
「ドジャース0-16カブス」(12日、ロサンゼルス)
ドジャースは今季初の完封負けを喫し、5回1失点と粘りの投球を見せた佐々木朗希投手が初黒星。大谷翔平投手は「1番・DH」で先発出場し、今季初の途中交代となるなど3打数1安打1盗塁だった。救援陣が大炎上しワーストの16失点で大敗し、最後は野手のロハスが2イニングを投げた。
先発した佐々木は二回、先頭のブッシュにフォーシームを捉えられて左中間スタンドにたたき込まれた。マウンドでぼうぜんの表情を浮かべた右腕。メジャー移籍後、打者47人目で浴びた一発に本拠地は大きなタメ息に包まれた。
それでも最少失点で切り抜けると、続く三回には1死満塁のピンチを招きながらパヘズのホームランキャッチなどもあり無失点。四回もT・ヘルナンデスの好守に助けられ、五回は1死一、二塁のピンチを招いたが、後続を打ちとってメジャー最長イニング、最多の投球数81球で試合を作った。
だが2番手でマウンドに上がったカスパリウスが大誤算。六回にターナーのタイムリーで1点を失うと、七回にはケリーに被弾。ここから四球を挟んで4連打&3連続タイムリーなどで一挙5失点。八回にもガルシアが炎上すると、ロバーツ監督は野手のロハスを登板させる事態となった。
大谷は初回の第1打席でバットを折られながらも右前打を放ち、直後に今季4個目の二盗を決めた。第3打席では右翼ポール際へ痛烈な特大ファウルを放つも、わずかにファウル。本拠地が騒然となった。八回の打席ではDH解除で登板していた野手のロハスが打席に入り、今季初の途中交代となった。
チームは今季初の完封負け。さらに初の2桁失点で大敗を喫した。登板した野手のロハスは山本やカーショー、佐々木のモノマネをしながら2イニングを終了させた。