

TikTok、インフルエンサーへ拡散依頼で「ステマ疑惑」を釈明 「社名隠し担当者は偽名」との報道も
TikTok運営会社の日本法人が、ツイッターでフォロワー10万人以上のインフルエンサーに報酬を支払い、指定するTikTok動画の拡散を依頼していたことが判明。同社は事実を認めて公式サイトに謝罪文を掲載した一方、ステルスマーケティング(ステマ)疑惑については「商品やサービスの宣伝ではない」として否定しました。
「広告表記は不要」との認識だったと説明
公式サイトに掲載されたお詫びの文書で、同社は「この度は、TikTokコンテンツを、Twitterインフルエンサーに対価を支払って投稿依頼していた件に関し、多くの皆様に不信を招いたことにつき深くお詫び申し上げます」と謝罪。「2019年7月から2021年12月末まで、のべ20名のTwitterインフルエンサーに対価を支払って投稿依頼していた」と事実を認めました。一部報道では、報酬は年間500万円を超えるケースもあったとされています。
拡散されたツイートは報酬が支払われていたのに「#PR」のような広告表記がなく、一部メディアやネット上では「ステマではないか」と批判が起きていました。
同社はそれについて「#PRなどの広告表記が必要とされる商品やサービスの宣伝をするものではなく、TikTok内のコンテンツをより多くの皆様に知っていただくための活動であったことから、『広告』表記は不要との認識にて実施されていたものです」と釈明。
その一方で「本施策は法令に抵触しないとはいえ、結果として皆様に誤認させる可能性があり、不信感を持たせてしまうこととなりました」とし、真摯に反省したうえで再発防止と信頼回復に努めるとしています。
依頼時に社名を隠し…担当者は偽名使用か
また、同社は「弊社担当者と当該Twitterインフルエンサーとのやり取りの中で、身分開示等において誤解を招きかねない対応があったことが判明しました」とも記述。
これに関しては、今回の疑惑の第一報を伝えた読売新聞オンラインが続報記事で「インフルエンサーに依頼する際に社名を隠し、担当者は偽名を使っていた」と報道しています。
同記事によると、インフルエンサーへの依頼に関与していたのはTikTokを運営する中国企業「バイトダンス」の日本法人の複数の担当者。依頼の際に社名や本名を明かさず、相手から所属先を聞かれると「バイトダンスからサポート業務を委託された代理店」と説明することもあったと伝えられています。
さらに、同紙の取材に対して同社広報責任者は「担当者が社名を依頼先に明かすと不審に思われることを懸念し、自分の名前も『ネットにさらされると嫌だ』と思ってやったようだ」と返答しています。
ツイッターにおける「ステマ疑惑」をめぐっては、昨年9月にアニメ『鬼滅の刃』の「無限列車編」ならびに「遊郭編」がABEMAで配信決定となったことについて、複数の人気YouTuberらが一斉に「楽しみ」などとツイートしたことも波紋を呼びました。
今回は「大手動画サービスの運営会社が拡散依頼していた」という驚きの事実が明らかになったことで、利用者の不信を呼ぶとともに、さらなる物議を醸しそうです。

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