極度の「面倒くさがり」を克服する方法とは?
2013.05.28 17:30
提供:マイナビウーマン
仕事も人間関係も恋愛も、とにかく何もかもが面倒くさくて放棄してしまうこと、ありませんか? 休日に出かけるのも、掃除も洗濯もお風呂も、日常生活のあらゆることが面倒で、すべてのことにおいて何もやる気がおきない。そして、ついつい手を抜いてしまうようになり、どんどん仕事がつまらなくなる、どんどん太っていく、どんどん友だちが減っていくといった負のスパイラルに陥ってしまう。直したいと思っていてもなかなか直せない、『面倒くさがり』な性格は、どうしたら克服できるのでしょうか?
元々はすべてが面倒であったということではなかったはずです。何かをきっかけに「面倒くさい」「やっても仕方ない」というネガティブ発想になってしまっていると考えられます。そのネガティブの根源を解決することが一番の近道ではありますが、感情が深く関係した出来事であることが多く、なかなか骨の折れる作業でもあります。そのため、「面倒くさがり」の人に見られる心のネガティブ傾向を少しずつ立て直して、最後にきっかけとなった個人的な出来事に向き合うのがよいでしょう。
面倒くさがりの性格の人の多くに、自己肯定感の低下傾向が見られます。ネットが普及し、知りたくない情報が勝手に入ってくる環境になった現代では、無意識に「あの人より私は幸福」「あの人より私は不幸」と他人と自分を比較しがち。絶えず人と比較する癖がつき、そうしている内に物事をネガティブに捉えることが染みついてしまい、人生全体がストレスフルになってしまうのです。そして、「どうせ私なんて……」と自己否定感が強くなり、無気力状態に陥り、すべてを面倒くさいと感じるようになってしまいます。
このように、人との比較により幸福感が左右されるということは、他人の評価を軸に生きていると言えます。他人に依存し、自分そのものを見失ってしまっているため、自分で自分の心を前向きにする努力をする必要があります。
おそらく、こういった人たちも、すべてに対して100%「面倒くさい」と思っているわけではないと思います。99%面倒だと感じているなら、1%の関心や興味を10%の楽しみにしてみましょう。なんでも大丈夫です。お茶を飲むことや雑誌を眺めることなど、自分で自分をポジティブに仕立て、普段以上に楽しむ努力をしてみましょう。こうした日常の小さなポジティブ感情の積み重ねにより、「やるべき」ことへの意欲も出てくるのです。そして、デートでも仕事でも毎日の中で『MUST・やるべきこと』をひとつ決め、必ず全うするようにしてください。
次に、比較をしている友だちとの交友関係を見直してみましょう。比較をして感化し合える関係であれば意味がありますが、ネガティブ感情だけが生まれてしまうのであれば、意味がない存在です。ひとつの生きる教科書として、『自分とは合わないタイプ』を教えてくれたことに感謝をして少しずつ距離をおき、心から安心できる本当の友だち、仲間を作りましょう。安心できる人がいることは一緒にいるだけで気持ちがポジティブになります。上手にネガティブ感情から卒業することができるのです。
ある程度、自分の基軸ができてきたら、あとは根源となった個人的問題に目を向けていくだけです。時間とエネルギーが非常にかかりますので、気持ちにゆとりがあるときに向き合う時間を設けてみてくださいね。
「面倒くさい」が完全に基軸になる前に、自分の本来の軸を明確にもち自己肯定力を高めるようにしましょう。
「面倒くさがり」を克服するには……
他人と比較し、他人の評価を軸にする生き方をやめる
1%の興味や関心を10%の楽しみにし、自分で自分をポジティブに仕立てる
毎日の中で『MUST・やるべきこと』をひとつ決め、必ず全うする
ネガティブ感情をもたらす交友関係を見直す
心理カウンセラー 小高 千枝(おだか ちえ)
幼稚園教諭、キャリアカウンセラー等を経て、2007年1月、女性専門のカウンセリングルームを開業。男女関係の問題、依存症、人生観、うつなどのカウンセリングのほか、メンタルトレーニング、企業カウンセリングなどに携わる。2010年9月、精神科医名越康文監修、男女ともに通える『メンタルケアサロン~ピュアラル』を開業。ご相談者それぞれのペース に合わせ問題解決に導くカウンセリングは男女問わず信頼を得ており、リピーターが多い。2013年3月21日(木)、著書『人の本性を見抜くたった一つの質問』(徳間書店)が発売。
元々はすべてが面倒であったということではなかったはずです。何かをきっかけに「面倒くさい」「やっても仕方ない」というネガティブ発想になってしまっていると考えられます。そのネガティブの根源を解決することが一番の近道ではありますが、感情が深く関係した出来事であることが多く、なかなか骨の折れる作業でもあります。そのため、「面倒くさがり」の人に見られる心のネガティブ傾向を少しずつ立て直して、最後にきっかけとなった個人的な出来事に向き合うのがよいでしょう。
面倒くさがりの性格の人の多くに、自己肯定感の低下傾向が見られます。ネットが普及し、知りたくない情報が勝手に入ってくる環境になった現代では、無意識に「あの人より私は幸福」「あの人より私は不幸」と他人と自分を比較しがち。絶えず人と比較する癖がつき、そうしている内に物事をネガティブに捉えることが染みついてしまい、人生全体がストレスフルになってしまうのです。そして、「どうせ私なんて……」と自己否定感が強くなり、無気力状態に陥り、すべてを面倒くさいと感じるようになってしまいます。
このように、人との比較により幸福感が左右されるということは、他人の評価を軸に生きていると言えます。他人に依存し、自分そのものを見失ってしまっているため、自分で自分の心を前向きにする努力をする必要があります。
おそらく、こういった人たちも、すべてに対して100%「面倒くさい」と思っているわけではないと思います。99%面倒だと感じているなら、1%の関心や興味を10%の楽しみにしてみましょう。なんでも大丈夫です。お茶を飲むことや雑誌を眺めることなど、自分で自分をポジティブに仕立て、普段以上に楽しむ努力をしてみましょう。こうした日常の小さなポジティブ感情の積み重ねにより、「やるべき」ことへの意欲も出てくるのです。そして、デートでも仕事でも毎日の中で『MUST・やるべきこと』をひとつ決め、必ず全うするようにしてください。
次に、比較をしている友だちとの交友関係を見直してみましょう。比較をして感化し合える関係であれば意味がありますが、ネガティブ感情だけが生まれてしまうのであれば、意味がない存在です。ひとつの生きる教科書として、『自分とは合わないタイプ』を教えてくれたことに感謝をして少しずつ距離をおき、心から安心できる本当の友だち、仲間を作りましょう。安心できる人がいることは一緒にいるだけで気持ちがポジティブになります。上手にネガティブ感情から卒業することができるのです。
ある程度、自分の基軸ができてきたら、あとは根源となった個人的問題に目を向けていくだけです。時間とエネルギーが非常にかかりますので、気持ちにゆとりがあるときに向き合う時間を設けてみてくださいね。
「面倒くさい」が完全に基軸になる前に、自分の本来の軸を明確にもち自己肯定力を高めるようにしましょう。
「面倒くさがり」を克服するには……
他人と比較し、他人の評価を軸にする生き方をやめる
1%の興味や関心を10%の楽しみにし、自分で自分をポジティブに仕立てる
毎日の中で『MUST・やるべきこと』をひとつ決め、必ず全うする
ネガティブ感情をもたらす交友関係を見直す
心理カウンセラー 小高 千枝(おだか ちえ)
幼稚園教諭、キャリアカウンセラー等を経て、2007年1月、女性専門のカウンセリングルームを開業。男女関係の問題、依存症、人生観、うつなどのカウンセリングのほか、メンタルトレーニング、企業カウンセリングなどに携わる。2010年9月、精神科医名越康文監修、男女ともに通える『メンタルケアサロン~ピュアラル』を開業。ご相談者それぞれのペース に合わせ問題解決に導くカウンセリングは男女問わず信頼を得ており、リピーターが多い。2013年3月21日(木)、著書『人の本性を見抜くたった一つの質問』(徳間書店)が発売。
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