篠原涼子、アンフェア誕生秘話明かす「こんなキャラやりたくない」「小生意気だった」
2015.09.05 13:39
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女優の篠原涼子が、主演作「アンフェア」に抱いていた想いを告白した。
5日、都内にて映画「アンフェア the end」初日舞台あいさつが行われ、佐藤浩市、永山絢斗、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進、AKIRA、向井地美音、佐藤嗣麻子監督とともに出席。2006年1月期に連続ドラマとしてスタートし、2007年、2011年と2度映画化され、今回約4年ぶりに映画化された同シリーズ。イベントでは10年にわたってタッグを組んできた佐藤監督から、サプライズで篠原にメッセージが贈られる一幕があった。
監督の「涼子ちゃんあってのアンフェア。ずっと引っ張ってくれていたのでプレッシャーもあっただろうけど、4年ぶりにまた戻ってくるパワーが素晴らしい。現場で涼子ちゃんの気遣いに助けられてここまで来れました」との言葉に、篠原は「何?改まって」と恥ずかしそうな表情を見せながらも、目にうっすら涙を浮かべながら10年分の想いを噛み締めていた。
篠原は、バツイチ・子持ち・大酒飲みだが検挙率ナンバーワンの敏腕刑事・雪平夏見を10年演じ続けたが、「1番最初に、『ハードでバリバリなキャラクターでお願いします』って言われた時に『そんなハードなキャラやりたくない。他の人に譲ってください』なんて小生意気な私はそんなこと言ってたんです」とオファーを受けた際のエピソードを告白。「でも、心の広いみなさんのお陰で今の私がここに立っていられます」とスタッフやキャスト陣に感謝し、「これからの10年も支えて欲しい」と想いを伝えた。
10年の集大成 真犯人の正体が明らかに
日本のドラマでは異例とも言える徹底したハードボイルド&サスペンス路線で人間や社会の暗部を深く捉え、予測不可能で巧妙なストーリー展開と魅力的で演技巧者なキャストが揃い踏みしたことで、視聴者から圧倒的な支持を受けた「アンフェア」シリーズ。前作から4年。雪平(篠原)は元夫・佐藤和夫(香川照之)の死と引き換えに、国家を裏で操る秘密組織の機密データを手に入れ、再び警視庁捜査一課へと戻り、ついに反撃。雪平ならではの鋭い嗅覚と型破りな手段で、いよいよ最後の敵へと迫っていく。雪平が刑事になったきっかけともいえる、父親殺しの真犯人の正体もついに明らかになる。
舞台あいさつでは、公開を祝して豪華絢爛シャンパンタワーが登場。10年目の完結にちなみ、篠原が10年物のシャンパンを注ぎ入れた。最後に篠原は改めて、「幸せすぎます。10年間支えてくださってありがとうございます」と笑顔いっぱいに観客に呼びかけた。(modelpress編集部)
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