パル、自社EC向けロボット倉庫稼働 「パルクローゼット」28年度500億円達成の基盤に
パルは、直営オンラインショッピングサイト「パルクローゼット」のための物流施設「パルクローゼット・ロボティクス・ソリューション・センター」(PRSC)の稼働を始めた。23年度に200億円近い売り上げ規模となった自社ECの今後の成長基盤となる施設だ。
PRSCは、EC向け物流センター(「DPL平塚」3階)内の2300平方メートルのスペースに、エグゾテックニホンの提供する倉庫ロボティクスソリューション「スカイポッド」を導入し、従来の3倍の在庫保管が可能になった。作業効率も大幅に改善し、「スペースと人員の削減で運用コストを3分の1に下げられる」(堀田覚パル取締役専務執行役員)という。
パルクローゼットは、16年に自社運営に切り替え、当初の売り上げは10億円だったが、この間20倍近くに拡大した。パルは、28年度にEC全体の売り上げを23年度の2倍の1000億円とする目標を掲げており、「パルクローゼットはその半分にあたる、今の2.5倍」の拡大が必要だ。「人件費高騰の下での必要な人員の確保は現実的でなく、効率を上げるほかない」と判断し、1年半前から準備を進めてきた。
300億円規模を想定して計画したが、現在のシステムで在庫保管棚と作業ステーション、ロボットを増やせば28年度目標の500億円に対応できる拡張性があるという。堀田氏は「これで成長への不安が一つ取り除けた。今後は客へのサービス充実も進めていく」と話す。
PRSCは、天井が高い倉庫に合わせた5メートルの保管棚を用い、2万5000の保管コンテナで商品を保管する。50台のロボットが注文1件1件に応じて自動走行、保管棚の間を上下動しコンテナを作業員がいる五つのピッキングステーションに運ぶ。アッカ・インターナショナルが提供する倉庫管理システム「ONE」(ワン)とECデータ一元管理連携システム「ALIS」(アリス)が在庫を最適化する。
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