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海だけじゃない!冬の沖縄観光は“やんばる”へ【1泊2日モデルコース】

海だけじゃない!冬の沖縄観光は“やんばる”へ【1泊2日モデルコース】

沖縄本島北部のやんばる地域は、亜熱帯特有の青々とした豊かな森と美しいサンゴ礁の海がきらめく、野趣に富んだ風景が魅力のエリア。主に名護市以北の地域を指すこの地域には、代々育まれてきた歴史や文化、大自然のエネルギッシュなパワーが漲り、自然との深い結びつきと昔ながらの沖縄文化を体感できます。2017年12月9日(土)~2018年1月21日(日)まで初開催されている『やんばるアートフェスティバル 2017-2018 ヤンバルニハコブネ』の舞台でもある、やんばるの見どころスポットをご紹介。

海だけじゃない!冬の沖縄観光は“やんばる”へ【1泊2日モデルコース】/海洋博公園(C)モデルプレス
海だけじゃない!冬の沖縄観光は“やんばる”へ【1泊2日モデルコース】/海洋博公園(C)モデルプレス

【1日目】独創的な琉球建築は一見の価値あり「名護市庁舎」



名護市庁舎/正面にせり出す独特な造りのアサギテラス(C)モデルプレス
名護市庁舎/正面にせり出す独特な造りのアサギテラス(C)モデルプレス
那覇空港から車を走らせること1時間強。名護市の行政機関の中枢にあたる「名護市庁舎」はいわゆる観光スポットというわけではないものの、琉球建築の名作として一見の価値あり。

名護市庁舎(C)モデルプレス
名護市庁舎(C)モデルプレス
一般的に市庁舎がデザイン面でフォーカスされることは少ないですが、「名護市庁舎」はまるで古代遺跡を連想をさせる堂々たる佇まい。屋上から眺めると、規則正しく入り組んだ2色のコンクリートブロック屋根が一部ピンクに色づけされていたりと、設計者の遊び心も感じさせてくれます。

正面口の半屋外にせり出すようにスロープが敷かれたアサギテラスは、南国の風が吹き抜ける独創的なデザイン。これは「行政と市民との風通しが良くなるように」との思いが込められているのだそう。

名護市庁舎/1体1体、姿形の異なるシーサーたち(C)モデルプレス
名護市庁舎/1体1体、姿形の異なるシーサーたち(C)モデルプレス
また、市庁舎正面を守るように並ぶ大小56体のシーサーは、全て沖縄県内の作家が作ったもの。1体1体、サイズや表情が異なっているので、その中からお気に入りの1体を見つけ出すのもひとつの楽しみ方です。

■名護市庁舎
住所:沖縄県名護市港1丁目1番1号
代表番号:0980-53-1212

やんばる和牛&あぐー豚を堪能するなら「焼肉乃我那覇」



焼肉乃我那覇の「和牛とあぐー豚ランチ」¥2,000(C)モデルプレス
焼肉乃我那覇の「和牛とあぐー豚ランチ」¥2,000(C)モデルプレス
やんばる観光途中のランチタイムに立ち寄るなら、沖縄名物のやんばる和牛や、あぐー豚をメインに扱う人気焼肉店「焼肉乃我那覇」がおすすめ。2015年にオープンした新館は、お洒落なカフェを思わせる南国風の明るいカウンター席や、大人数グループも収容する個室を完備。

単品からコースまで幅広いメニューを展開していますが、イチ押しは、和牛とあぐー豚の焼肉が定食セットになった「和牛とあぐー豚ランチ」。牛肉と豚肉それぞれの良質な脂が炭火の上でとろけ、香ばしい匂いが食欲をそそり、ご飯がどんどん進んでしまうはず。

肉屋直営のため味の美味しさはもちろんのこと、セットで2,000円とコスパ面でも良心的な価格設定。種類豊富なサラダバーとドリンクバーもセットにできるので、男女共にきっと大満足のランチとなるはず。

また、ディナー限定で提供しているテールスープもオーダー必須の人気メニュー。牛テールをしっかり煮込んだ透明な黄金色のスープは、さらっとした口当たりながら旨味がしっかり溶け込んでいて、ほっとする美味しさです。

■焼肉乃我那覇(ヤキニクノガナハ)新館
住所:沖縄県名護市宮里7-23-21
電話番号:0980-43-6583
営業時間:11:00~15:00、17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:無休

南国ならではの景観美&夕日も美しい「海洋博公園」



海洋博公園(C)モデルプレス
海洋博公園(C)モデルプレス
沖縄の観光スポットといえば、鉄板スポットの「沖縄美ら海水族館」ばかりにスポットライトが当たりがち。ですが、カラフルな熱帯の魚達が舞泳ぐ海中世界に癒やされた後は、少しお散歩がてら敷地内の「海洋博公園」の景観美を楽しむことも忘れずに。

海洋博公園(C)モデルプレス
海洋博公園(C)モデルプレス
中央ゲートから海へとつながる、下り階段の向こうに広がる青い海と空、ちょうど正面に見える美しい伊江島、そして潮風に揺れるヤシの木、フォトジェニックな要素がふんだんにつまった風景を、旅の記念に写真におさめていきましょう。

また、こちらは夕日観賞スポットとしても人気で、海に面した「夕陽の広場」からは波の音をBGMに聞きながら、遮るもののない美しい夕日が望めます。

■海洋博公園
住所:沖縄県国頭郡本部町字石川424番地
電話番号:0980-48-2741

沖縄を代表する鉄板ドライブロード「古宇利大橋」



古宇利大橋からの景色(C)モデルプレス
古宇利大橋からの景色(C)モデルプレス
名護市の屋我地島から古宇利島までを結ぶ全長1,960mの「古宇利大橋」は、橋の両側が海に挟まれていることから、まるで海の上を走っているかのような爽快感を味わえるため、ドライブの名所として取り上げられることの多いスポット。

橋を渡りきった先の古宇利島には、オーシャンビューの眺望を楽しめるカフェや、恋愛のパワースポットとして名高いハートロックといった見どころがたくさん。古宇利ビーチの砂浜からは「古宇利大橋」の全体像を一望できます。

■古宇利大橋

【2日目】交流を通して集落の日常を体感する「与那集落」



国道58号線の新与那トンネルを抜けた右手の先に広がる「与那集落」。幾重にも伸びる細い筋道は亜熱帯の植物で覆われ、所々に建ち並ぶ赤瓦の家で約200名ほどが暮らしています。

この与那集落に2015年5月、公民館を改装し、宿泊設備を備えてオープンしたのが「よんな~館」。こちらは、集落に残る自然と深く結びついた田舎の暮らしぶりを体感できる“やんばるの田舎体験施設”を謳っており、まるで実家に帰ってきたかのようなアットホームな空間で、地域食材を活かした沖縄料理を味わうこともできます。(事前予約制)

元気いっぱいの名物おばちゃんたちが、愛情込めて手作りした猪の焼肉や、野草の天ぷら、人参しりしりなどの沖縄料理は、どれも美味しいものばかり。ちなみに“よんな~”とは沖縄の方言で“ゆっくり”という意味。訪れる全ての人へゆっくりしていってほしいというメッセージが込められています。

地元の方の笑顔、緩やかに流れる空気、素材の味を活かした沖縄料理、集落で受け継がれてきたあらゆるものから優しいパワーを貰えるはず。

■よんな~館
住所:沖縄県国頭郡国頭村与那68番地
電話番号:0980-41-2287(与那共同店)

ガーリーな雑貨屋、お洒落カフェが集まる「港川外人住宅街」



浦添・外国人住宅(C)モデルプレス
浦添・外国人住宅(C)モデルプレス
浦添エリア一のお洒落スポットと名高い「港川外人住宅街」は、かつて米軍関係者が住んでいた1階建ての外人住宅を改装したカフェや雑貨屋が立ち並ぶ、食事と買物が一度に楽しめる見どころ満載のエリア。

幾重にも分かれた小径ごとにそれぞれ「アリゾナ」「ミシガン」「ヴァージニア」といったアメリカの州名が付けられていて、まるでここがひとつの小さな街のよう。

個性的な照明器具や輸入雑貨が揃うINDUSTRIAL WORKS(C)モデルプレス
個性的な照明器具や輸入雑貨が揃うINDUSTRIAL WORKS(C)モデルプレス
地元でも人気のフルーツタルト専門店の「オハコルテ」をはじめ、ユニークな照明器具やインテリア雑貨を取り揃える「INDUSTRIAL WORKS」、石窯焼きピッツァが名物の本格イタリアン「セコンドカーサ」など、個性的なお店がすべて徒歩圏内にぎゅっとコンパクトに固まっているのが嬉しいですね。

■港川外人住宅街
住所:沖縄県浦添市港川2丁目33−1

沖縄土産の“やちむん”を探すならここ!「やちむんの里」



沖縄旅行の記念にひとつはゲットして帰りたいのがやちむん。やちむん専門窯元や、琉球ガラス工房が軒を連ねる読谷村の「やちむんの里」では、各施設で焼き上げた作品を店先で展示販売しています。

“やちむん”とは、沖縄の陶器や琉球ガラスといった焼き物を指す言葉で、職人たちの手作業により生み出されるため、ひとつひとつ形が微妙に異なる味わい深く、愛好家も多い伝統工芸品です。作り手によって作風や色彩もそれぞれ異なるので、各工房を巡ってお気に入りの一品を見つけ出してみて。

■やちむんの里
住所:沖縄県中頭郡読谷村座喜味2653

冬のやんばるで初の試み、アートフェスが初開催



ありのままの沖縄の原風景が広がるやんばる(C)モデルプレス
ありのままの沖縄の原風景が広がるやんばる(C)モデルプレス
豊かな自然が息づき、希少な動物たちが暮らすやんばるでは、脈々と受け継がれてきた琉球固有の伝統工芸品や、祭祀芸能、そんな沖縄が世界に誇る素晴らしい琉球固有の芸術が脈々と受け継がれてきました。

そんな“島の宝”を未来へ運ぶことを目的とした地域芸術祭『やんばるアートフェスティバル 2017-2018 ヤンバルニハコブネ』が、2017年12月9日(土)~2018年1月21日(日)(一部の会場を除く)まで、やんばる地域各所にて初開催されています。

大宜味村立旧塩屋小学校(C)モデルプレス
大宜味村立旧塩屋小学校(C)モデルプレス
大宜味村立旧塩屋小学校(C)モデルプレス
大宜味村立旧塩屋小学校(C)モデルプレス
作品は「エキシビション部門」「クラフト部門」の2部門。メイン会場となる「大宜味村立旧塩屋小学校」は、塩屋湾ぎりぎりの陸地に建てられた廃校のため、体育館の窓の向こうに海が広がる珍しい光景を見ることも。今回のイベントのために一般公開されるので、建物自体も展示作品と並ぶ見どころのひとつ。

現代アートが一同に会する「エキシビション部門」では、椿昇(美術家)、紫舟(書家)、高木正勝(映像・音楽作家)らを筆頭に、デザインやイラストなども含めた、多彩なクリエイティブが各所に展示されます。また、アーティストとして地域芸術祭が初参加となるキングコングの西野亮廣は、絵本『えんとつ町のプペル』の主人公であるゴミ人間を淀川テクニックと制作予定。

一方「クラフト部門」では、様々なファッションブランドのブランディングやクリエイティブ・ディレクターとして活躍する熊谷隆志氏をディレクターに迎え、沖縄在住の作者をメインに伝統工芸を展示販売。

城間びんがた工房(C)モデルプレス
城間びんがた工房(C)モデルプレス
城間びんがた工房(C)モデルプレス
城間びんがた工房(C)モデルプレス
城間びんがた工房(C)モデルプレス
城間びんがた工房(C)モデルプレス
熊谷氏が厳選した、芭蕉布織物工房、城間びんがた工房、若手から実力派までの陶芸・工芸が出品され、気に入った展示品はその場で買い付けることも可能という、芸術祭としてはなかなか珍しい取り組みも行われます。

やんばるの原始的な風景の中で、何代にも渡り受け継がれてきた伝統の織物や陶芸などの芸術、それらを創る作家たちの想いに触れ、展示会場を巡りながら、海と空だけではないやんばるの地域性を体感する旅をしてみませんか。(女子旅プレス/modelpress編集部)

やんばるアートフェスティバル 2017-2018 ヤンバルニハコブネ概要



期間:2017年12月9日(土)~2018年1月21日(日)開催※一部の会場を除く
問い合わせ:098-861-5141(やんばるアートフェスティバル実行委員会)
料金:入場無料
【開催場所】
沖縄本島 北部地域
大宜味村 大宜味村立旧塩屋小学校、大宜味村立芭蕉布会館
国頭村 オクマ プライベートビーチ & リゾート
本部町 海洋博公園
名護市 なごアグリパーク、美ら島自然学校、名護市民会館前 アグー像
<連携施設(インフォメーション等)>
国頭村 やんばる野生生物保護センター ウフギー自然館
東村 サンライズひがし
名護市 許田 道の駅
那覇市 うみちゅらら
※各会場の開場時間は、公式HPを参照

<開催期間延長対象となる開催会場および開催日>
大宜味村立旧塩屋小学校(大宜味村)
:~1月8日(月・祝)・13日(土)・14日(日)・20日(土)・21日(日)

オクマ プライベートビーチ & リゾート(国頭村)
:~1月21日(日)まで毎日

名護市民会館前 アグー像(名護市)
:~1月21日(日)まで毎日

オキナワ マリオットリゾート&スパ(名護市)
:~1月21日(日)まで毎日

【出品作家】
<エキシビション部門>
英天、我喜屋位瑳務、カゼモニワ多田弘 × 濱元朝和、キュンチョメ、京造ネブタ 池永組、久高将和、KENICHIRO KUBA、小早川渉、齋悠記、紫舟、ジャン松元、高木正勝、ダニエル・ロペス、田村ハーコ、垂見おじぃ健吾、Chocomoo、椿昇、照屋勇賢、仲程長治、西野亮廣、BAKIBAKI、普久原恒勇、藤代冥砂、pokke104、宮沢和史、山内悠、淀川テクニック

<クラフト部門>
茜陶房、あさと木漆工房、奥原硝子製造所、おと木工、加治工紅型、兼城畳産業、ガラス工房清天、工房 ori to ami、工房コキュ、工房島変木、シーサー大海、SHIZUCAL WAX、城間びんがた工房、菅原謙、田村窯、壺屋焼窯元 育陶園、陶藝玉城、芭蕉布織物工房、HIGA、ポール・ロリマー、LEQUIO

※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。

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