
「楽天2-4オリックス」(12日、楽天モバイルパーク)
5連敗で最下位に転落したチームだが、大きな光が最終回にともった。楽天ドラフト1位・宗山塁内野手(明大)が、チームとして45イニングぶりの適時打となる三塁打を放つ。「これからにつながるいい試合だった」。5試合ぶりのマルチ安打と復調気配を見せ、一矢報いた。
4点を追う九回だ。1死二塁で打席へ入ると、「気負いすぎても結果は出ない。できることをやる」と外角の変化球を捉えた。いい角度で上がった打球はプロ入り初の三塁打となり、完封負けを阻止する一打となった。
宗山自身も直近4試合は快音響かず、安打自体も5試合ぶり。試合後には「欲をいえば、もっと早い展開の時に1点とっておけば流れが変わっていた」と相手先発を打ち崩せなかったことに次なる課題を見た。まずは全員で連敗ストップへ、今こそ強い“キ”持ちを結集する。