!本当にどうもありがとうございました!また遊んでやってください!」とマイクを通さずに全力で叫んだ。

aiko(※写真は2014年8月27日NHKホール公演時に撮影)
aiko(※写真は2014年8月27日NHKホール公演時に撮影)
アンコールが終了し、エンディング映像が終わっても観客の熱気と興奮はなかなか冷めず、会場内からはさらにアンコールを求める拍手が沸き起こる。するとステージにaikoとバンドメンバーが再び登場。aikoは「最終日にサラっと帰るわけないやろー!」と叫ぶと観客も大喜びでダブルアンコールを歓迎した。彼女は「今日この日に集まってくださったひとりひとりのみんなに、あともう少し楽しんでいただきたいなと思います!よろしくお願いします!」と話すと、「キラキラ」と「be master of life」を熱唱。そしてaikoは「本当に今日はみなさん、最後までどうもありがとうございました。無事『Love Like Pop vol.17』最終日を迎えることができました。みんなのおかげです!本当にどうもありがとうございました!」「また会おうね!」と叫び、ステージをあとにした。

これでついにライブが終わるかと思いきや、観客の拍手はまだ鳴り止まず、千秋楽公演はまさかのトリプルアンコールという展開に入っていく。もう一度ステージに登場したaikoは「たくさんの声をありがとうございます!」と観客に感謝の気持ちを伝えた後、「男子!女子!そうでない人!」とさらに観客を盛り上げ、「Power of Love」で会場全体を熱気に満ちあふれたお祭り騒ぎムードに持っていった。

全力で歌い終えたaikoは「ありがとうございました!じゃあね!バイバイ!」と観客に精一杯手を振り深々と一礼。熱気と興奮が冷めやらぬ中、3時間以上におよぶツアーの千秋楽公演は大団円を迎えた。

なお、このツアーの追加公演として、アリーナツアー「aiko live tour『Love Like Pop vol.17.5』」が10月31日の横浜アリーナ公演を皮切りに計6公演決定している。(modelpress編集部)

■セットリスト
M1. 明日の歌
M2. 二人
M3. beat
M4. 愛の病
M5. 瞳
M6. 横顔
M7. サイダー
M8. 卒業式
M9. テレビゲーム
M10. あなたを連れて
M11. Smooch!
M12. 染まる夢
M13. 舌打ち
M14. 遊園地
M15. 相合傘
M16. ジェット
M17. 君の隣
<アンコール>
EN1. 透明ドロップ
EN2. 距離
EN3. 赤いランプ
<ダブルアンコール>
EN4.キラキラ
EN5. be master of life
<トリプルアンコール>
EN6. Power of Love
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