映画「暗黒女子」が冒頭13分公開(C)2017「暗黒女子」製作委員会(C)秋吉理香子/双葉社

清水富美加&飯豊まりえ主演映画、本編冒頭13分間を公開

2017.03.20 00:00

清水富美加飯豊まりえがW主演を務め、清野菜名玉城ティナ小島梨里杏平祐奈らが出演する映画『暗黒女子』(4月1日公開)が20日、映画全体の12%にも及ぶ本編の冒頭13分を公開した。


冒頭13分で引き込まれる世界観

秋吉理香子氏の小説「暗黒女子」を映画化した同作。ミッション系お嬢様学校である聖母マリア女子高等学院の理事長の娘で全校生徒の憧れの的である白石いつみ(飯豊)が謎の死を遂げる。

彼女が会長を務めていた文学サークルのメンバーに疑いの目が向けられる中、会長の座を引き継いだのは親友の澄川小百合(清水)。彼女は、いつみが死んだ理由と真犯人を突き止めるために、メンバーたちに“いつみの死”について小説を書かせ、闇鍋をしながら朗読会を開催する。

最初に発表するのは二谷美礼(平)による「太陽のような人」。成績優秀な特待生として入学したものの劣等感から学校に居場所を見つけられず孤独を感じていた彼女は、ある日いつみに誘われて文学サロンに足を踏み入れる。

そこに高岡志夜(清野)、ディアナ・デチェヴァ(玉城)、小南あかね(小島)ら文学サークルのメンバーが勢ぞろい。穏やかなやりとりが繰り広げられるが、いつみとの交流を通じて志夜の裏の顔を知り、最終的に彼女がいつみを殺した犯人であると告発する。


“闇鍋”シーンのこだわり

美礼の小説の中での文学サロンは豪華絢爛で柔らかな光が差し込むファンタジー空間。それまで硬い表情だった美礼も足を踏み入れた瞬間に思わず感嘆の声を上げるが、耶雲哉治監督は「文学サロンはいつみの内面の象徴です。美礼が初めて入った瞬間に感じる感動というのは、いつみの内面に対する感動ともいえるんです」と語る。

一方で、映画のオープニングを飾るのもこの文学サロンでの闇鍋シーン。いつみ亡きあとの“現在”シーンはこの暗闇によってのみ描かれ、鍋がグツグツと煮立つ音や激しい雷、紙が擦れるといったちょっとした音まで、音が丁寧に描かれている。

耶雲監督は「闇鍋シーンはもちろん、キャラクター達による独白が続く言葉が多い映画なので、この映画自体が言葉=音という意味で音の映画だなと思っていました」とコメント。「だから付けている音楽もすごく多く、シーンごとにテーマ曲も作っています」と、音に込めたこだわりを明かした。(modelpress編集部)
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