
センダイガールズ初となる東京でのビッグマッチ「THE TOP of JOSHI WRESTLING」(19日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で、レスリングの金メダリストたちが盛り上げに一役買った。
第1試合に出場したMARIA(マーベラス)には、東京五輪女子50キロ級金メダルの須崎優衣が花束を手渡した。2人は安部学院高の同期で、MARIAがマネジャーとして須崎を3年間支えたという。金メダリストからの激励もあって、ドロップキックの打ち合いを制して愛海にピンフォール勝ち。「(須崎と)この会場にも来たことがあるが、夢をかなえてプロレスラーになれてうれしい」と感慨深げだった。
また第3試合終了後には、ロサンゼルス五輪男子フリー57キロ級金メダルで、日本レスリング協会の富山英明会長がリングに上がってあいさつ。「迫力があってビックリしている。私の後輩の教え子の橋本千紘がメインに出るので応援に来た。東京ドームでカブスとドジャースが戦っていますが、その熱狂に負けないくらいの応戦をお願いします」などと語った。
第4試合では元世界選手権女王の吉村祥子氏が、6人タッグ戦に出場した井上京子と永島千佳世に、メインの王座戦では挑戦者の橋本千紘に、パリ五輪レスリング女子76キロ級金メダルの鏡優翔が花束を贈呈した。2人は中継のゲスト解説を行った。
団体トップの里村明衣子が、エース橋本の師匠である吉村氏に技術力向上のサポートを依頼して吉村氏も快諾。昨年12月には同会場で開催されたレスリングの全日本選手権を視察した経緯がある。レスリングからのバックアップもあって、大会は満員の観衆を集めて大成功に終わった。
第4試合に出場したレジェンドのアジャコングは試合後、「アマレス界からたくさん人が来てくれた。アマレスも盛り上がってほしいけど、プロレスもこれだけすごいですよと、わかっていただいて、全国のアマレス女子がどんどんプロレス界に入ってくれればいいなと思う」と、話していた。