登山用品の売れ筋は「軽・小・汎」 日常使いもできるデザインが人気
2024.07.22 14:00
提供:繊研plus
アウトドア用品の需要がキャンプから登山にシフトしている。売れ筋に共通するのは、軽く、汎用性が高いもの。ザックなら小ぶりが良い。ビギナーの流入が増えるなか、ライトに山を楽しみ、登山以外のシーンにも使えるものが人気だ。
これまで登山靴というと、革製でアッパーに金具が使われ、がっしりとしたフォルムで重いものが主流だったが、近年は軽く、高機能なものが求められている。大手専門店のアルペンは、仏「サロモン」のローカット「エックスアドベンチャーゴアテックス」(税込み1万7600円)が売れ筋。ソフトなアッパーだが、グリップ力に優れ、防水性にもたけている。
アウトドア用品を輸入販売するエイアンドエフで、近年人気が上昇しているのは米「マタドール」のバックパック。シンプルなデザインのため、「緩く登山を楽しみ、下山後にふもとのレストランにそのまま持って行ける」(横田篤彦販売促進部課長)。展示会では、小ぶりの16リットルタイプ(1万4300円)が注目された。
アウトドアブランド「アンドワンダー」(TSIグループ)は25年春夏、フロント部分にファスナーを斜めに配した人気の「エコパックバックパック」で、18リットルの小さめサイズ(3万7400円)を加える。「デイパック風に使えるもので、展示会では好評だった」(PRの坂川慶太さん)という。
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