ジーユーがロールプレイング大会 販売員1万6000人から選抜の8人が参加
ジーユーは販売員教育の一環として、優れた接客技術を持つ販売員によるロールプレイング大会「スター・セールス・スタッフ・グランプリ」(SSSG)を7月18日に実施した。全国の1万6000人から選ばれた8人が参加した。上位入賞者は今後、全店のサービスレベルを引き上げるための活動にも加わる。
今後の企業の成長と認知向上には、買いやすい売り場環境と店頭サービスの充実が重要との考えから、接客レベル向上に取り組んでいる。SSSGはその一環で、今回で2回目。国内440店の参加者から、全国8ブロックの代表を選んだ。
参加者は、女性客にトレンドを踏まえたコーディネート提案を、男性客にアプリなどを活用したOtoO(ネットと実店舗の相互送客)の説明を持ち時間4分で披露した。
ファーストリテイリンググループ執行役員の大笘直樹ジーユーグローバルCOO(最高執行責任者)ら審査員と全国から集まった200人の店長や販売員が審査した。ヨドバシ博多店の西尾圭子さんが1位に選ばれた。
SSSGはアルバイト社員も参加できる大会として、今後も半期に1回開催する。定期開催することで販売員のモチベーションを引き上げ、店頭での接客レベルとサービス力向上につなげる。同様の取り組みは海外でも行う。
手頃なトレンドファッションをセルフ方式で売るジーユーだが、商品を探している客には声を掛けたり、試着で似合う商品を提案するなど、臨機応変に適切な接客のできる販売員を増やし、実店舗で買い物する客の満足度を上げる考えだ。
1位に選ばれた西尾さん「必要な時に適切なサービスを」
たくさんブランドがある中で自店を選んでくれたことへの感謝を伝えることがまず大事。快適で自由に買い物できるのはジーユーの強みだが、過度な接客でなく、来店時のあいさつや必要な時にお声がけするなど、お客様が望むタイミングで適切な良いサービスを受けられるように心掛けることで買い物体験は楽しいものになる。
今回1位を頂いたが、特別なことはやっていない。これからも店頭に立って行動で示し続けることが責務と思っている。販売員全員がお客様を軸にサービスや良い接客の在り方を考えることが顧客満足につながるし、それがリアルの存在意義だと思う。
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