広末涼子「涙が止まらなかった」母親役に命懸け
2014.12.04 14:49
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女優の広末涼子が、母親役を演じることについて語った。
広末は4日、東京都内で行われた映画『はなちゃんのみそ汁』の製作発表記者会見に出席。癌を患いながら当時4歳の愛娘・はなちゃんに味噌汁作りを教え、33歳の若さでこの世を去った千恵さんを演じる広末は「脚本が素晴らしくて、泣いているのに笑ってしまう。声を出して笑いそうなくらいなのに、涙が止まらなかった。命を懸けて演じたいと思う脚本でした」と意気込みながら「脚本を読んだのが(仕事へ向かう)飛行機の中だったので、メイクさんに怒られると思って、到着した先で保冷剤を買いました。お仕事に行くまで目を冷やしたくらい、いっぱい泣いちゃいました」と大号泣を振り返った。
「勝手に抱きしめたくなっちゃいました」
またこの日初対面した千恵さんの愛娘・はなちゃんから「お母さんは広末涼子さんみたいにそんなに美人じゃないけれど、笑顔がとても似ているなって思いました」とその共通点を教えられると「勝手に抱きしめたくなっちゃいました。6年生って聞いたけれど、凄く素朴で、(はなちゃんが作る)お味噌汁と共通するホッとするような温かさを感じました」と愛でるような眼差し。千恵さんへの共感を聞かれると「食事を大事にしているところ、笑いを大事にしているところ、何より子供を大事にしているところ」と同じ母親として繋がる部分を挙げて「生きることをしっかりとしている地に足の着いた女性という部分に共感し、大好きになりました」と抜擢を喜んでいた。
13万部突破のベストセラー・エッセイを、映画『ペコロスの母に会いに行く』の脚本家・阿久根知昭が映画化。癌を患い33歳の若さで亡くなった千恵さんが、当時4歳の愛娘・はなちゃんに味噌汁作りを通して、深い愛情と生きていくための強さを伝えた実話を描く。クランクインは来年4月予定で、秋の公開を目指す。この日の会見には滝藤賢一、歌手の一青窈、原作者の安武信吾氏、阿久根知昭監督も出席した。(modelpress編集部)
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