エコストアが自動の洗剤詰め替え設備を開発 25年から本格導入へ
2024.11.07 18:00
提供:繊研plus
ホーム&ボディーケアブランド「エコストア」を運営するエコストアジャパンは、自動で洗剤の詰め替えができる設備を開発した。11月19日から直営店のアトレ恵比寿店に設備を導入し、25年以降さらに広げる。3年後をめどに100店舗への導入を目指す。
ニュージーランド発のエコストアは自然由来の原料を使用した洗剤やボディーケア用品のブランド。プラスチック削減などにも取り組んでいる。日本では16年に洗剤の量り売りサービスを開始し、「リフィルステーション」は現在60カ所以上ある。現状は人の手を使って行っているため、人の確保や設置場所の制限などの課題があった。日本でさらに量り売りを定着させるため、スマートシール(ノルウェー)とエコストアジャパン、エコストア本国の3社で自動システムの開発に取り組んだ。
自動洗剤充填(じゅうてん)機システム「エコフィル」は、専用のパック(税込み165円)を購入し、機械にセットして製品や量を選択すると自動的に補充できる。パックは繰り返し使える。キャップにはICタグを付け、どの製品を何度詰め替えたかを把握し、プラスチック削減量などを計測できる。
通常のボトル商品は500ミリリットルで880円、1リットルで1540円だが、リフィルはそれぞれ660円と1320円となる。
25年2月に「コスメキッチン」グランツリー武蔵小杉店、「ビープル」流山おおたかの森SC店に導入、夏頃から導入店舗を拡大する予定だ。将来的には無人販売機の設置なども検討している。
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