
「ドジャース2-4カブス」(13日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)は今季初の5打数無安打に終わった。2点を追う九回2死。一ゴロに倒れ、最後の打者になった大谷は表情に悔しさをにじませながら、一塁ベースを踏んだ。逆転を信じた地元ファンの声援に応えることができず、チームは敗れた。
ホワイトハウスを表敬訪問した7日に4号2ランを含む3安打の固め打ち。ところが、その後は長打がなく、直近5試合は打率・190(21打数4安打)と精彩を欠く。
東京開幕シリーズの再戦となったカブス3連戦は12打数で単打1本。しかし、ロバーツ監督は打球速度約173キロを記録した七回の痛烈な右直を引き合いに「状態はいい。ボール球を追いかけていない。何も心配していない」と言い切った。
連覇を目指すチームは開幕8連勝の後、3カード連続負け越し。「こういう時期は誰もが経験している。話し合いよりも行動。必要なのは実行することだ」。大谷と1、2番コンビを組むベッツの言葉が、チーム全員の気持ちを代弁していた。