杏「小躍りしちゃう」原作×主題歌コラボに喜び語る
2015.05.09 12:06
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女優の杏が、笑顔で喜びを語った。
9日、都内にて行われた長編アニメ映画『百日紅~Miss HOKUSAI~』の初日舞台挨拶に登壇。作品の内容に合わせ、艶やかな着物姿で登場した杏は「一年前くらいの早い段階にお話をいただいて快諾しました。大好きな杉浦日向子さんの作品に憧れていたアニメーション映画に関わらせていただけて光栄でした」とオファーを受けた際の喜びを語りながら、主題歌を歌う椎名林檎のファンだと公言し「大好きな杉浦日向子さんの作品に出演させていただけるだけでも嬉しかったのに、その主題歌が大好きな椎名林檎さんということで、小躍りしちゃうくらい嬉しかったです」と笑顔。「(今日を)迎えてみればあっという間で、本当に今日のこの日を待ち遠しく思っておりました。願わくば空いている席に座って私も今日見てみたいなと思うくらい、何度も見たくなる作品だと思います。今日、皆さんに見ていただけること嬉しく思います」と無事に初日を迎えられたことに感謝した。
「私たちの使命」“江戸愛”を熱弁
杏はさらに「北斎は90歳近くまで生きたんですけど、あと5年、あと10年生きられれば本物の絵描きになれたかもと言って亡くなっていったそうで、クリエイターの業を感じさせる存在だなと思うんですけど、『最果てが見たい』という曲を椎名さんが作ってくださったんですけど、本当に(最果てを)見たいのか、それとも追い続けるのが作り手の業なのか、というところがリンクしていると感じました」と感慨深げに熱弁。そして「実は私の生まれた年は、江戸時代に生まれた最後の方が亡くなった年なので、ここで江戸時代が途切れないように、今、私たちが見て、感じて、そしてどんどんと伸ばしていくことが現在の私たちの使命でもあり楽しみでもあるのかなと思います」と語り、「この作品には、今、見られない江戸の景色や心意気がたくさん詰まっております。皆さまにぜひそれを感じていただければと思います」とアピールした。
このほか舞台挨拶には松重豊、濱田岳、立川談春、清水詩音、原恵一監督が登壇した。
同作は、浮世絵師・葛飾北斎の娘で、同じ浮世絵師のお栄(杏)が、父の北斎やその仲間たちと生きた姿を、江戸の四季を通して描く浮世エンターテインメント作品。5月9日(土)よりTOHOシネマズ日本橋、テアトル新宿ほかで全国ロードショー。(modelpress編集部)
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