京都高島屋SC「T8」の注目ショップ 多様な店を集積、百貨店を補完

2023.10.17 06:27
提供:繊研plus

高島屋京都店と新設の専門店ゾーン「T8(ティーエイト)」を一体化した京都高島屋SCが10月17日にオープンする。「ニンテンドーキョウト」「京都蔦屋書店」「まんだらけ京都店」の〝カルチャー〟関連の大型店を上層階に配するなど百貨店にはない機能や業態を集積したT8。地下1階~地上7階で、「出〝あう〟場所、出〝あい〟に行く場所」をテーマに、51店とポップアップ区画で構成する。カルチャー以外にも京都初や新業態を多数導入した。

服×雑貨

トゥモローランドの「スーパーAマーケット」(2階)は、青山、新宿店に次ぐ3店目。関西では直接商品を見る機会が少ない「マリーナ・イー」「セシリー・バンセン」「ガブリエラコールガーメンツ」などや、オープン時には期間限定店として「ボーディ」といった今のスーパーAマーケットを象徴するブランドを中心に揃える。他にもビンテージボタンなどニッチな商品も扱う。店舗面積は約254平方メートル。

白いタイルやクリア什器で、青山店と新宿店の要素を取り入れた「スーパーAマーケット」

マザーズインダストリー(大阪市)の「ミディウミ」(3階)は、河原町に初出店する。顧客に加え、インバウンド(訪日外国人)などの旅行客も狙う。服以外に食器などの雑貨も揃えた。内装は他店舗と同様に白を基調としながらも、床や壁面に木を使って和を取り入れた。約99平方メートル。

河原町に初出店の「ミディウミ」

京都ならでは

アルコインターナショナル(大阪市)が日本総代理店となっている米アウトドアブランド「コトパクシ」(3階)は、直営常設2号店。同ブランドはBコーポレーション認定で、リサイクル素材を活用、収益の1%を貧困軽減のために寄付するなどサステイナブル(持続可能)な点が特徴。京都らしい風景をプリントしたバッグなど限定商品も置く。

米アウトドアブランド「コトパクシ」

タカシマヤトランスコスモスICジャパンのショールーミングストア「ミーツストア」(2階)は、高島屋新宿店に次ぐ2店目。新宿店の1.5倍の約120平方メートルで、試飲・試食やワークショップのできるスペースや京都の食や工芸品を紹介するコーナーを設けた。

ショールーミングストア「ミーツストア」

香り物を充実

マッシュスタイルラボのミュシャ財団初の公認ブランド「MUCHA」(ミュシャ)はルミネ有楽町店に次ぐ2店目。ルミネ有楽町店の約1.5倍の広さで、フロア中央に位置しているため360度どこからでも商品を見ることができる。商品構成は香水などの香り物が7割、ポストカードやポーチ、トートバッグなどの雑貨が3割となる。

1階のフロア中央にある「ミュシャ」

ラセンス(京都市)のインポート雑貨を中心に揃えるコンセプトストア「ペルマナン」(2階)は、商業施設に初出店する。取り扱う商品やブランドは数カ月ごとに変え、オープン時は「コレテルノ」のキャンドル、香水や、バッグブランド「デューレン」と協業した牛革のブレッドバッグなどを揃える。

天井から壁にかけて店名ロゴが広がる「ペルマナン」

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