NMB48藤江れいな「自分の選んだ道は間違っていない」台詞に込めた想い モデルプレスインタビュー
2014.06.30 11:30
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今年2月、AKB48に約7年在籍した藤江れいな(20)のNMB48完全移籍が発表された。本人はもちろん、長年彼女を支えてきたファンには激震が走り、そしてその事実をなかなか受け入れることができなかったことは容易に想像できる。今回、彼女がそれを聞き、悩み、出した答え(想い)を詰め込んだ作品が公開となる。
いつの時代も変わることのない穏やかな家族の愛情を描く、藤江の主演映画「いつかの、玄関たちと、」。10月18日の公開に先駆けて、6月30日よりFuntheaterでWEB限定で配信されているスピンオフ作品「ワールドオブザ体育館」は、藤江演じる大塚あやめの卒業式前日にスポットを当てたストーリー。モデルプレスは「ワールドオブザ体育館」の公開を直前に控えた彼女にインタビューを行った。
藤江:そうですね。映画と同じ役の大塚あやめちゃんは、なかなか自分の思っていることを素直に言えない女の子。「ワールドオブザ体育館」には本編ではなかなか出てこない、あやめちゃんの心の中の気持ちや出来事がたくさん詰まっている作品なので、両方観ていただけたらリンクする部分もあって面白いと思います。
― クライマックスで答辞を述べるシーンがとても印象的でした。
藤江:実はあのシーン、監督から全部任されたんです。あやめちゃんの気持ちを演じているという大前提はあるんですけど、ちょうど私がNMB48への移籍が発表されてすぐの撮影だったので、そのときの私の気持ちを込めました。例えばセリフの中に「親と離れてしまう」とか「自分の選んだ道は間違っていない」と伝えている部分があるんですけど、そこは私のファンの方が観たら、きっといろんなことを感じてもらえると思います。
藤江:私が父親にNMB48に移籍する意思を伝えたら、「やった!大阪旅行に行ける」って(笑)。ネガティブなことは一切言わずに、笑えるポジティブなことばかり言ってくれました。家族によっては「ずっとそばにいてほしい」って言うところもあると思うんですけど、私が行きたくないって思わないようにこう言ってくれたのは本当に嬉しかったですし、大阪で頑張ろうって本気で思えるきっかけにもなりました。
― 心温まるエピソードですね。初めての一人暮らしに不安はありますか?
藤江:憧れもあったので今はワクワクしている気持ちの方が大きいです。料理のレパートリーを増やしたいですしね。でも洗濯ができないので、「大丈夫かな?」っていう不安もあります(笑)。
― また一段と成長した藤江さんの姿を見ることができそうですね。
藤江:期待していてください!(笑)ずっとAKB48で活動してきた私にとって、急にNMB48になってその環境に溶け込むのは難しいことだなって最初は思っていたんですけど、チームMのメンバーもファンも「れいにゃーん!」って言ってくれて、公演中も温かい言葉をかけてくれる。このチームに身を置いてすごく楽しめている自分がいるんです。AKB48にいただけではできなかった成長が必ずできると思います。
藤江:演技をやらせてもらったばっかりのときは、どうしたらいいのか全くわからない状態で撮影をしていたんですけど、最近は台本をもらったら自分でどう動くかを整理してから撮影に挑めるようになりました。
― 台本はどのようにして覚えますか?
藤江:AKB48のお仕事もたくさんある中で覚えないといけないので、メイクしながらとか移動中、空き時間があれば基本的には読むようにしています。あと私は声に出さないと頭に入ってこないので、なるべくかけ合いのシーンとかは家に帰って、お母さんに一緒に読んでもらいながら覚えたりしていました。
― “アイドル”と“女優”の両立についてはどのように考えていますか?今後の目標と合わせてお聞かせください。
藤江:アイドルをやっているときは、元気な姿を見てもらいたいと思って活動しています。女優さんとしてやっているときは、作品を観て泣いてもらえるくらい素敵な演技をしたいって思っています。“泣く”っていうのはストーリーに感動して泣くとかじゃなくて、私の演技に見入って泣いてしまうというか、観た人が吸い込まれる演技。頑張ります!
― ありがとうございました。
どんな状況になっても明るく前を向ける性格なのだろう。期待と不安、そのすべてを成長の糧にする貪欲さもかいま見える。「自分の選んだ道は間違っていない」。インタビューに応じた彼女の口振りは力強く、そして大きな瞳はさらなる飛躍を見据えてキラキラと輝いていた。(モデルプレス)
10月18日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次公開
<ストーリー>新たな朝がやってくる。朝焼けに美しい山並みが見えてくる。瑞々しい田園風景。神奈川県・下村。大塚あやめ(藤江れいな)は、高校卒業を控え進学のためここを出て行くことを決めている。ほとんどの若者は再び戻ることはない。明るい父(木下ほうか)と聡明な母(山村美智)の愛情を一身に受け18年間育ってきた。家に帰れば母が明るく「おかえり」と声をかける。父との晩酌はあやめの役目。何度となく繰り返してきた日常風景。しかし残された時間もあと少しだ。だがある日、あやめが生まれた年に、恋人との子供を授かり18歳で家を飛び出した姉・すみれ(橘麦)が帰ってくる。あやめと同い年の娘・茉祐子(勝尾麻結奈)を連れて。ゆったりと穏やかな日常に静かな嵐が巻き起こる。家族の中心がすみれに移っていくのが許せないあやめは、戸惑い素直になれない。しかしすみれにも悲しい過去があった…。
キャスト:藤江れいな/橘麦/木下ほうか/山村美智/勝尾麻結奈/五十嵐康陽/森田哲矢(さらば青春の光)円城寺あや/松尾貴史/阿藤快/松原智恵子/監督・脚本:勝又悠
Funtheater にてWEB限定配信中/「ワールドオブザ体育館」公式HP http://taiikukan.itsugen.jp/
<ストーリー>美しい木々に囲まれた町。神奈川県下村。この町には小学校や中学校はあっても、高校がない。高校へ通うためには、バスに乗らなければならない。渇いたチャイムが鳴る。山奥にそびえたつ、北足柄高校。次の日に卒業式を控えた、大塚あやめ(藤江れいな)は目を覚ます。しかし、あやめの目にしたものは、変わり果てた体育館の風景だった。無造作に設置されたピアノ、規律正しく並んだベッド、スポットライトが当たったステージ、殺風景ないつもの体育館と別物の体育館。現実なのか夢なのか、見当もつかない、日常とは切り離されたその空間が、あやめを少しだけ大人にする。いつもいつもひんやりと冷たかった体育館。これは高校生活という世界の終焉。輝かしい過去に向けた惜別の言葉たちが、舞う。ショパンの「ノクターン」よりも相応しい、煌びやかな光たちに囲まれて、一人きりの卒業式が、今、始まる。
【NMB48・チームM所属】
生年月日:1994年2月1日
出身地:千葉県
血液型:B型
身長:162cm
趣味:おしゃれ・トゥイーティー・料理
2007年、AKB48第一回研究生オーディションに合格。翌年8月、正規メンバーに昇格(TeamA)。その後、2009年8月にTeamK、2012年10月にTeamBへ移籍し、2014年4月24日より「NMB48 Team M」所属となった。
藤江れいなGoogle+ https://plus.google.com/109052751022632539844/posts
自身の境遇と重ね…
― 「ワールドオブザ体育館」のWEB配信が迫ってきましたね。藤江:そうですね。映画と同じ役の大塚あやめちゃんは、なかなか自分の思っていることを素直に言えない女の子。「ワールドオブザ体育館」には本編ではなかなか出てこない、あやめちゃんの心の中の気持ちや出来事がたくさん詰まっている作品なので、両方観ていただけたらリンクする部分もあって面白いと思います。
― クライマックスで答辞を述べるシーンがとても印象的でした。
藤江:実はあのシーン、監督から全部任されたんです。あやめちゃんの気持ちを演じているという大前提はあるんですけど、ちょうど私がNMB48への移籍が発表されてすぐの撮影だったので、そのときの私の気持ちを込めました。例えばセリフの中に「親と離れてしまう」とか「自分の選んだ道は間違っていない」と伝えている部分があるんですけど、そこは私のファンの方が観たら、きっといろんなことを感じてもらえると思います。
― 映画全体を通して“家族の愛情”が描かれていましたが、今回藤江さんもNMB48の移籍に伴って、大阪で一人暮らしをすることになりました。家族とはどんな会話がありましたか?
藤江:私が父親にNMB48に移籍する意思を伝えたら、「やった!大阪旅行に行ける」って(笑)。ネガティブなことは一切言わずに、笑えるポジティブなことばかり言ってくれました。家族によっては「ずっとそばにいてほしい」って言うところもあると思うんですけど、私が行きたくないって思わないようにこう言ってくれたのは本当に嬉しかったですし、大阪で頑張ろうって本気で思えるきっかけにもなりました。
― 心温まるエピソードですね。初めての一人暮らしに不安はありますか?
藤江:憧れもあったので今はワクワクしている気持ちの方が大きいです。料理のレパートリーを増やしたいですしね。でも洗濯ができないので、「大丈夫かな?」っていう不安もあります(笑)。
― また一段と成長した藤江さんの姿を見ることができそうですね。
藤江:期待していてください!(笑)ずっとAKB48で活動してきた私にとって、急にNMB48になってその環境に溶け込むのは難しいことだなって最初は思っていたんですけど、チームMのメンバーもファンも「れいにゃーん!」って言ってくれて、公演中も温かい言葉をかけてくれる。このチームに身を置いてすごく楽しめている自分がいるんです。AKB48にいただけではできなかった成長が必ずできると思います。
女優としての成長
― 期待しています!最近、女優としてのオファーが増えていますが、“演じる”部分での成長は感じますか?藤江:演技をやらせてもらったばっかりのときは、どうしたらいいのか全くわからない状態で撮影をしていたんですけど、最近は台本をもらったら自分でどう動くかを整理してから撮影に挑めるようになりました。
― 台本はどのようにして覚えますか?
藤江:AKB48のお仕事もたくさんある中で覚えないといけないので、メイクしながらとか移動中、空き時間があれば基本的には読むようにしています。あと私は声に出さないと頭に入ってこないので、なるべくかけ合いのシーンとかは家に帰って、お母さんに一緒に読んでもらいながら覚えたりしていました。
― “アイドル”と“女優”の両立についてはどのように考えていますか?今後の目標と合わせてお聞かせください。
藤江:アイドルをやっているときは、元気な姿を見てもらいたいと思って活動しています。女優さんとしてやっているときは、作品を観て泣いてもらえるくらい素敵な演技をしたいって思っています。“泣く”っていうのはストーリーに感動して泣くとかじゃなくて、私の演技に見入って泣いてしまうというか、観た人が吸い込まれる演技。頑張ります!
― ありがとうございました。
どんな状況になっても明るく前を向ける性格なのだろう。期待と不安、そのすべてを成長の糧にする貪欲さもかいま見える。「自分の選んだ道は間違っていない」。インタビューに応じた彼女の口振りは力強く、そして大きな瞳はさらなる飛躍を見据えてキラキラと輝いていた。(モデルプレス)
■映画「いつかの、玄関たちと、」
10月18日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次公開
<ストーリー>新たな朝がやってくる。朝焼けに美しい山並みが見えてくる。瑞々しい田園風景。神奈川県・下村。大塚あやめ(藤江れいな)は、高校卒業を控え進学のためここを出て行くことを決めている。ほとんどの若者は再び戻ることはない。明るい父(木下ほうか)と聡明な母(山村美智)の愛情を一身に受け18年間育ってきた。家に帰れば母が明るく「おかえり」と声をかける。父との晩酌はあやめの役目。何度となく繰り返してきた日常風景。しかし残された時間もあと少しだ。だがある日、あやめが生まれた年に、恋人との子供を授かり18歳で家を飛び出した姉・すみれ(橘麦)が帰ってくる。あやめと同い年の娘・茉祐子(勝尾麻結奈)を連れて。ゆったりと穏やかな日常に静かな嵐が巻き起こる。家族の中心がすみれに移っていくのが許せないあやめは、戸惑い素直になれない。しかしすみれにも悲しい過去があった…。
キャスト:藤江れいな/橘麦/木下ほうか/山村美智/勝尾麻結奈/五十嵐康陽/森田哲矢(さらば青春の光)円城寺あや/松尾貴史/阿藤快/松原智恵子/監督・脚本:勝又悠
■スピンオフ作品「ワールドオブザ体育館」
Funtheater にてWEB限定配信中/「ワールドオブザ体育館」公式HP http://taiikukan.itsugen.jp/
<ストーリー>美しい木々に囲まれた町。神奈川県下村。この町には小学校や中学校はあっても、高校がない。高校へ通うためには、バスに乗らなければならない。渇いたチャイムが鳴る。山奥にそびえたつ、北足柄高校。次の日に卒業式を控えた、大塚あやめ(藤江れいな)は目を覚ます。しかし、あやめの目にしたものは、変わり果てた体育館の風景だった。無造作に設置されたピアノ、規律正しく並んだベッド、スポットライトが当たったステージ、殺風景ないつもの体育館と別物の体育館。現実なのか夢なのか、見当もつかない、日常とは切り離されたその空間が、あやめを少しだけ大人にする。いつもいつもひんやりと冷たかった体育館。これは高校生活という世界の終焉。輝かしい過去に向けた惜別の言葉たちが、舞う。ショパンの「ノクターン」よりも相応しい、煌びやかな光たちに囲まれて、一人きりの卒業式が、今、始まる。
■藤江れいな(ふじえ・れいな)プロフィール
【NMB48・チームM所属】
生年月日:1994年2月1日
出身地:千葉県
血液型:B型
身長:162cm
趣味:おしゃれ・トゥイーティー・料理
2007年、AKB48第一回研究生オーディションに合格。翌年8月、正規メンバーに昇格(TeamA)。その後、2009年8月にTeamK、2012年10月にTeamBへ移籍し、2014年4月24日より「NMB48 Team M」所属となった。
藤江れいなGoogle+ https://plus.google.com/109052751022632539844/posts
【Not Sponsored 記事】
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