モデルプレスのインタビューに応じた与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス

【齋藤飛鳥&与田祐希、乃木坂46ドキュメンタリー映画インタビュー】西野七瀬卒業の心境 涙したシーンは?

2019.06.27 08:00

7月5日に公開される乃木坂46のドキュメンタリー映画第2弾『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』に出演する齋藤飛鳥(さいとう・あすか/20)と与田祐希(よだ・ゆうき/19)が、モデルプレスなどのインタビューに応じた。

ドキュメンタリー映画第2弾『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』

西野七瀬、白石麻衣/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
西野七瀬、白石麻衣/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
2011年の結成から、着実に実力と人気を蓄積し、いまや日本屈指のアイドルグループへと成長した乃木坂46。初となるシングルミリオンセールスや悲願の日本レコード大賞受賞など大きな飛躍を果たした2017年。個々のメンバーが様々なフィールドで活躍の場を増やす中、史上初の神宮球場と秩父宮ラグビー場の2会場同時ライブ開催、日本レコード大賞連覇という偉業を達成した2018年。そして、エース・西野七瀬の卒業公演を経て、“令和”という新時代を迎えた2019年。多くの貴重映像とメンバーたちの証言でつむいだ乃木坂46の“いま”を知ることができるドキュメンタリー映画、最新作となっている。

乃木坂46/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
乃木坂46/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
2017年の年末から密着を開始。メンバーには、2018年12月4日に行われた「若月佑美 卒業セレモニー」の終演後に、岩下力監督によるドキュメンタリー映画の制作が知らされた。エースの卒業をきっかけに自分探しの旅に出る少女たちの心の葛藤と成長を、これまでにない親密な距離感で、物語はつむがれていく。

齋藤飛鳥&与田祐希、乃木坂46は「距離がすごく近い」

与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス
与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス
― 完成した映画を見た、率直な感想をお願いします。

齋藤:良いグループだなぁと思いました。すごく心に刺さった。「日本レコード大賞」に出演した時のことも描かれているので、客観的に見て「すごいな」と改めて感じます。あとは、メンバーが自分の考えを細かく話していて、「この人もこういう風に深く考えているんだな」と思ったので、しっかり強い意志がある人たちの集まりにいられて良かったなと思いました。

与田:私も良いグループだなと思いました。前作の『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』(2015年)が公開された時、私は普通の中学生だったのですが、当時映画を見て感じた乃木坂46の良さを改めて感じることができて、さらに自分が今そのグループの中にいて映像にも映っているということが、嬉しくもあり、不思議な気持ちでもありましたね。本当に自然な姿を撮影していただいたので、私が活動している中で見ている乃木坂46がそのまま映っていると思います。

乃木坂46/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
乃木坂46/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
― 映像からメンバーのみなさんの仲の良さがすごく伝わってきました。

齋藤:でもみんなでずっとくっついていて、ちょっと怖いですね(笑)。

与田:飛鳥さん、桃ちゃん(大園桃子)に髪の毛を食べられていましたよね?

齋藤:髪の毛食べられていた…。私も自然とメンバーに触れてしまうこともありますが、そのコミュニケーションの取り方が7年~8年経っているのに変わらないし、むしろ増しているくらいみんなとの距離がすごく近いんです。どうやってその人間関係が作られていったのだろうと思うし、昔の自分から考えると、私がそこに含まれているということが不思議なので、怖いなと思います。

与田:私も学校に通っている時、仲良しグループに入ったことがなかったし、人にもあまりくっつくタイプではなかったのですが、ドキュメンタリー映画を見て「私、こんなに人にくっついているんだ」と思いました。

与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス
与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス

齋藤飛鳥&与田祐希が涙したシーンは?

齋藤飛鳥/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
齋藤飛鳥/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
― グループとしての活動だけではなく、プライベートの様子もカメラに収められていましたが、お互いのプライベートシーンを見ていかがでしたか?

与田:そのままでしたよね?

与田祐希/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
与田祐希/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
齋藤:うん。私、与田のおばあちゃんがファイリングしてくれている雑誌の切り抜きなどを見て与田が泣いているところが、この映画の中ですごく好きなシーンです。良いシーンだなと思いました。

与田は出てくる度に泣いているなと思っていたのですが、実家でのシーンは、何の予兆もなく大粒の涙を流していて、すごく美しいと思ったんです。家族の話にすごく弱いので、そのシーンでちょっと泣いたし…。あ、嘘(笑)。グッときました。

与田:私は「期待しない」と言っていた飛鳥さんが、ドキュメンタリーの最後に話した言葉にグッときました。

与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス
与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス

齋藤飛鳥&与田祐希、西野七瀬卒業の心境

西野七瀬/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
西野七瀬/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
― 劇中では西野さんが卒業することをメンバーのみなさんに伝えた時のシーンで、西野さんが与田さんに対して思っていることを語っていました。当時与田さんはどう思っていましたか?

与田:当時、(西野)七瀬さんと2人でお仕事をさせていただいた時にもお話してくれたのですが、普段「自分のことをどう思っていますか?」と聞く機会がないので、すごく嬉しかったです。映画でも私の話をしてくださっているので、映画を見ながら七瀬さんに会いたい気持ちが溢れて、またババーッと泣いてしまいました。

― 西野さんは、卒業することを与田さんに事前に知らせていなかったようですが、卒業を伝えられた時は寂しかったですか?

与田:卒業すると知った時は、七瀬さんが乃木坂46からいなくなるなんて想像もしていなかったので、驚きとすごく寂しい気持ちで、ずっと泣いていました。七瀬さんに会う度に悲しくなってしまって…。やばい、なんか恋する中学生男子みたい(笑)。

齋藤:気づいた(笑)?

与田:とにかくすごく寂しかったです。

与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス
与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス
齋藤:私もなな(西野)が卒業することを事前に知っていたわけではないのですが、やはり同期なので、なんとなく空気感で「そろそろ卒業かな?」と察することはできていました。ななとは将来の話をしたこともあったので、あまり戸惑うこともなく「その時が来たんだな」と受け入れられましたし、その時は「Sing Out!」のセンターになると思っていなかったので、ななが卒業したあと自分がグループでどうあるべきかということは、まだ考えていなかったです。

― 齋藤さんがグループを第一線で支えていくというプレッシャーよりも、当時は寂しいという思いのほうが強かったのですか?

齋藤:そうですね。「本当にいなくなっちゃうんだな」「本当に決断したんだな」という気持ちです。でも、ななは卒業を発表する時もいつもと変わらないテンションで伝えていたので、やはり強いなと思って見ていました。

齋藤飛鳥、大園桃子を抱きしめた理由…与田祐希、西野七瀬は「お姉ちゃん的な存在」

与田祐希、西野七瀬/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
与田祐希、西野七瀬/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
― 与田さんは、西野さんから学んだことは大きかったですか?

与田:「逃げ水」で初めて桃ちゃんとWセンターになった時は、七瀬さんの隣のポジションに立たせてもらったという感覚でした。何も分からない時や不安すぎて泣くしかできない時も、ずっと隣にいてくれて、お姉ちゃん的な存在だったんです。センターになって不安でいっぱいだったのですが、七瀬さんが隣にいてくれているだけで、すごく嬉しく思っていました。

大園桃子/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
大園桃子/『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』(提供写真)
― 齋藤さんは「日本レコード大賞」の舞台裏で、大園さんを抱きしめているシーンが印象的だったのですが、当時はどのような心境だったのですか?

齋藤:大園に対して特別な感情があるわけではないのですが(笑)、大園はすごく純粋な子で、現実を真っ直ぐ見ていると思いきや少し俯瞰で見ている時もあったり、感情的になったり、コロコロと感情が変わる子なんです。私たちが活動する世界では、大園のようにずっと心を動かしていると自分が疲れてしまうので、心配で気にかけています。

大園自身、すごく乃木坂46のことを好きだと思うのですが、悩んでいる姿を近くで見ていたので、映画でその言葉が出た時に気持ちが良くわかりました。いつも私は話を聞いているだけで励ますタイプではないのですが、普段から私の言葉で「乃木坂46で良かった」と思わせてあげられたのではないか、力になれていなかったなと実感して、いろんな感情から抱きしめるという行動をしたのだと思います。

齋藤飛鳥&与田祐希が実感した乃木坂46の良さ

与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス
与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス
― 映画を見て、改めて乃木坂46の良さはどこだと思いましたか?

与田:温かい空気感。3期生として加入した当時は、乃木坂46はテレビの中の人と思っていたので、「逃げ水」でセンターをさせていただいた時は不安すぎて「急に入ってきた人がここにいていいのかな」とかすごく考えたのですが、スタッフさんを含め、先輩も同期のメンバーもみんな優しかったんです。そんな人たちの中で活動しているから頑張れたことがたくさんあるなと思いました。

齋藤:私は、みんな器が大きいなと思いました。育ちが良いのかな?私は映画でも「メンバーに本当の自分を見せない」と言っていたのですが、7~8年も一緒に活動していて家族以上にずっと一緒にいるんだし、そんなの見せたら良いじゃないですか。そこで気を使う必要は全くないのに、ずっとうだうだしていて…。でも、そんな私のこともみんなは受け入れてくれて、与田っちょみたいなボヤボヤしている人にも優しく手を差し伸べているので、すごく器の大きい人たちが多いグループだなと思います。

与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス
与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス
――大きな長椅子にカラダを寄せ合うように密着して座りながら、インタビューに応じた齋藤と与田。一言ずつ言葉を選ぶように話す齋藤、身振り手振りで一生懸命に話す与田、2人は時折目を合わせて笑い合う。お互いを見つめる視線やさりげない仕草には、2人の間に培われた信頼関係が表れていた。グループの活動、グループに属する自身の姿を客観的に見つめ直した2人は、今後の乃木坂46をどのように導いていくのか、楽しみでならない。

与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス
与田祐希、齋藤飛鳥(C)モデルプレス

齋藤飛鳥(さいとう・あすか)プロフィール

生年月日:1998年8月10日/出身:東京都/身長:158cm/星座:しし座/血液型:O型

与田祐希(よだ・ゆうき)プロフィール

生年月日:2000年5月5日/出身:福岡県/身長:152cm/星座:おうし座/血液型:O型

乃木坂46ドキュメンタリー映画第2弾『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』

2019年7月5日(金)全国ロードショー
出演:乃木坂46
監督:岩下力
企画:秋元康
製作:乃木坂46合同会社、東宝、Y&N Brothers、NHKエンタープライズ
制作:ノース・リバー
制作協力:パレード・トウキョウ
配給:東宝映像事業部
(C)「Documentary of 乃木坂46」製作委員会
【Not Sponsored 記事】

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