伊集院光、ドジャースの逆転優勝は“見たことないプレー”の連続で大興奮 「俺だったら絶対…拾っちゃう」

3日深夜放送のラジオ『伊集院光　深夜の馬鹿力』（TBSラジオ）に、タレントの伊集院光がメインパーソナリティとして出演。ロサンゼルス・ドジャースが優勝決めたMLBのワールドシリーズ第7戦について熱く語る一幕があった。

ギリギリの攻防戦

岩手県を旅しながら、道の駅のテレビで地元の人々と一緒になって試合観戦をしていたという伊集院。

「ドジャースはめちゃめちゃお金かけて補強するから強くて当たり前みたいなところあるんだけど、でも相手のブルージェイズも強くて、もうちょっと大雑把なチームだと思ってたら、緻密な野球もできる」と切り出す。

「お互いちょっとずつミスは出るものの、めちゃめちゃいい試合で、もうダメかなって思ったところでノーマークの選手がホームラン打って同点に追いついて、最後はもう連投、昨日たっぷり投げてるのに山本（由伸）っていう元オリックスのピッチャーが出てくる」と、当日の緊迫した試合内容を振り返った。

見たことがないプレー

伊集院は「正直もう疲れで球走ってないし、元々コントロールがすごいピッチャーなのに、それでもデッドボールぶつけたりしてるんだけど、本当に首の皮1枚で、満塁から内野ゴロでギリギリアウトにして、そこに『いやいや今のはセーフだ』って例のリクエストが入って、しばらく考えて『やっぱりアウトだ』みたいなプレイがあったり」と、紙一重の勝負を説明。

「完璧に打たれて外野に飛んでったんだけど、2人の選手が一生懸命追っかけて、お互いジャンプして空中でぶつかって、片方は取ってるけど片方は起き上がらなくて。起き上がらないほうは大怪我でもしたのかなと思ったら、自分が追ってるのに夢中になってて、『自分のグローブのなかにボールが無いってことは、終わった』みたいな。そんなのがずっとで、見たことないプレーが続いてた」と、大の野球ファンで、長年草野球チームの監督を務める伊集院にとっても、珍しいプレーが続いたと語った。

大事な局面の判断力

続けて伊集院は「俺すげえなと思ったのが、1個前の試合かな。ランナー1塁で、このランナーが帰ったらおしまいみたいなピンチのところで、外野にすごい勢いのボールが飛んで行って、外野の頭を超えてちょうどフェンスの付け根みたいなところにガーンと当たるの。そこに当たったまま、ぶっ刺さっちゃって止まるわけ」と、前の試合で見たという驚きのプレーについて話す。

「すごいなと思うのは、これが完全に止まったって判断されると、どんなにすごい当たりでも2塁打っていうルールがあるんですけど、俺シーズン中に『止まった止まった！』って抗議してるのに、『いやいや止まってないから』って審判に言われてランニングホームランになっちゃってるのも見てるわけ」と、ホームランか2塁打か、際どい判断が求められるシーンだったと説明した。

自分には真似できない？

伊集院は「そんなのワールドシリーズで起こったら絶対ヤバい。触っちゃったらもう抗議できないっていうルールのところで、その外野手が急ブレーキかけて、触るのやめて『止まってるよね？』って審判に言うの。でもそのときにはランナーは3塁どころかホームまで行っちゃってるんだけど、『これ止まってるよね？』『止まってる、はい2塁打！』ってなったときとか、俺だったら絶対そんなの、どんどんランナーが進んじゃうのが怖くて拾っちゃうって」と、大事な試合での選手の強心臓ぶりに驚く。

「なんかそういう紙一重のプレイがずっとあって、ドジャース勝ちまして、山本投手がMVPを取るっていうすごい展開...」と、まだ試合の熱が残った様子で語っていた。

執筆者プロフィール

びやじま。フリーライター／エディター。月100時間、30番組を聴く深夜ラジオのヘビーリスナーで、2016年からSirabeeに参画。現在はラジオを中心にした芸能エンタメを中心に月40本程度を執筆中。