幕下付け出し五島が無傷3連勝「自分へのご褒美」で食べるものとは

 靏林(左)と立ち合う五島(撮影・西田忠信)

 「大相撲春場所・5日目」(13日、エディオンアリーナ大阪)

 拓大出身で、昨年12月の全日本選手権で個人3位に入り、幕下最下位格付け出しデビューの五島(藤島)が、靏林(木瀬)を押し出し、初日から3連勝とした。

 いなして相手の体勢を崩し、危なげなく押し出した。五島は「相手得意の形にさせず、自分の相撲ができている」と納得の表情を見せた。

 樟南高から幕下最下位格付け出し資格を得てデビューした福崎と同期。この日は初めてともに取組があり、一緒に高槻市からバス、電車を乗り継いで来た。「緊張がほぐれて心強い同期です」と笑顔を見せた。

 部屋に戻る際は最寄り駅近くでたこ焼きを購入するのが定着。「頑張った自分へのご褒美です」と話し、たこ焼きをほお張りながら関取の取組をテレビで見るという。勝ち越し王手となり「勝ち越せたら一段落。リラックスしていけるのかな」と話していた。

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