

SKE48・高柳明音、1年1カ月待ち望んだ卒業コンサートが開催「12年やって、ちゃんと一人前のアイドルになれたかなって思います」

SKE48・高柳明音の卒業コンサート「SKE48アリーナコンサート in 日本ガイシホール 私の兆し、皆の兆し ~あかねまちゅりだ!~」が4月10日に、愛知・日本ガイシホールで開催された。
2019年10月にグループからの卒業を発表し、2020年3月に卒業コンサートを行う予定だった高柳だが、新型コロナウイルスの感染拡大によりコンサートは延期に。当初の予定から1年1カ月がたち、コロナ対策のため会場最大キャパ半分未満となる3500人の動員で、卒業コンサートが開催される運びとなった。
高柳「この景色が見たかった…!」
開演前にオンラインで行われた取材会では、「世の中からコンサートができるということが1回なくなって、コンサートができることが当たり前じゃないことが身に染みました。だけど、有観客を諦めてライブをただやるという選択肢は私にはありませんでした。卒業発表してから1年半、卒業コンサートを延期してから1年1カ月の間に、本当にコンサートができるか不安になったり、待っていれば本当に卒業コンサートができるのかと思ったこともあったので、今日という日を無事に迎えられてホッとしています」と、コンサート直前の心境を語った高柳。
コンサートは、そんな高柳が1人でステージに登場し、高柳が所属するチームKII初のオリジナル曲「愛の数」を披露して幕開け。原曲とは違うシンフォニックなアレンジで、1曲目から感動を誘う雰囲気が会場を包み込んだ。
「愛の数」を歌い終えると、メンバーが行進しながら入場し、チームKIIのオリジナル公演「ラムネの飲み方」のセットリストから「兆し」をパフォーマンス。会場に集まったファンたちもペンライトの色をチームKIIカラーの赤に切り替えてコンサートを盛り上げると、高柳は最初のMCで「この景色が見たかった…!」と感慨深げな様子を見せた。
高柳から後輩への粋な演出も
MCの後は、高柳が“期”や“くくり”ごとにメンバーと楽曲を披露。2019年に上演したSKE48版「ハムレット」で仲良くなった“ポロ家”こと野島樺乃&佐藤佳穂との「夜風の仕業」や、MVで歌いだしを共に担当した大場美奈&須田亜香里との「2人だけのパレード」などを歌唱した。
その中で、6期生とドラフト1期生と歌った「光と影の日々」では、ステージ上部のモニターにペンライトをピンクにする指示が出て、客席がピンク一色に。これは高柳が卒業した後、5月末にグループから卒業する後輩・竹内彩姫のメンバーカラーで、高柳から竹内へのサプライズ演出が行われた。
また、高柳がオリジナルメンバーの3人ユニット曲「クロス」は、SKE48ファンの間ではもはや“鉄板”となっている北野瑠華&日高優月との組み合わせでパフォーマンス。さらに、4月11日(日)に卒業コンサートを行う松井珠理奈が登場すると、二人でWセンターを務めた「コスモスの記憶」を他のメンバーたちと共に歌った。
「ハロウィン・ナイト」(2015年)や「抱きしめちゃいけない」(2011年)など、高柳がAKB48の「選抜総選挙」にランクインして“選抜メンバー”や“アンダーガールズ”に入った楽曲も披露されると、その後にはSKE48の1stアルバム『この日のチャイムを忘れない』にチームKIIバージョンとして収録され、ファンの間では“ちゅりロテ”と呼ばれているAKB48の「ヘビーローテーション」をパフォーマンス。高柳と共にステージに上がったメンバーは、高柳がこれまでSKE48のシングルで着用した衣装を着て、パフォーマンスを盛り上げた。
そして、コンサートも終わりに近づき、本編最後の披露されたのは「ラムネの飲み方」。青いペンライトの光に包まれながら全員で歌唱すると、高柳は間奏で「私が12年で歌ってきた大切な楽曲たちが、これからも皆さんのつらいときとかの支えになったらうれしいなって思います」と思いを語り、感極まった高柳はここで涙を見せた。
アンコールでは卒業生・松井玲奈が登場
アンコールでは、和風ドレスを着て登場した高柳が自身の卒業ソング「青春の宝石」を歌い上げると、ここでプライベートでも親交のある卒業生・松井玲奈がステージ上に現れ、二人で「バイクとサイドカー」を歌唱。
急きょ出演が決まったという玲奈に、高柳が「玲奈さんがいてくれたからここまで頑張れたし、感謝をたくさんしていて、どうしても一緒に歌いたかったので歌わせていただきました。ありがとうございました」と感謝を述べると、玲奈は「ちゅり(=高柳)推しの皆さん、高柳明音の人生はまだまだ続きます。こんなにお祭り騒ぎしている人間いないと思うんですよ。なので、今後もぜひ高柳明音をよろしくお願いします」と、まるで親のようにファンに呼び掛ける形で、卒業する高柳にエールを送った。
高柳「12年やって、ちゃんと一人前のアイドルになれたかなって思います」
玲奈が退場し、「会いたかった」「道は なぜ続くのか?」の2曲を披露すると、改めて高柳からメンバー、そしてファンにメッセージが。
「SKE48に入って12年、本当にいろんなことがありました。楽しいこともうれしいこともあったし、つらいことも悔しいこともたくさんありました。自分ってこんな人間だったんだって、改めてSKE48がたくさん教えてくれました。
アイドルっていうのは私が子供の時に思い描いた夢で、自分なんかがなれるわけないって諦めた時もありました。でも、運命なのかな、地元・名古屋にアイドルグループができる、そんなことがあるんだなって、最初で最後の賭けだと思ってオーディションを受けて今に至ります。
そこで私を好きになってくださった人がいて、こうやってたくさんの方に支えられて、一緒に頑張ってきたメンバーもこんなにたくさんいるし、先に旅立っていったメンバーもたくさんいます。見送る側のときは寂しくて、『何で先に行っちゃうんだろう』とかそういう気持ちがたくさんありました。
12年やって、ちゃんと一人前のアイドルになれたかなって思います。完璧なアイドルではなかったですけど、本当に悔いのない、最高に幸せなアイドル人生でした。このセットリストを考えてるときも幸せだったし、みんながリハーサルで楽しそうに練習してくれたり、『この曲一緒にできるのうれしい』って言ってくれたり、リハーサルの時から泣きそうだって言ってくれる子がいたり、みんな一人一人がいたから、私はここに立ててます。
私がここに連れて来たんじゃなくて、みんながここに連れて来てくれた。一緒に来て、一緒に立っていると思います。アイドルっていうのは全員が同じラインで頑張れるものじゃなくて、つらいことやなかなかうまくいかないこと、私はどうしたらいいのかなとか、このグループに自分は必要ないんじゃないかとか、そう思うことが私も本当にたくさんあったんですけど、12年やり切ったら、その時のことも今につながってるなって思えるようになりました。
今つらい思いをしてる子も、今無敵状態の子も、みんながSKE48にいるからこうやってたくさんのファンの方に愛していただけて、これからも続いていくんだと思います。私は本当に、本当にSKE48に出会えて幸せでした。こんなにニコニコ終わるって自分でも思ってなかったです。もっと何かうわーってなるかなって思ったんですけど…幸せだったんです、本当に。ありがとうございました」と思いを明かし、高柳はステージ上に現れたゴンドラに乗ってステージを後にした。
高柳から最後の最後にサプライズが
高柳を見送ったメンバーは、最後に「卒業式の忘れ物」を披露し、感傷的な雰囲気でコンサートは終了…のはずだったが、最後の最後に高柳からメンバーへのサプライズで、会場にSKE48のコンサートで定番のアッパーチューン「オキドキ」が流れ始める。
すると、ゴンドラが下りてきて、高柳がステージに再登場。しんみりムードでは終わらせまいと言わんばかりに、全員で「オキドキ」をパフォーマンスして会場を盛り上げ、タイトル通り“お祭り”のように賑やかなままコンサートは終演となった。
また、終演後には場所をSKE48劇場に移して、アフタートーク配信も実施。その中で、同劇場での高柳の卒業公演となる「ラムネの飲み方」公演が、4月26日(月)と27日(火)の2回行われることが発表された。
「SKE48アリーナコンサート in 日本ガイシホール
私の兆し、皆の兆し ~あかねまちゅりだ!~」セットリスト
M1.愛の数
M2.兆し
M3.青空片想い
M4.1!2!3!4! ヨロシク!
M5.恋のお縄
M6.夜風の仕業
M7.僕だけのvalue
M8.今夜はJoin us!
M9.Escape
M10.ピーク
M11.予想外のストーリー
M12.光と影の日々
M13.2人だけのパレード
M14.クロス
M15.背中から抱きしめて
M16.リオの革命
M17.JESUS
M18.コスモスの記憶
M19.ハロウィン・ナイト
M20.涙のシーソーゲーム
M21.抱きしめちゃいけない
M22.#好きなんだ
M23.ヘビーローテーション
M24.片想いFinally
M25.ごめんね、SUMMER
M26.パレオはエメラルド
M27.コケティッシュ渋滞中
M28.僕は知っている
M29.ラムネの飲み方
―ENCORE―
M30.青春の宝石
M31.バイクとサイドカー
M32.会いたかった
M33.道は なぜ続くのか?
M34.卒業式の忘れ物
M35.オキドキ
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