ブライアンが“親ガチャ”語る 「親ガチャはある」が「貧乏=外れ」ではない
9月16日、「ブライアン」(登録者数280万人)が「自分の体にタトゥーを彫っただけで親不孝? 何を持って親ガチャは当たりなの?【ブラ田斗司夫】」を公開。
特技のモノマネを織り交ぜつつ、最近ネットで流行する「親ガチャ」に対する持論を述べました。
ブライアンが「親ガチャ」を語る
ブライアンとは、6秒動画サービス『Vine』をきっかけに一躍有名になったインフルエンサーです。
YouTubeではおもしろネタ・モノマネ・ラップ動画を中心に投稿しており、若者の間で人気を博しています。
そんなブライアンは今回、“オタキング”として知られる評論家の「岡田斗司夫」(登録者数58万人)のモノマネをして、最近話題となっている「親ガチャ」という言葉について語りました。
“親ガチャ”は、「子どもは自分で親を選ぶことができず、どういう境遇に生まれるかは運任せ」であることを抽選形式でカプセルトイなどを購入するガチャにたとえた言葉。
数年前からネットスラングとして使われていましたが、このところSNSへの投稿が相次ぐなど若者の間で浸透しています。(東洋経済ONLINE)
「親ガチャ」については「ひろゆき」(登録者数126万人)や「茂木健一郎」(同6.5万人)などの著名人も持論を述べており、日本テレビ系『スッキリ』(16日放送)やフジテレビ系『ワイドナショー』(19日放送)でもピックアップされました。
親ガチャはある。が、「貧乏」が親ガチャの“外れ”ではない
ブライアンは「親ガチャなんてない。結局努力次第で人は変われるんだ」という意見があることを紹介し、
けどもね、残念ながら努力も遺伝子で決まってしまうということがですね、もうすでにわかっているんですね
と、「親ガチャ」の存在を肯定しました。
その上で、「親ガチャ」の“当たり”“外れ”について持論を述べています。
「学校で一番貧乏な母子家庭で生まれた」というブライアン。
「不潔だったし髪の毛も切ってなかったし」「親ガチャで言ったら周りの誰が見てももう大外れ」という状態で、学校に行かない時期もあったと過去を振り返ります。
しかしブライアンは、貧乏であることが「親ガチャ」の“外れ”ではない、と考えているようです。
母親が仕事で家に居ない時間がとても長かったというブライアンですが、そのため「あれダメ、これダメ、あんたはなんでダメなのとかそういうことを一切言われずに生きてきた」と話します。
そのせいか、「成績は一番最下位なのに」「謎に自信だけ満々な子どもが生まれてしまった」と、現在のブライアンの性格が形成された理由を分析。
そういう子どもになってしまったのでですね、なんとSNSの方で割と話題にさせていただくことがあったんですけどですね
と、大人から「ダメ」と注意されない環境があったからこそ、現在の自分がいると説明しました。
「親ガチャ」の“外れ”は「子どもの可能性をなくす親」
ブライアンは、「親ガチャ」の“外れ”とは、「それはダメ、これもダメダメダメ」と注意し続け、子どもの可能性をなくしてしまう親だと主張しました。
それをダメって言われた段階で、これをやっちゃダメなんだ、これもダメなんだ、じゃああれもダメに決まってる、これもやっちゃダメなんだろなぁということで、本当は自分が興味を持つはずのものにさえ照準が合わなくなっているんだよ。
なので、好奇心旺盛な子どもに育って欲しいという家庭であったら、あれダメこれダメと言って子どものやりたいことを縛るということを絶対にやっちゃいけなんだよ。で一般家庭ってそれやりがちなんだよね。
ブライアンは、陸上競技の1500m走において、1954年まで人間は4分台を切ることができないと言われていたものの、ある選手が4分を切るタイムを出した瞬間、その翌月から4分を切る選手が続出したという例を挙げ、「思い込み」が人間に与える影響の大きさを説明します。
親ガチャの失敗というのはですね、ダメだダメだと言われて、だからお前はダメなんだという、親に勝手にステータスを決められてですね、親の限界に逆らわずにですね、親の言われたことを本気で信じてしまった人たち、これが親ガチャの失敗なんだよね。
次ページ:ブライアンが思う「親ガチャ」の“当たり”は?
「何をやっても褒めてもらえる環境」が大事
一方でブライアンが思う「親ガチャ」の“当たり”は、「何をやっても褒めてもらえる環境」だといいます。
ブライアンは、子どもがする落書きを例に挙げます。
落書きは「子どもの創作意欲」「自分の頭で考えたものを壁に投影する非常に親として誇らしい状況」としながら、
親が壁に落書きをした子どもに対して、それを本気で褒めた親とそれを本気で怒った親と。
その子どもがどういう風に育つか、っていうのがわかると思うんだよね。(中略)
子どもが自分の頭で考えてですね、それを壁に投影したという非常に素晴らしい成長をですね、作品として保存せずにですね、説教だけして子どもの今後のですね、やりたいことを塞いでしまうということをするとですね、これが子どもがダメになってしまう
と説明しました。
ブライアンは、褒めることで人間に生じる「ピグマリオン効果」を紹介します。
ピグマリオン効果とは他者からの期待を受けることで学習や作業などの成果を出すことができる効果のこと。(カオナビ)
褒められたら人は伸びるというですね。
なので本気で「自分はすごい奴だ」と思い込んでる奴がすごい奴になっていくというのは(中略)本人がそれを信じている限りはそれが本当になっていくんだよ。
と、子どもを褒めることの重要性を述べました。
「いろんな所に好奇心を持つ状態を作ってあげる」
ブライアンは最後に、
子どもを褒めて褒めて、いろんな所に好奇心を持つ状態を作ってあげるというのが親としてやることで、それが、親ガチャがハズレじゃないという風に、子どもに言ってもらえるような唯一の手なんじゃないかと思うんですね
と結論づけました。
ちなみにブライアンは、一般的に裕福な家庭が「親ガチャ」の“当たり”、貧乏な家庭が“外れ”と言われがちなのは、裕福な家庭は貧乏な家庭と比べて「金銭的・精神的な余裕」が大きいため、「いろんな所に好奇心を持つ状態」を作りやすいからではないかという仮説も述べています。
コメント欄では
モノマネで緩和されてるけど話してる内容が豆史上で1番まともで草
低評価の少なさがブライアンの真面目な発言さを物語る
【驚報】下ネタ言わない
ブライアンって自分の意見を真面目に話すのではなくrapとかモノマネで発信してるの賢いよね。 ただお悩み相談とかの兄貴じゃないの好き
と、ブライアンが珍しく真面目に持論を述べていることを賞賛するコメントが寄せられています。
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