

ダイソーで発見した謎のテープ、マニアックすぎる用途に「こんな物まで!?」と驚きの声
DAISO店頭にて発見された謎のテープ商品が話題に。一部界隈から「本当に嬉しい」と、称賛の声が上がっている。
日常生活で使用するテープと言えば、真っ先に思い浮かぶのはセロハンテープやガムテープ。
しかし以前X上では、DAISO(ダイソー)店頭で発見された謎のテープ商品に対し、「本当に嬉しい」と称賛の声が相次いでいたのをご存知だろうか。
DAISOで発見したテープ、何かがおかしい...
今回注目したいのは、模型に関する動画を多数投稿しているYouTubeチャンネル「R-CRAFT」の、タナカ虫さんが投稿したポスト。
「DAISOで二度見した」と意味深なフレーズが綴られた投稿には、セロハンテープやガムテープと比較すると、やや小ぶりなテープ商品の写真が添えられている。

そしてパッケージには『スジボリ用ガイドテープ』と、謎の商品名が表示されていたのだった。
「こんなマニアックな物まで...」
「一体何に使うのだろう...?」と首を傾げた読者も多いことと思うが、当該のポストは投稿から数日で2,000件以上ものリポストを記録するほど大きな話題に。
Xユーザーからは「こんなマニアックな物まで...!」「本当にありがたい」「DAISOさんの『これは需要がある!』と嗅ぎ分けるセンス、『こうやって使うよ』ってイラストを添えてユーザーを掘り起こしていく力がすげえなぁ」など、称賛の声が相次いでいる。
そこで今回は、謎の商品「スジボリ用ガイドテープ」の詳細をめぐり、DAISOを運営する大創産業に詳しい話を聞いてみることに。すると、多くのユーザーから高い評価を受ける、同社の優れた「嗅覚」が明らかになったのだ。
この「ガイドテープ」が存在しないと悲惨なことに...
https://twitter.com/tanakamusi/status/1928394612642623852
「スジボリ」の詳細について、プラモデルに精通したポスト投稿主・タナカ虫さんは「プラモデルのパーツのディティールアップのために、モールドと呼ばれるパーツの表面に彫り込み線や溝、くぼみや突起、それを連結してできた段差のパターン等を追加したり、強調したりする工作を指します」と説明。
一般的なスジボリの手順としては、シャープペン等で自分の入れたいディティールを下書きし、その下書きに沿ってガイドテープを貼り、ガイドテープに沿ってけがき針(金属表面に線を引く工具)であたりをつける。
そしてタガネ(金属を削ったり、切断する工具)で彫り進め、表面や彫った溝にヤスリをかけて整えていく。この際、彫る作業の「ガイド」として使用されるのが「ガイドテープ」なのだ。
その重要性について、タナカ虫さんは「これが無いとフリーハンドに近い状態で罫書く(加工に必要な印をつける)ことになるため、線に歪みやガタつきが出る可能性が高くなるかと思います」と、説明している。

つまり、プラモデルのクオリティを格段にアップさせるスジボリにおいて、当該のガイドテープは必須アイテムなのだ。
「普通のセロテープを使えば良いのでは...?」と疑問に感じた人もいるかもしれないが、ガイドテープはセロテープと比べて硬度が高く、厚みがある。
また、優れた粘着性を有しているため貼り付け後にズレる恐れもなく、それでいてテープを剥がす際にパーツに接着剤が残らない性質をしているのだ。
そんな商品がDAISOで販売しているという事実に、タナカ虫さんは「率直に驚きました。100円ショップの商品ラインナップに模型工具が少しずつ増えてきている感覚はあったのですが、ここまでマニアックなものまで...! という感じでした!」と、大いに感動している。
ぜひ、「初めてのスジボリ」にチャレンジする人も、手に取ってみてほしい。
別の「マニアック商品」売れ行きが好評で...
モデラーから大きな反響のあった商品『スジボリ用ガイドテープ』は、今年5月に発売されたばかりと判明。
商品化の経緯について、大創産業の担当者は「以前、『精密ケガキ針』を販売開始したところ好調であったため、需要があることを知り、その商品に携わる商品として提案いたしました」と振り返る。
商品の特徴・強みについては「テープの特性を活かして模型の直線、曲面、角にもよく馴染み、ガイド無しでは難しかったパネルラインも簡単に工作できます」と、説明してくれた。
このように、マニアックな商品が売れると、それに連動して「さらなるマニアックな商品」が開発されるケースもあり得るということ。DAISO店頭で気になる商品を発見した際は、忘れずに購入しておこう。
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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