AOKI 大学サークルとZ世代向け「パジャマスーツ」を開発

2025.04.17 18:00

提供：繊研plus

AOKIは、産学協同プログラムの一環として、青山学院大学を拠点とする学生ファッションサークル「アオヤマファッションアソシエーション」（AFA）との協業企画から誕生した「パジャマスーツ」2種類の販売を開始する。同商品は、AOKIの限定店舗と公式オンラインショップで購入できる。

今回の取り組みはAFAに所属する大学生とタッグを組み、「Z世代にスーツの新たな魅力を伝える」をコンセプトにデザイン企画を実施した。Z世代は、デジタルネイティブとも呼ばれ、自分にとっての価値を重視した消費行動や自己表現への高い興味関心から「自分らしさ」を表現できるかを大切にする傾向が高いと言われている。同企画では、AOKIのビジネスカジュアルの代表商品であるパジャマスーツを、Z世代の抱くスーツへのイメージで多く声が上がった「堅苦しい」「個性を出しにくい」「ビジネスのイメージが強い」といったイメージを転換するため、〝Z世代によるZ世代のためのファッションアイテム〟としてAFAの人たちにさまざまなアイデアを出してもらった。その中から2タイプを商品化した。

一つ目は、〝カバンいらずのスタイリッシュスーツ〟をテーマに、小さいバッグが流行していることを受け、ジャケットの内側にメッシュポケットを内蔵、パンツにはコインポケットを付けるなど収納力を付加した。また、ジャケットの袖にはブラインドホックを付けロールアップできる仕様にして、動きやすくよりカジュアルに日常使いできるデザインにした。

二つ目は、〝シンプルスーツを自分色へ〟をテーマに、「自分らしさ」を表現することを大切にするZ世代ならではの工夫として、ジャケットのフラワーホール・袖のハトメ穴・パンツのDカンなどの細部のデザインにもこだわり、キーホルダーやブローチ、リボンなどでカスタムが可能。

また、同社ではリサイクル製品に厳格な基準を設けた「AOKIエコフレンドリー」商品も販売しており、今回の企画でもリサイクルナイロン素材を提案することで、地球環境への配慮も実現した。

ジャケットが税込み2万1890円など。