秋元梢「呼吸を忘れるくらい引き込まれた」「いろんな世界を見せてくれた」
2016.06.04 17:30
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モデルの秋元梢が4日、都内で行われたアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」トークイベント「I’m LESLIE KEE-we are the world.」に、写真家のレスリー・キー氏、栗原類、宮城大樹、太田光るとともに出席。レスリー氏2作目のショートフィルム『PHANTOM』に出演した秋元は、「こんなにも映像で呼吸をすることを忘れてしまうのかなというくらい映像に引き込まれていきました」と作品の魅力を伝えた。
「全体の構図も何も知らないままカメラの前に立った」という同作を鑑賞した秋元は「撮るごとにレスリー氏の感覚が突き刺さって来るというか、こっちもどう応えていけばいいんだろうという戦いのような感じがしていて、それがこの映像に表れたのかなと思いました」と映画監督としてレスリー氏の手腕に賛辞を送った。
「いつも会話が通じない」レスリー氏へ辛口評価
しかし、レスリー氏自身については「いつも会話が通じないと思っている。すべてが勢いと感覚なので」と苦笑いで明かす秋元。「初めて一緒にお仕事した時も30分で終わると言われていたのに、2時間、3時間とどんどん過ぎて行って、スタッフが青ざめていくのがわかった」と振り返る。とは言え、レスリー氏の存在は秋元の大きな糧となり、「世界がどんどん広がって、いろんな人と出会って、いろんな世界を見せてくれた」とにっこり。「現場では話すよりもカメラと自分、ビデオと自分という感じで、勝手に芽生えてくる感情やレスリーが思うことを感じ取って生まれること」を大切にしているというポリシーも語った。
そんな現場での二人のやりとりをレスリー氏は「お互いの途中の夢を重ねている」と表現。秋元も「それぞれが活躍している場で違うものを吸収して、次に会った時にまた違うものが生まれる瞬間を楽しみにしています」と追従。「そして、レスリーとだからこそあの映像が撮れたのかなと思います」としみじみと語り、レスリー氏を喜ばせた。
同作は、パリ、東京、台北、ニューヨーク、上海、言葉や国籍、文化や価値観が違う5つの都市の若者たちが、過去・現在・未来という時間の中で、それぞれどんな夢・恐怖・幻想を抱きながら生きているのかを幻想的に描いた、答えのない人生のようなストーリー。(modelpress編集部)
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