モテ男逃亡!! バルスを超える“滅びの呪文”を唱えた男と、女子会を大奥化した女【ラブ トランジット3考察】

モテ男逃亡!! バルスを超える“滅びの呪文”を唱えた男と、女子会を大奥化した女【ラブ トランジット3考察】

2025.10.29 17:00

※このコラムは「ラブ トランジット3」エピソード1〜6のネタバレを含みます。

■女子会を大奥化し、男も馬刺しも逃さない女・ミク

鈴木愛梨似モデル・ミクの自己肯定感の高さと強さは見習うべきものがあります。女子会では「誰が気になってるかは言わないけど、分かるじゃん?」と前置きした上で、自分がいかに経営者・ヒロにアプローチを受けているかを語り、ヒロを気に入っている他の女たちを全て蹴散らします。あの女子会はまるで令和の大奥。殿の寵愛を受けるがために、他を引きずり下ろさねばならないのです。この発言を女子会の初手にぶち込める胆力。完全に強者。

そもそも、Xである格闘家・イッセイのために相手の家に入って、彼氏の親に色々言われながら3年も耐えられた時点でめちゃくちゃ強いし、いい女なんですよ。

急遽ヒロとディナーデートが決まった際には、「夜ご飯放棄します!」とデートをアピールしながら、「ここでも食べます。馬刺し残してて!」と、みんなが“おうち居酒屋を楽しむ会”はいいとこ取りして、完全には放棄しないスタイル。男も馬刺しも、欲しいものは全部手に入れるこの力強さ。見習っていきたい。

■とにかくしばきあげる! 鬼嫁の素質がありそうなミク

ミクは、ヒロの浮気の過去を知っても「その時そうだったとしても、私の時にそうとは限らない」という強い自信に満ち溢れていました。

実際、浮気する奴はまた自然体では1000%するんですが、これくらい強い女はさらなる剛力で男を締め上げて、絶対に浮気させない状況を作り上げるんですよね。俗にいう鬼嫁です。令和で幸せになる女の形は、これなのでしょう。

天真爛漫で常に明るく笑顔、自分の主張はしっかりとする彼女は、男性陣にもとても魅力的に見えるのでしょう。実は不動産業・ゆうやもミクのことが気になっていた様子。イッセイ、ヒロ(仮)、ゆうやと、ヒロのバチェラーだけでなく、ミクのバチェロレッテもいつの間にか開催されていたようです。

■本当は一番答えが分かりやすいのに拗らせてしまったユウマ

俳優・ユウマのゴールはどこにあるのでしょう。Xである俳優・しおりに無視され続け、復縁に向けてどうしたらいいか分からないと、メンタル崩壊状態。しかし実際には、早々にめげてしまって、大した対話の時間も設けていないような見え方をしています。さらには誰かに相談することもなく、ベランダで黄昏れるのみ。せっかくのホカンスがどんどんと過ぎていきます。

とはいえ、しおりは誘えば応じてくれるので、「あの時しおりを追いかけて、連絡もするべきだった。あなたが一番大切な人だったのに対応を間違っていた。ごめんなさい」と、自分を下に置いて被害者スタンスのしおりの溜飲を下げれば決着するであろう話なのに、ユウマは自分の対応がいかに正しかったのか、自分の行動原理ばかり説明して、さらにはしおりの過去の対応まで否定するので、怒りを買っているのです。しおりは感情をあれだけ見せているので、逆に一番答えが分かりやすいのに……。たぶん、しおりもユウマも何よりも先に「自分を理解してほしい」が来ちゃってるんですよね。

■バルスを超える滅びの呪文を唱えたユウマ

そんなユウマの状況に変化の兆しが! ホカンス前から準備したという、しおりとの思い出のデートの品々を取り出しながら、楽しかった思い出の話題を引き出し、しおりの心を解いていくのです。

しおりも今までで一番嬉しそうで、これが復縁の足がかりになるかと思いきや、またも事態は一変。「一旦ピリオド打っちゃったら良くない? そしたら今までと同じ。そっちの方が動きやすいんじゃない?」と、バルスもびっくりの滅びの言葉が唱えられます。しおりの顔から表情筋の一切が消え、ラピュタ城のごとく2人の関係全てが崩壊。なぜ感情上げてから下げた? まじでユウマのゴールはどこなんだ?

別れてから4年経ってますし、本当は新しい恋に舵切りしたかったが、しおりとの清算はしとかないとさすがにやばい。でも想像以上に清算できず、次に行けないまま毎日が過ぎてしまったことへの焦りなのか?

実はユウマが選んだキューブが新しい恋の白だったら、めちゃくちゃ面白いのですが。それにしても、問題解決時のユウマとしおりの相性が悪すぎる。もし復縁しても、その後が少し心配です。

とりあえずユウマはラスト間違ってもSNSマーケティング・みゆうのところに行かないでくれ。しおりを誘って、傷を抉っただけのサイコ野郎になってしまうので……。そこだけ間違わなければ、もうあとは何でもいいです。大きな期待はしません。

■ヒロはなぜみゆうとの約束をバックれた?

「あれ? これバチェラーでしたっけ?」と困惑するほど、女子たちからモテまくり、一人勝ち状態だったヒロ。「気持ちはミクに向いている」と、ミクと順調に新しい恋を始めている、かのように見えました。しかし、実はヒロはXである、みゆうとの復縁希望だったことが発覚。あんなに気軽に女子たちに言葉を紡いでいたのに、実際は本命であるみゆうには何一つ言えていなかったのです。

みゆうと話す約束をバックれるのはまだしも、その理由がミクとの食事というのも、みゆうの気持ちを思うと最悪でした。

ヒロが帰宅すると、凹んだみゆうを不動産業・ゆうやが支えていた状況を理解し、ヒロは焦った表情になっていました。それに気づいていながらなお、ヒロからみゆうに声をかけなかったことに、みゆうと向き合うことをヒロがどれだけ恐れているかが現れていたように見えます。あれだけ空気が読めて、行動を起こせる男ですから。

みゆうと向き合えば、自分の本当の気持ちを伝えなくてはなりません。でも勝ち筋が見えない今の状況でそれを下手に伝えてしまえば、全てが本当に終わってしまうことが、ヒロは怖くて逃亡したのかもしれません。

■序盤にはっきりと気持ちを折られていたヒロ

「俺のこの行動は全部意味がある」という言葉を皮切りに、ヒロがみゆうに伝えたのは、みゆうに復縁の気持ちはないことを悟った中で、自分が行っても重荷になる。だから、新しい恋に切り替えたというもの。

「ウルセェな? それを決めるのはみゆうなんだから好きならガンガンこいや!」という視聴者の気持ちもありつつ、確かにホカンス早々にヒロはみゆうを誘って話していました。

その時に「戻れない。どんなにヒロが良かったとしても。裏切られた過去……」とみゆうからはっきり告げられたことから、みゆうに行くことは彼女を苦しめてしまうと悟ったのでしょう。恨むべきはみゆうを裏切ってしまった過去の自分。一度失った信頼は二度と同じようには戻らないのです。

しかし、「どんなにヒロが良くても戻れない」というみゆうの言葉は、彼女が自分自身へ言い聞かせていたようにも思います。心の底にヒロを好きな気持ちはあるけれど、「また苦しい思いをさせられるからダメだ」と、理性で抑えているように見えるのです。

■頭に置かせたミク・頭には置かせないみゆう

この対話で、「俺の動きははっきりしたわ。だからそれを頭の片隅に置いといてとかは言いたくない」と、新しい恋への舵切りはやめ、方向性が決まった様子。

一方でミクを落とす際には「俺の気持ちがミクに向き始めてるっていうことを頭に入れといてもらって」と、頭に入れさせる戦法を使っていましたが、本当に好きなみゆうにはその負担も負わせないのですね。

予告での「1%でも可能性があるなら、復縁を望みます」という言葉はおそらくヒロのもの。こうなると一気に方向転換され、ハシゴを外されたミクの今後の動きも気になります。簡単には引き下がるようなタマではないので、引かれたことで燃え上がるのか、アプローチされたゆうやにあっさりと鞍替えするのか、はたまたXである格闘家・イッセイとの復縁か、誰も選ばないのか。

■ホカンス1年あったらひろきキングダム建国できた

一途にXであるミクを思い続けるイッセイは、せっかく会社員・ひなこにいいアドバイスを受けたのに「家族とは仲良くして欲しい。絶対にしてとも言わん。でもして欲しいと思ってる」と、何度も同じ言葉を繰り返すばかり。ミクの努力だけでは難しい状況まで追い込まれて別れてしまったので、もうミクにできることはないのです。

「じゃあ次にイッセイは何ができるのか」をアピールすべき場面なのに、ミクへの要望ばかりになってしまっているのが悔やまれます。本来この状況になった時、イッセイが独り立ちして家族とは距離を置くなどするのが一般的なベスト行動なんでしょうけど、家業が家業ゆえにそれができないのがまたこの問題の難しいところ。

イッセイのまっすぐな気持ちが伝わるがゆえに、最後どうにかやるべきことに気づいてアプローチを変えて欲しい。

アパレル会社員・ひろきの「みんなに優しい。気が利く。周りをよく見てる。この三拍子がそろってない奴(男)こそモテる」も真理すぎて泣けました。安定をくれる男の方が幸せなのに、不安定の方が感情を揺さぶられるし振り回されてしまう悲しき女の性よ。ひろきは時間を重ねてその良さがどんどん出てくるタイプなので、ホカンスが1年くらいに延長されたらひろきキングダムを建国できてました。たぶん。

次回はもうラスト2話。相関図が乱れまくっててラストがどうなってしまうのか、ドキドキが止まりません! また次回。

(やまとなでし子)

『ラブ トランジット』シーズン3概要

タイトル:『ラブ トランジット』シーズン3

配信開始日:2025年10月16日(木) 20時より独占配信中

話数:全8話

10月16日(木)20時 第1話-第3話

10月23日(木)20時 第4話-第6話

10月30日(木)20時 第7話-第8話

詳細ページ:https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0FTD5F5HZ

製作:Amazon

コピーライト: ©2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

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