「オオカミ少女と黒王子」横浜流星の恋愛観は?「主導権を握りたい」「甘えん坊さんが好き」 モデルプレスインタビュー
2016.05.21 17:00
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八田鮎子氏の人気少女コミックが原作、高校生の“ウソから始まる恋”を描いた映画『オオカミ少女と黒王子』(廣木隆一監督、5月28日公開)に出演する横浜流星(19)がモデルプレスのインタビューに応じた。2014年「烈車戦隊トッキュウジャー」トッキュウ4号/ヒカリ役で注目を浴び、ドラマ、映画、舞台と抜擢が相次ぐ注目の若手俳優が“胸キュン”の少女漫画原作に初挑戦。「考えてきたものが全部崩れた!」というほど苦戦した撮影のエピソードからちょっぴりSっ気のある恋愛観まで、たっぷりと語ってもらった。
監督と試行錯誤「すっごく力んでしまいました」
― 横浜さんが演じた日比谷健(ひびや・たける)は、“ドS王子” 佐田恭也(山崎賢人)が心を許す友人。明るくて面倒見がよく、まさに非の打ち所のない男子ですね!横浜:クラスにいるムードメーカー的な存在ですね。誰とでもすぐに仲良くなれるし、真正面から何でも相談にのってくれる熱い男だなと思いました。僕も「健と友達になりたいな、こんな奴いたらいいな」なんて思いながら演じていたんですが、最初に自分の中で“熱い男”というイメージを作り込みすぎちゃって。廣木監督からは「そんなに作り込まなくていい、普通にやっていい」って。すっごい力んでいたんだと思います(笑)。
― これまでの作品とは違う感覚でしたか?
横浜:最近は舞台が多かったのもあって、すごく作り込んで「こうしなければいけない」っていうのがあって。それに囚われて固くなりすぎてしまったんです。廣木監督はすごくリアルさ、ナチュラルさを追求する方なので、セリフに関して「実際にそんなこと言わないでしょ?」とか「そんな動きする人、あんまりいないでしょ。普通にやっていいよ」と。そう言われると「どうしよう、考えてきたものが全部崩れた!」という気がして、訳がわからなくなってしまって…。確かにセリフの強弱とか、普段話している中でそんなに強弱すごい人なんていないし、健も普通の世界の1人として存在すべきなのに、漫画やアニメにすごく引っ張られちゃっていたんですね。
― 監督のアドバイスをどのように演技に落とし込んでいきましたか?
横浜:僕が全然できないので、現場で撮影の前に監督が本読みに付き合ってくださって。「ここでこう動いて」という風に、本当に何から何までアドバイスを頂きました。「相手からもらったものを、ただ素直に返していけばいいんだ」という言葉がすごく印象に残っています。「楽でいいんだよ、楽で」って。それで少し気持ちが楽になって、撮影に臨めました。本当に監督には感謝の気持ちでいっぱいです。
山崎賢人&二階堂ふみと共演「緊張しちゃって…」
― 主演の二階堂ふみさんや山崎賢人さんをはじめ、フレッシュで華やかな現場だったのではないでしょうか。横浜:僕は緊張しまくっていました(笑)。素敵なキャストに囲まれてお芝居ができることに喜びを感じつつ、すごく緊張しちゃって。
― 山崎さんは同じ事務所ですが、これまでに交流は?
横浜:全然なかったんです。本当にすごく昔に、レッスン場で一緒になったくらいで。
― では今回、共演してみての印象は?
横浜:クールなイメージがあったんですけど、すごく明るくて、一緒にいて楽しい方だなって。場を明るくする雰囲気を持っている方だと思いました。山崎さんと二階堂さんが楽しそうにふざけ合っていることが多くて、僕はそれを見させていただいていました(笑)。
― 見ていたんですね(笑)。
横浜:見ているだけでした、緊張しちゃって(笑)。でもすごく和やかな現場でした。
― 演技の面でお2人から刺激を受けることも多かったのでは?
横浜:本当に2人ともナチュラルですごかったです。力が抜けていて、力んでいる自分とは違う。僕もまずはそこからだなと思いました。力を抜いて、ちゃんとその役になりきらなきゃと思いました。
次の初挑戦は壁ドン?「胸キュンさせたい」
― 今回は初めての少女漫画原作でしたが、次の“初挑戦”は何がいいでしょうか?横浜:キラキラな青春学園ドラマで、クラスで一番の人気者をやってみたいです(笑)。胸キュンさせてみたいな!“壁ドン”とかもやったことがないので、そういうものを全部コンプリートしてみたいです(笑)。
― 今作を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
横浜:原作ファンの方はもちろん、原作を知らない方にも満足していただける作品になったと思います。たくさんの方に観ていただきたいです!
【Q&A】恋愛観&プライベートに迫る!
Q.少女漫画は読む?横浜:漫画自体、あまり読まないんです。仲良しの高杉真宙が「流星にはこれがオススメだよ」と教えてくれた「日々蝶々」は読んでみました。僕は空手をやっていたんですが、「日々蝶々」の登場人物も空手一筋。1話を読んで「なるほどな」っと(笑)。少女漫画も面白いなって思いました。
Q.友達の輪に入るために「彼氏がいる」とウソをついたヒロイン・エリカ(二階堂)。共感できる?
横浜:自分は嫌だけど、そういう人もいるんだと理解はできます。嘘をつくのは許せないけど、友達の輪に入りたくて…というのはしょうがないかな、なんて思いつつ。でもやっぱり嘘はついちゃダメ(笑)。
Q.恋愛での“Sっ気”ある?ない?
横浜:あると思います。恭也ほどドSじゃないけど、なんとなく共感できるんです。引っ張るというほどではないけど、ついてきて欲しいし、主導権は自分が握りたい!わざと冷たくして、すねてる顔も見ていたいです(笑)。空手をやってきたし、父さんもすごく背中で語るような人で、そういう姿を見てきたからかな?どちらかというと甘えん坊さんが好きです(照)。
Q.友達からの恋愛相談、されたらどうする?
横浜:自分なりにアドバイスをすると思います。逆に自分からはあまり相談しないタイプですね。恋バナもしない。もし彼女ができたとしても、絶対にヒミツにしておきたいんです。照れが大きいかな。
Q.好きな人に別の好きな人がいたら…告白できる?
横浜:迷うなぁ…。状況によりますね(笑)。2人がすごくラブラブだったら絶対に言えない。完璧に無理だってわかってたら行けないです(笑)。でも自分が本当に好きで好きでしょうがなくて、2人の関係がまだ微妙な感じだったら、多分言っちゃうんだろうなぁ。
Q.女子の“胸キュン”ポイントは?
横浜:照れた顔や、すねた表情が好き。顔がすぐ赤くなっちゃう子を見ると、すごい可愛いなって。ちょっといじめたくなっちゃう(笑)。
Q.最近“胸キュン”したことは?
横浜:愛犬にキュンキュンしています。いつも帰ると玄関まで迎えに来てくれるので、「可愛いな、こいつ!」って。
Q. ブログで手料理を披露していましたね!
横浜:僕、実は卵すら割れなかったんですよ(笑)。だから料理だけは絶対に無理!って思ったけど、母に教えてもらいながら、親子丼とチャーハンを作りました。次はオムライスかなって思ったけど、また卵料理になっちゃうからどうしようかな。ちょっと難しい料理にも挑戦してみたいです。もし1人暮らしすることになっても、料理ができれば役に立つし。“流星クッキング”シリーズ、続けようと思います(笑)!
―――何度かインタビューをさせてもらっているが、いつも爽やかで正真正銘の好青年。役作りで「力んでしまった」というエピソードも、一つ一つの作品に真剣に向き合い、全力でぶつかる真面目な性格を象徴していた。そんな彼が懸命に作り上げた“健”も、真っ直ぐで愛すべき人物。作品をキラキラさせた確かな存在感を、スクリーンで堪能してほしい。(modelpress編集部)
『オオカミ少女と黒王子』
5月28日(土)より新宿ピカデリー他全国ロードショーキャスト:二階堂ふみ 山崎賢人/鈴木伸之 門脇麦 横浜流星 池田エライザ 玉城ティナ 吉沢亮/菜々緒
原作:八田鮎子作「オオカミ少女と黒王子」(集英社「別冊マーガレット」連載)
監督:廣木隆一
脚本:まなべゆきこ
音楽:世武裕子
主題歌:back number「僕の名前を」(ユニバーサル シグマ)
<ストーリー>
高校に入学したばかりの篠原エリカ(二階堂ふみ)は、恋愛経験ゼロなのに彼氏とのラブ話を語る“オオカミ少女”。彼氏がいないのでは?と友達に疑われ、街で見かけたイケメンを盗撮し、自分の彼氏として写真を友達に見せてその場をしのごうとする。ところが、その彼は同じ学校に通う佐田恭也(山崎賢人)だった事が判明。イケメン同級生・佐田に事情を打ち明け、彼氏のフリをすることを承諾してもらえるエリカ。だが実は彼、見た目は王子だが中身は超ドSの“黒王子”だった!契約彼氏の条件は、恭也への“絶対服従”!ウソから始まる恋の行方は?
横浜流星(よこはま・りゅうせい)プロフィール
1996年9月16日生まれ。神奈川県出身。174cm、O型。空手は初段、中学3年生の時に世界大会で優勝。2011年に「仮面ライダーフォーゼ」でドラマデビュー。主な出演作はドラマ「リアル鬼ごっこ THE ORIGIN」「放課後グルーヴ」「烈車戦隊トッキュウジャー」トッキュウ4号/ヒカリ役、「JKは雪女」、映画『シュウカツ』、舞台「もののふ白き虎」「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE」「闇狩人」など。主演映画「全員、片想い」が7月2日(土)に公開予定。
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