《めてみみ》「ルイ・ヴィトン」導入が意味するもの
2024.11.12 06:24
提供:繊研plus
伊勢丹新宿本店は11月、本館4階に「ルイ・ヴィトン」のウィメンズコレクションをオープンした。同フロアのラグジュアリーゾーンは2月に「グッチ」、8月に「プラダ」「ヴァレンティノ」などを導入。ルイ・ヴィトンは3月に開設したメンズ館2階に続くもの。
世界の「最新・最先端」を揃え年間売り上げが単店で3000億円を超える巨大店舗だが、世界基準のラグジュアリーブランドであるルイ・ヴィトンの常設店がなかった。その理由は、ブランド間の垣根を無くして比較購買できる統一環境を貫く伊勢丹新宿本店と、ブランドの世界を重視するルイ・ヴィトンとの考え方の隔たりが大きかったためだ。
伊勢丹は高感度上質戦略、個客とつながるCRM(顧客情報管理)戦略を推進しており、「お客様の要望が最も多かったのがルイ・ヴィトンだった」という顧客のニーズと品揃えのズレを修正する改装の一環となる。ただ、品揃えは雑貨中心の路面店と異なり、洋服の構成比を約5割に高めた。
両者の溝を埋めたのは、国内市場での空前の活況ぶりだ。富裕層だけでなく若年層にも広がり、円安の追い風で訪日外国人需要が急拡大した。ラグジュアリーブランドは選択と集中で地方店の縮小・撤退が相次ぐ一方、大幅増収が続く都心店に経営資源を集中する。それだけに伊勢丹新宿本店の今回の導入は象徴的だった。
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