
元DeNAヘッドコーチの高木豊氏が14日、自身のYouTubeチャンネルを更新。丸の長期離脱や新外国人・キャベッジの負傷で外野手が手薄となっている巨人のトレードで獲得すべき選手を挙げた。
丸が右太もも裏の筋損傷で長期離脱中。開幕から好調だったキャベッジも12日の広島戦(マツダ)で左手親指と右肩を痛めて、検査のため帰京した。
巨人は14日、育成の高卒4年目・笹原外野手と支配下契約を結びテコ入れを図ったが、高木氏はトレードで補強する可能性を指摘した。
12日の広島戦では左腕・床田に完封を許すと、13日も同じ左腕の森に6回を1点と抑え込まれた。「ここに来て左ピッチャーにやられるケースが多い。右の外野手が欲しいのかな」と予測。「トレードするだったら、ロッテの外野手、日本ハムの外野手、これは、いい選手はいる」とトレード相手として2球団を挙げた。
中でも万波、五十幡、矢沢、水谷、野村、吉田らがひしめく日本ハムの外野陣の中で、獲得すべき筆頭に挙げたのが、今川だった。「今川いいね。守備はそんなに悪くない。打つ方でちょっとプレッシャーかかってるだけで。右が欲しいなら、今川が適任だよ。今川っていうのはおもしろいかもわからない」と話した。
プロ5年目の右打者は開幕1軍スタートながらも、6試合で13打数2安打、打率・154と結果を出せないまま9日に2軍降格している。
高木氏は「日本ハムじゃ出れないかも分からないけども、使ってみたい選手だもんね。パンチ力もあるし、ひとたびポーンと1本出れば乗っていけそうな感じの選手だし。チームの雰囲気を変えてくれる」と、その人柄を含めて高評価した。
ただ「新庄監督が言っていたのは『あの子の持っている独特な雰囲気がある。これはファンの気持ちをつかんでいる』」と新庄監督の今川への期待度の高さを説明。それでも「そこで埋もれていくんだったら、チャンスがあるんだったら、可能性は見いだしてほしい」と話した。