すみだ水族館、開業後初の大規模リニューアルクラゲを真上から見下ろす新展示が誕生

2019-12-12 18:15:49 提供:女子旅プレス

東京・墨田区の「すみだ水族館」では、開業以来初となる大規模リニューアルを実施。直径7メートルのクラゲの水盤を含む、2つの新エリアが2020年4月下旬に公開される。

今回のリニューアルにあたり、現在クラゲを展示している「アクアラボ」、水槽が絵画のように並んだ「アクアギャラリー」及び、多目的スペース「すみだステージ」を全面改修し、いきものや飼育作業をより間近に観察できる2つの新エリアを開設。

クラゲを真上から観察する大型水槽

まず、約2倍の広さに拡張する新しい「クラゲエリア」には、長径7メートル、短径3メートルの水盤型水槽が新設され、ふわふわと漂う約500匹のミズクラゲを、上から直に観察できるように。水盤の一部には、水面に張り出すガラスの床のデッキが設置され、足元をクラゲが横切り、まるで水面に立っているような浮遊感を感じられる。

また、壁面には3つのドラム型水槽も新設され、クラゲの色や模様の違いなどを見比べる楽しみも。なお「すみだ水族館」では初展示の「スナイロクラゲ」を含め、本リニューアルにより、展示数は14種約700匹となる予定だ。

飼育作業を全面公開するオープンスペース

さらに「すみだステージ」エリアは、クラゲの日常的な飼育作業や育成設備を公開するオープンスペースへと刷新。

いきものの健康な暮らしを守る基盤となる調餌の作業をガラス越しに見学できるほか、オープンスペース中央の頭上には直径約10メートルの大きなリング型サイネージが設置され、食事の時間や館内のリアルタイムな情報を発信し、水族館での過ごし方や学び、体験を刺激する。

ステージ下に新設したカウンターには、大小の水槽を30以上並べ、クラゲの成長過程などを観察することも可能に。飼育スタッフがさまざまなクラゲの繁殖や研究に取り組む様子や、飼育スタッフとの会話を楽しめるエリアとなる。（女子旅プレス／modelpress編集部）