多部未華子の回答に「目から鱗が落ちた」
2016.05.03 23:09
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女優の多部未華子が3日、都内で開催された「第25回日本映画プロフェッショナル大賞」授賞式に登壇。多部は「ピース オブ ケイク」「映画『深夜食堂』」の2作品の演技が評価され、主演女優賞を受賞。大高宏雄実行委員長が、「数年前と比べて映画に対する思いに変わりはありますか?」と女優としてのスタンスの変化について質問すると、多部は熟考し、「この仕事を始めた時が15歳位なんですけど、よくも悪くも何も変わってないです」とマイペースに回答した。
多部未華子「気持ちは一つも変わってない」
大高委員長が「変わってることを期待して質問したんですけど…」と嘆くと、会場は笑いに包まれ、多部は「ごめんなさい!本当に変わってないからどうしたらいいかな?期待に添えずすいません」と謝罪。大高委員長は「そういうものなのかと目から鱗が落ちました」とコメントした。
多部は改めて「勿論キャリアを積んで、意外な方に出会ってキャラクターに出会って得られるものも吸収することもたまにくじけそうになることもたくさんありました」とこれまでを振り返り、「仕事に対する気持ちとか日々撮影現場に立ってる気持ちは一つも変わってないですよね」と天を仰ぎしみじみ。「それくらい仕事を始めた時から自分なりですけど責任感とか覚悟を持って毎日撮影現場に参加させて頂いている気持ちでいる」と改めて自身のスタンスを率直に述べた。
「ピース オブ ケイク」では「今度こそ恋愛で間違いたくない」と幸せを模索する“ダメ女”を好演。「きっと私のイメージを覆す役を頂けたのかな」と明かし、「キャラクターに良い意味でも悪い意味でも左右されず台本を読んで率直に感じたままを表現しているだけなので、期待以上のものを出せたら良いと常に思っております」と今後の女優業の飛躍も誓った。
多部未華子は“男前”
会場には「ピース オブ ケイク」の加茂義隆プロデューサーが花束プレゼンターとして登場し、田口トモロヲ監督からのメッセージを紹介。田口監督は多部の「演技に対する率直な姿勢や謙虚さ、男前な姿勢」を絶賛し、「これからも多部さん持ち前の正直さとしなやかさで女優の道を極めていって下さい」と祝福の言葉を送った。多部は「こんな立派な賞を頂いてトモロヲさんからの言葉を頂き、改めて背筋が伸びる気持ちであります」と喜びをあらわにし、「この賞を胸にこれからも色んな作品に邁進して自分らしさを忘れず、どんな作品も楽しみに変えて色んな作品に携われたらなと思っています」と意気込んだ。
「日本映画プロフェッショナル大賞」とは
日本映画プロフェッショナル大賞(通称・日プロ大賞)は、健闘しながらも諸々の理由から過小評価された作品・スタッフ・出演者らにスポットを当てようと意図された、映画ファンのためのイベント。1992年に設立され、今年の開催で25回を迎える。今回は、国内主要映画賞で既に受賞している作品以外の全作品が対象となっており、映画製作者、監督、脚本家、評論家、配給・宣伝・興行関係者たちがベストテンと個人賞を選出。既成の映画賞とは一線を画しつつ高い評価を得た作品や個人を中心に、選考委員の投票と実行委員会の独自の判断で決定した。
授賞式にはこのほか、大根仁監督、川村元気プロデューサー、染谷将太、川瀬陽太らの受賞者が登壇し、花束プレゼンターとして小松菜奈、前田敦子、石井岳龍監督、リリー・フランキー、柳英里紗、朝倉ことみ、森優作、篠原篤、祷キララらが駆けつけた。(modelpress編集部)
第25回日本映画プロフェッショナル大賞結果
【個人賞】作品賞:「バクマン。」(監督:大根仁)
監督賞:塚本晋也 「野火」
主演女優賞:多部未華子 「ピース オブ ケイク」「映画『深夜食堂』」
主演男優賞:染谷将太 「さよなら歌舞伎町」「ソレダケ/that’s it」
主演男優賞:川瀬陽太 「ローリング」「犯(や)る男」
新人監督賞:安川有果 「Dressing Up」
新進プロデューサー賞:深田誠剛、小野仁史 「恋人たち」
特別功労賞:芦澤明子(「岸辺の旅」及び、長年の映画撮影の功績に対して)
【ベストテン】
1位:「バクマン。」※作品賞
2位:「野火」※監督賞
3位:「ローリング」※主演男優賞
4位:「GONIN サーガ」
5位:「ハッピーアワー」
6位:「岸辺の旅」 ※特別功労賞
7位:「ソレダケ/thatʼs it」※主演男優賞
8位:「トイレのピエタ」
9位:「きみはいい子」
9位:「私たちのハァハァ」 ※9位同位が2作品により10位無し
【Not Sponsored 記事】
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