橋本愛、宮崎あおいと親子役で初共演「奇跡に心が震えた」
2016.02.16 04:00
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女優の橋本愛と宮崎あおい(※「崎」は正式には「たつさき」)が、映画「バースデーカード」(10月公開)に出演することが発表。親子役を演じる2人は、諏訪湖を中心とした長野県各地、さらに小豆島、大阪にも移動し、約1カ月の全編オールロケーションで行われた今作が初めての共演となった。
ユースケ・サンタマリア&須賀健太も出演
今作で宮崎は、娘が10歳の時に自らの命の限界を悟り、愛する娘へバースデーカードを書き残す母・芳恵役、一方橋本は、天国にいる母から毎年届くバースデーカードに秘められた人生を輝かせるヒントやサプライズを手繰り寄せて、精一杯幸せに向かっていく等身大の女の子・主人公の紀子(17~25歳)役。さらに、家族を温かく見守る紀子の父・宗一郎にはユースケ・サンタマリア、お姉ちゃん思いの弟・正男役には須賀健太が抜てきされた。橋本愛&宮崎あおい、互いの印象は?
橋本は「王道中の王道を、オリジナル作品として成立させることに大きな意義を持って臨んだ」と同作への姿勢を振り返り、「普通の人々の普通の人生を、大変愛おしく輝かしく切り取ることができたことを嬉しく思います」と手応えもコメント。宮崎との共演シーンは実質1シーンのみだったが、宮崎の手が印象的だったと明かし「頭を撫でられたり、繋いだり、抱きしめられたりしてきたのだと、深い愛情を感じるすごく繊細な手でした。記憶の中の母と対面できた奇跡に心が震えたことを覚えています」と貴重な場面を思い返した。対して宮崎は、「出番のない日も、幼い自分が経験したことを記憶に残すために何度も現場に足を運びモニターを見ていました」と役作りに励む橋本を回顧。「私は出来上がった映画を通して娘の成長を知りましたが、悩みながらも素敵な女の子になってくれて安心しました」と母として胸をなでおろしていた。
吉田康弘監督も自信「誰に観ていただいても楽しんでもらえる」
メガホンを取るのは、井筒和幸監督の「ゲロッパ!」(03)に見習いとして参加して以降映画の世界へ飛び込み、「キトキト!」で鮮烈なデビューを飾った吉田康弘(「吉」は正式には「つちよし」)監督。1年以上の歳月をかけて脚本を執筆しているなか、自身に子供が生まれたこともあり「母親が死んでいく悲しみを描くよりも、まだ幼い子どもを残して死んでいったときに何を残せるのか、どうやったら亡くなった後も関わり続けることができるのかということを提案する気持ちで脚本を書きました」と告白しており、「キャスト、スタッフ、ロケーション、天候、本当にいろいろなことに恵まれ、誰に観ていただいても楽しんでもらえる作品になった自信があります。そして、観ていただいた後に幸せになってもらえる作品、今の幸せを噛みしめて人生を大切に生きていきたいと思ってもらえるような作品になったと思います」と語った。(modelpress編集部)橋本愛コメント
王道中の王道を、オリジナル作品として成立させることに大きな意義を持って臨んだ作品でした。昨今では珍しい全編オールロケという恵まれた環境の下、雄大で美しい自然と共に、普通の人々の普通の人生を、大変愛おしく輝かしく切り取ることができたことを嬉しく思います。止まったままの母と成長し続ける娘のとても前向きなバディムービーに仕上がったので、是非是非多くの方に観ていただきたいと思います。・宮崎あおいの印象
現場で幼少時代のシーンを何度か見学させていただいた時、宮﨑さんの表情、すなわち母の表情を焼き付けようとしていたのですが、そこには絶対的な無条件の愛を感じていました。宮崎さんとの共演シーンは実質たったの1シーンで、宮﨑さん演じる母と、私自身が初めて対面するとても重要な場面でした。
そのとき一番印象に残ったのは、宮崎さんの手です。この手で頭を撫でられたり、繋いだり、抱きしめられたりしてきたのだと、深い愛情を感じるすごく繊細な手でした。記憶の中の母と対面できた奇跡に心が震えたことを覚えています。
宮崎あおいコメント
自分がいなくなった後の子供達に、何が残せるのかを想って生きた、優しいお母さんを演じさせていただきました。人の死を扱う作品というのはとても難しいものだと思います。それでも、この作品を見てくださった方が前向きな気持ちになってくれたら嬉しいです。・橋本愛の印象
橋本さんと直接お芝居をすることはほとんどなかったのですが、出番のない日も、幼い自分が経験したことを記憶に残すために何度も現場に足を運びモニターを見ていました。私は出来上がった映画を通して娘の成長を知りましたが、悩みながらも素敵な女の子になってくれて安心しました。
吉田康弘監督コメント
執筆中に自分自身の子どもが生まれたということもあり、母親が死んでいく悲しみを描くよりも、まだ幼い子どもを残して死んでいったときに何を残せるのか、どうやったら亡くなった後も関わり続けることができるのかということを提案する気持ちで脚本を書きました。亡くなった母と遺された娘の対話の中で、娘が成長していく物語を、観ていただく方にも追体験してもらいたい。暗い話にはせず、明るい希望が持てる話にしたかった。王道でストレートな物語であるからこそ、丁寧に繊細に創ることを意識しました。この作品は、キャスト、スタッフ、ロケーション、天候、本当にいろいろなことに恵まれ、誰に観ていただいても楽しんでもらえる作品になった自信があります。そして、観ていただいた後に幸せになってもらえる作品、今の幸せを噛みしめて人生を大切に生きていきたいと思ってもらえるような作品になったと思います。
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