橋本愛に“変な要望”「自分をだましました」
2016.02.18 20:45
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女優の橋本愛が18日、都内で行われた映画「シェル・コレクター」(2月27日より全国公開)の東京プレミア舞台あいさつに、イラストレーターで俳優のリリー・フランキー、俳優の池松壮亮、坪田義史監督とともに出席。初めての沖縄と、監督のとやりとりを振り返った。
今回、初の沖縄だったという橋本は「上空に戦闘機のようなものがビュンビュン飛んでいて、1日に何度もごう音が聞こえて、すごい場所だなと思ったのと、散歩をしていて、その辺に生えている植物が全部エネルギッシュなところにビックリしました。ここは生命全部が強いんだなと実感したことを覚えています」とコメント。
撮影中は、監督からの要望で、変なことをいっぱいやらされたそうで「やっている間に我に返るとやらされている感満載なので、そこは自分をだましました」と告白。「クランクインしたときから、この島には目に見えない何かが宿っていて、味方になってくれている感覚になっていたので、島に助けられているような感覚でした」と環境に感謝した。
リリー・フランキーからのツッコミ
また、印象的だったことを聞かれ「断崖絶壁で風が強いときに、この映画で一番の長台詞のシーンを撮影して、絶対に声が撮れなくて帰ってからアフレコだろうなと思っていたんですけど、アフレコがないまま試写を見たら、すごくキレイな音で撮れていて感動しました」と語ると、リリーから「音声さんがすごいってことね(笑)。なかなか監督を褒めにいかない」と突っ込まれて会場からは笑いが。監督については「東京で衣装合わせのときにお会いしたときは、すごく暗ーい人であまり話さなかったんですけど、現場に入ったら声も体も飛び跳ねていて、同一人物かなと思うくらい人格が変わっていた」と明かし、「撮影中は少年みたいなご指示もあったんですけど、撮影が終わって宿でお会いしたときは、また暗い坪田さんに戻っていて、この人はちょっと病気なんだなって思いました(笑)。いい意味でですよ」とぶっちゃけて会場を沸かせた。
出演に「とても光栄」
同作は、ピューリッツァー賞受賞作家アンソニー・ドーアの同名小説が原作で、沖縄の孤島で厭世的生活を送る主人公の貝類学者(リリー・フランキー)が、貝毒を用いて奇病を治したことから、治療を求める人々が島に押し寄せ、人との関わりを避け続けてきた学者の静かだった生活は一変するというストーリー。島の有力者の娘で、奇病に冒された少女・嶌子役を演じた橋本は、「前衛的というか、実験的な作品で、今の時代にこういう作品が作られるのも珍しいので、そのタイミングで自分が携わることができて、とても光栄に思っております」とあいさつし、「私はこの映画を見たあとに本当に幸せな気持ちになることができたので、皆さんにとっても幸福な映画体験になるといいなと、心から願っております」とアピールした。(modelpress編集部)
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