玉木宏、天才探偵再び 映像化不可能作品に挑む
2015.05.02 05:00
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俳優の玉木宏が再び天才探偵を演じる。
世界から注目を集める本格ミステリの巨匠・島田荘司氏が、映像化を拒み続けた、御手洗シリーズの最新作「星籠(せいろ)の海」(講談社刊)が、映画『星籠の海 探偵ミタライの事件簿』(2016年公開予定)として待望の映画化。初の映像化となった『天才探偵ミタライ~難事件ファイル「傘を折る女」~』(フジテレビ系列・3月7日放送)に引き続き、天才探偵・御手洗潔を玉木が演じる。
監督の和泉氏は「極上のミステリでありエンターテインメントである御手洗シリーズを、これから料理できるのかと思うと、今とても心が躍っています。人とは全く発想、着眼点が違う天才・御手洗潔をどう撮っていくか腕が鳴りますし、玉木さんは御手洗に対して非常に情熱やアイディアをもっているので、二人で挑みたいと思います。原作をグッと凝縮させつつ、歴史ロマンを感じる福山、そして瀬戸内海を舞台に大きなスケールで活躍する御手洗を描きます」と意気込みを語った。
また、原作者である島田氏は「あの御手洗潔が、いよいよ映画館の大スクリーンに登場、興奮しますね。長年原作ファンでいて下さった方々、そして私自身にとっても、これは悲願でしたからね。みんなで祝杯をあげたい気分です」と映画化についてコメント。玉木に対しても「理想的な御手洗さん役者・玉木さんとも出逢えたし、原作にとって最も幸福なかたちになりました」と語るなど、その喜びをあらわにした。
羽田市長は「今作は、島田先生が、100周年を記念して、初めて地元、福山市を舞台として書き下ろされた作品で、先生の人気シリーズ『御手洗 潔』で初めて映画化されるものです。撮影は鞆の浦を始め、市内各地で行われる予定であり、映画『ウルヴァリン:SAMURAI』やドラマ『流星ワゴン』などに続いて、映像を通じて福山市の魅力が全国に発信されることとなり、100周年に向けて、さらなる都市ブランド力の向上につながるものと期待しています」と力を込める。玉木は「御手洗シリーズ最新作のスケールの大きさが、福山ロケなどで表現できたら、すごく見応えのある映画になると思っています」とコメントした。(modelpress編集部)
原作者から熱望
原作は1981年にシリーズ1作目が発売されてから現在まで、累計330万部を突破した人気シリーズ。シリーズ第1作目である「占星術殺人事件」は、2014年1月にイギリスの有力紙「ガーディアン」で「世界の密室ミステリベスト10」の第2位として認められるほどの本格ミステリ作品。和製シャーロック・ホームズとも称され、レベルを越えた天才ぶりゆえに、そのキャラクターを演じることの出来る俳優など存在しない、それゆえに、映像化を拒み続けてきた原作者・島田氏が、ただ一人「彼であれば…」と、その出演を熱望したのが玉木。そしてその確信は、前述のドラマによって見事に証明され、「期待以上の御手洗で、原作者として大変うれしく思います」と大満足。原作に強いこだわりを持つ、御手洗ファンたちからも絶賛の声が上がっていた。豪華キャストで送るシリーズ集大成
今作はその2年前(今から5年前)から企画が進行。島田氏が「天才探偵・御手洗潔が国内の事件を解決する最後の作品」と宣言し、シリーズの集大成となる今作。出来上がった原作・上下巻866ページの大冊から、その面白さを損なうことなく、大胆な脚本化が行われた。初映画化に際して、石田ひかり、小倉久寛、要潤、谷村美月、吉田栄作ら実力派の豪華俳優陣が脇を固める。また、監督には数多くのテレビドラマや映画を手掛け、近年では「相棒シリーズ」で知られる和泉聖治氏。島田氏と手を組み、主人公御手洗の魅力を余すところなく伝えるべく、新たな構成を考案。読者はもちろん、はじめて御手洗に触れる観客たちにも、その圧倒的な存在感を感じさせる物語になっている。さらに映画オリジナルの女性キャラクターも登場し、御手洗と共に、シリーズ最大の難事件に挑んでいく。映画化に向けてコメント
今回の発表に際し、主演・監督・原作者それぞれからコメントが寄せられ、玉木は「難しいのは、膨大なセリフと戦わなくてはいけないことです。でも、登場人物の中でたった一人、事件を解決していくキャラクターなので、すごく心地良いです。楽しみながら演じています」と胸中を明かした。
監督の和泉氏は「極上のミステリでありエンターテインメントである御手洗シリーズを、これから料理できるのかと思うと、今とても心が躍っています。人とは全く発想、着眼点が違う天才・御手洗潔をどう撮っていくか腕が鳴りますし、玉木さんは御手洗に対して非常に情熱やアイディアをもっているので、二人で挑みたいと思います。原作をグッと凝縮させつつ、歴史ロマンを感じる福山、そして瀬戸内海を舞台に大きなスケールで活躍する御手洗を描きます」と意気込みを語った。
また、原作者である島田氏は「あの御手洗潔が、いよいよ映画館の大スクリーンに登場、興奮しますね。長年原作ファンでいて下さった方々、そして私自身にとっても、これは悲願でしたからね。みんなで祝杯をあげたい気分です」と映画化についてコメント。玉木に対しても「理想的な御手洗さん役者・玉木さんとも出逢えたし、原作にとって最も幸福なかたちになりました」と語るなど、その喜びをあらわにした。
時計仕掛けの海が難解な事件へと巻き込む
舞台は、島田氏の故郷である広島県・福山市。そして、謎解きの鍵となるのは瀬戸内海。日本で唯一太古の昔から変わることなく、6時間ごとに機械のように潮の満ち引きが繰り返される時計仕掛けの海が、天才探偵・御手洗を難解な事件へと巻き込んでいく。これまでも数々の映画やドラマの舞台になってきた瀬戸内海・鞆の浦もロケ地のひとつに。様々な歴史的大事件の舞台にもなっているミステリアスな顔を持つ海が、観客を壮絶なミステリの世界へと誘う。さらに、公開される2016年は、舞台となる福山市が市制施行100周年。今作は100周年記念事業となり、市は福山観光コンベンション協会、福山商工会議所他と委員会を設置し、全面的にバックアップする。羽田市長は「今作は、島田先生が、100周年を記念して、初めて地元、福山市を舞台として書き下ろされた作品で、先生の人気シリーズ『御手洗 潔』で初めて映画化されるものです。撮影は鞆の浦を始め、市内各地で行われる予定であり、映画『ウルヴァリン:SAMURAI』やドラマ『流星ワゴン』などに続いて、映像を通じて福山市の魅力が全国に発信されることとなり、100周年に向けて、さらなる都市ブランド力の向上につながるものと期待しています」と力を込める。玉木は「御手洗シリーズ最新作のスケールの大きさが、福山ロケなどで表現できたら、すごく見応えのある映画になると思っています」とコメントした。(modelpress編集部)
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