松坂桃李「僕らの世代が担っていかなきゃいけない」
2015.08.13 18:44
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俳優の松坂桃李が、熱い思いを明かした。
13日、都内で映画「日本のいちばん長い日」(公開中)の舞台挨拶が開催され、キャストの役所広司、本木雅弘、原田眞人監督と共に出席した。
同作は、昭和史研究の第一人者・半藤一利の傑作ノンフィクションを映画化。太平洋戦争末期の終戦の裏舞台で、日本の未来を信じ今日の平和の礎を築くため身を挺し、戦った人々の物語を描いている。
厳かなブラックスーツで登場した松坂は、観客には若い世代も多いことについて心境を問われると、「非常に嬉しく思います」と告白。「この作品をきっかけに70年前に起きたことをしっかりと見つめなおして、今を考えて伝えていこうという意識が高まった。僕らの世代が担っていかなきゃいけないというのはすごく感じていたので、もっともっと若い世代の方たちに観て欲しいと思います」と熱のこもったメッセージを送った。
戦後70年…それぞれの思いを明かす
15日に終戦記念日を控え、同イベントでは今後の平和を祈念してそれぞれの考える“平和を表す一文字”を発表。終戦に反対しクーデターを計画する若手将校・畑中を演じた松坂は、「人」を選び、「平和を壊すのも人だし作るのも人だし守るのもこれから先、平和な時代を築き上げていくのも僕ら“人”だと思ったので、人という字に祈りを込めてこの字を選びました」と思いを明かした。陸軍大臣・阿南惟幾(あなみ・これちか)を演じた役所は「“知る”っていうことが平和に繋がるかなと思ってこの字にしました」と「知」を選択。昭和天皇を演じた本木は「祈」で「“祈る”という行為から感じるものは、より慎ましく厳かな感じがしてまさに祈念祈祷という響きが日本のみならず世界に通じる言葉なのではないか」と語った。この日、登壇者は文字が書かれた提灯を持って発表したが、監督は滲んだ文字の「命」を披露し、「色んな命が重なっている」と説明した。
イベントでは集まった観客も平和を祈念したLEDライトを一人一人持ち点灯。温かい灯りで場内は幻想的な雰囲気に包まれた。(modelpress編集部)
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