皮革卸のロビココ、事務所開設し営業開始 国内産地との対話を重視
2024.07.26 11:00
提供:繊研plus
今年4月に創業した皮革卸のロビココ(森田正明社長)は東京事務所を開設し、営業活動を始めた。国内のタンナーや染色加工メーカーと協業しながら、付加価値の高い皮革の企画と供給をメインにする。輸出も視野に入れる。
森田社長は大手皮革卸に20年以上勤めて独立した。直近まで企画部門に所属し、長くディレクターを担うなかで「日本人の作り手の技術、感性を生かした物作りを本格的にやっていきたいと考えていた」。従来の皮革の生産背景に限らず、日本の様々な産地と連携し、「生産に携わる人との対話を通じて、日本ならではのクリエイティブな革や素材を作っていく」考えだ。
一例を挙げると、姫路産地の強みであり、世界的に評価の高い水染めの牛革を、岡山のデニム工場でビンテージ加工やダメージ加工をしたレザーがある(1デシ=10平方センチ=125~130円)。原皮も国産を使っており、柔らかな色みでソフトな風合いでありながら、ハード感のある表情が新鮮だ。サステイナビリティーの観点では、京都の茶メーカーの協力を得て、抹茶の製造時に排出される残渣(ざんさ)をタンニンとしてなめし工程に活用した抹茶レザー(80~105円)を提案する。他にも、様々な食品加工業種との協業に取り組んでいる。
ベーシックな無地の革では、カラーバリエーションの受注システムをタンナー企業とともに構築した。教材にも使われる199色のカラーチップを見本として、指定した色にセミアリニンで染めた革を1枚から(一部の革は15枚から)発注できる(1デシ48~85円)。革の色見本がなくても、企画担当者やデザイナーと色を共有でき、サンプル制作や規模の小さいブランドの物作りがしやすい環境を整えている。
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