映画「銀魂」戸塚純貴キャスティングにまつわる、小栗旬&福田雄一監督が仕掛けた“壮大なドッキリ”…そして号泣<インタビュー>

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【戸塚純貴/モデルプレス=7月6日】俳優の戸塚純貴(とづか・じゅんき/25)が、空知英秋氏の人気コミックを実写化した映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』(8月17日公開)に真選組監察方・山崎退役で出演することが発表された。自ら福田雄一監督に直談判して同役を手にした前作dTVドラマ版を経て、待望の本編進出。監督の期待に応えることのできる“福田組”生粋の実力派若手俳優であり、『銀魂』主演の小栗旬とも親交のある戸塚に話を聞くと、“戸塚純貴にしか語れない”エピソードが続々と飛び出した。
モデルプレスのインタビューに応じた戸塚純貴 (C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた戸塚純貴 (C)モデルプレス

佐藤二朗&ムロツヨシに次ぐ“3人目の男”戸塚純貴

― 山崎退として本編進出、おめでとうございます!

戸塚:ありがとうございます。実を言うと前作の時に「銀魂やるんですか?出してください」と福田さんに直接連絡をして。そしたらその12時間後にオファーのご連絡をいただき。それで決まったのが山崎退という役です。


― 自ら直談判を。今回、実写化されるエピソードは「真選組動乱篇」と「将軍接待篇」のハイブリッドとなりましたが、銀魂ファンとしてはどう思われましたか?

戸塚:次に映像化するならどこの話が面白いんだろうと、ちょっと予想していた部分もあって。だったら土方さん(柳楽優弥)がオタクになる話が面白いんじゃないかとは思っていたんですけど、いざそれが実写化されるとなると、「あっ…これ、山崎出るな」みたいな(笑)。「すごくいいシーンで出るんじゃないか?」みたいなことを最初に思って。

― 「動乱篇」には欠かせないキャラクターですね。続編にあたり、福田監督とは改めてお話を?

戸塚:山崎退はギャグ担当なんですけど、動乱篇に関してはシリアスな一面があるので、「そこをうまく演じられたら、お前イケる」と。「売れたい」っていう話をして。

― 「売れたい」という話は福田監督とよくするんですか?

戸塚:しますね。「お前、早く売れろよ」と。最近、会うと一発目に言われます(笑)。

― 「売れる」ためには、何が必要だと?

戸塚:真面目な話ですけど、「お前は自分をしっかり追い込まなきゃいけない」というのは、本気で言ってくれますね。精神的な面もそうだし、仕事も生活も全てにおいて。

― 監督とのお仕事はドラマ「アオイホノオ」(2014)が最初ですね。

戸塚:はい。上京する前から「THE3名様」が好きで、その頃はまだ学生で福田さんが撮っているということもわからずに観ていたんですけど、このお仕事を始めてからマネージャーさんが「それは福田雄一さんが撮っているんだよ」と教えてくれて。そこから「福田さんとお仕事できるようになろう」と目標に掲げて、舞台もたくさん観に行きました。そのたびに挨拶させていただいたんですけど、福田さんは僕のことを覚えてくれず、何度会っても「あぁ、そうだっけ?」と(笑)。初めて呼んでいただいた「アオイホノオ」は本当に1シーンだったんですけど、勝手なオーディション感覚というか、これでもし面白くないと思われたら次はないんだろうなと。次も呼んでもらえるには…という思いがあったので、めちゃくちゃ緊張して、直接お話することもありませんでした。

― それを機に「勇者ヨシヒコと導かれし七人」や映画『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』などコンスタントなオファーがあり。“オーディション合格”だったわけですね。

戸塚:福田さんのキャスティングって、実は奥さんが一番関わっているというのは有名な話ですけど、その奥さんが「この人面白い」と言ったのが佐藤二朗さんとムロツヨシさんで、そこからどんどん売れていったからすごく見る目があると。「アオイホノオ」の次に、「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」というドラマに木南晴夏さんとの2人芝居で呼んでくださったんですけど、その時に福田さんとお話をしたら「嫁が戸塚純貴面白いって言ってた」と。「お前が佐藤二朗、ムロツヨシに次ぐ3人目だ」と言われて、ムチャクチャ嬉しくて!「えぇ…そんな急展開!?」みたいな。その後に初めてご飯連れていってもらったりしました。

― 食事の席ではアツい話をするんですか?

戸塚:いや…僕が金がないっていう話とかですね(笑)。

― お金がない話、とは?

戸塚:僕が昔、吉野家で食い逃げ未遂をしたんですよ。お金ないけど食べたかったから吉野家に行って。でもお金ないから払えない。「ちょっとお金取ってくるんで」と言って、一回お店を出て、家に戻りました。その頃ってなんかよくわかんないんですけど、お金あると思ってたんですよね。「家に落ちてるんじゃないかな」みたいな。もうおかしくなってて。

― 極限状態だったんですね。

戸塚:6年前くらい?仮面ライダー(=「仮面ライダーウィザード」・2012)に出ていた10代の時です。上京したばかりで給料も十分にいただけない頃で。当然、家にもお金はなかったから、一宿一飯の恩義じゃないですけど、お皿とか洗って牛丼代を払おうと思って。吉野家に戻り、それを言い出そうと信号待ちしていた瞬間………誰かに後ろからガッと肩を組まれたんです。夜中の渋谷ですよ?それが事務所の先輩の上野なつひさんだったんですけど、「おー、何やってんの?」と。「ちょっと今、吉野家の金払えなくて!」「何それ!」「金貸してください!」「いいよ~!」というやり取りがあり、一万くらい渡されて「いやいや、500円ですから!」みたいな。結局1000円借りて、「いいよ、あげるよ!」と去って行った、僕の救世主が上野なつひさん……っていう話が、福田さんの大好物。それを未だにイジられるんですよ、面白おかしく。

― 確かにすごいお話ですね。

戸塚:それでこの間、福田さんが吉野家のCMに呼んでくださったんですよ。非常に感慨深いですよ、はい。


― それは胸熱…!

戸塚:現場でも吉野家の方がいる前で「こいつが吉野家食い逃げした(※しそうになった)男なんですよ!」つって。「言うなそれは!」つって。福田さんはその話が好きですね。

いやぁ……さっきも福田さんに洗濯機買ってもらって。

― 洗濯機ですか!

戸塚:福田さんに「ちょっと引っ越ししたんですけど、実はうちに1つだけないものがあって…」というお話をして。そこからなんやかんやあって今日、「なんでお前に買ってやんなきゃいけないんだよ」とか言いながら、すごくいいやつを買っていただきました。上京してから1回も洗濯機を持ったことがなかった。コインランドリー生活です。コインランドリー歴7年。

― 公私共にお世話になっている形ですね。

戸塚:いやぁ本当に…どうやって返したらいいのかわかんないくらい、メッチャクチャ大きいものを買ってくださったから…。

― それはこれから現場でいい演技をして返していこうと。

戸塚:福田さんが呪文のように「売れろ、売れろ」と言ってくるので、そういう返し方はしたいですね。売れてお金稼いで、何か形として改めてお返しできたらと思うんですけど。

福田さんは知名度とか関係なく呼んでくださるので、本当に頭が上がらないといいますか…。その分、ちゃんと変化していかなきゃいけないと思うし、そういう姿を見せ続けていかないと。もちろん人間だから、僕に飽きることもあるかもしれない。それでも僕は福田さんとずっとお仕事していきたいと思うので、成長を見せていきたいですね。

― 監督とのお話で、特に印象的だった言葉はありますか?

戸塚:色々あるんですけど、「負け芝居ができる若手がいない」と福田さんはよくおっしゃいます。要は受けの芝居なんですけど、絶妙なラインを演じることのできる役者がいないから、それが強みだと。自分で気づかないことがたくさんあるんですよね。自分にとっての武器って何なんだろう?とか。福田さんのその言葉で、そういうお芝居に関しては自信を持ってやらないといけないし、それプラスα何かしなければならないんだな、と思うようになりました。

小栗旬&福田監督が仕掛けた“壮大な感動ドッキリ” からの帽子メチャクチャ事件

戸塚純貴、ドッキリの標的にされすぎ説(C)モデルプレス
戸塚純貴、ドッキリの標的にされすぎ説(C)モデルプレス
― 主演の小栗さんとも親交がありますよね。

戸塚:小栗さんも本当に良くしてくださいます。というか、その話はちょっと長くなるんですけど、『銀魂2』の山崎退に関しても、福田さんと小栗さんに壮大なドッキリを仕掛けられていて…。

「モテリーマン」(=昨年上演の舞台「スマートモテリーマン講座」。戸塚は主人公のさえないサラリーマン役)の本番中ですよ。地方公演の移動が多くて、これは福田さんと飛行機で北海道に向かっている時ですね。福田さんが「銀魂の打ち合わせを今してきたんだ」と。そしたらその打ち合わせに小栗さんもいて、「ちょっとどうしても友達の役者を銀魂に出したい」と言い出したんだと。でも今から出られるところってどこだろう?という話になるじゃないですか。そしたら小栗さんが「山崎やりたいって(その友達が)言ってたんですよねぇ」と。それで福田さんが「いやぁ、でも山崎は戸塚がやってるからなぁ」ってプロデューサーに話を振ったら、「まぁまぁ…でも全然、変えられますけどね」という感じになった……みたいな話をされて。

「ちょっと待ってよ」つって。何それ。おかしくないですか?だって僕、前回も山崎やらせてもらってますし。えっ、変わるんすか?って言ったら、「ちょっとね…わかんない」みたいな。そんな“山崎退変わるんじゃないかドッキリ”を、1日かけて仕掛けられてたんですよ。ずっと遊んでるんですよ。もうその頃、僕なんか全然笑えてないですよ。

― (笑)。ドッキリとは疑いもせず?

戸塚:ドッキリなんじゃないかと思ってたら、うちのマネージャーとかプロデューサーも絡んで、全員で騙すわけですよ。そんな偉い人たちが言い出したら信じるじゃないですか。

― メチャクチャ愛されてますね(笑)。

戸塚:いやいや……みんなそうやって「愛されてるね」って言ってくださるんですけど、当事者としては非常に感情がグワングワンしますから。そんなこんなで、僕はもう怒っちゃいまして。「小栗旬、何なんだ」となったんですよ。友達出したいって何だ。友達出したいから、ってやっちゃうの良くないよと。「小栗旬頭おかしいよ」みたいな。そんなことを言ってたら、後日小栗さんから直電が来て。「お前、俺のこと頭おかしいって言ってるらしいな」と。「ええええええ、どういうことですか?」みたいな。「お前が頭おかしいって言ったんだろ」「いやいやいや…言ってないッス」つって。つまり、福田さんがチクってたんですよ。それで小栗さんがカンカンになって。もうムチャクチャ怒ってるんですよ。「お前マジで…考えるわ」つって。「山崎退、考えるから」っていう、結局これも小栗さんと福田さんからのドッキリなんですけど…約1ヶ月くらい。

― 長い(笑)。

戸塚:ずっと続いてたんですよ。その間、ずっと「モテリーマン」本番ですよ?地方公演を経て…いよいよ迎えた東京公演、千秋楽の前日。小栗さんが観に来てくださったんですね。その日も小栗さんはメチャメチャ怒ってて。『銀魂』のスタッフもたまたまいらっしゃって、楽屋も大部屋だから出演者の皆さんがいる前で「お前何考えてんだ。自分が何したのかわかってんのか!」って。スッゲー怒られて。「ハイ、すいませんでした(泣)」みたいな。

― それを本番前に!?

戸塚:そうです。もう泣きそうなわけですよ。そしたら小栗さんが突然、バッと何かを渡してくれて。「これ作ってきたから」って。それが僕のために作ってくれた楽屋のれんだったんですよ。

― なるほど、これがブログでも書かれていた“壮大な物語”の一部始終ですね…!(※モデルプレス記事参照)

戸塚:このドッキリの最中に、小栗さんに「モテリーマン観に来てください」とLINEを送ったんですよ。「願わくば僕ののれん、空いてるんで!」って。そしたら改めて「頭おかしい」と(笑)。「あいつ怒られてんのに、のれん催促してきやがった」と。その後、小栗さんの誕生日に「誕生日おめでとうございます」って送ったら「うるせー、しつこい」って返ってきて。「誕生日おめでとうございます」って言葉に対してそんなことある?みたいな(笑)。そんなやり取りもあって、僕はずっと怒ってると思ってたんですよね。でも実は、僕が「のれんください」って言った当日にはのれん屋さんに頼んでくださっていて。のれんのデザインが「JUNKEY- DAVIDSON」になったのも、僕が福田さんにバイクが好きだという話をしたのを、小栗さんに伝えてくださったみたいで。のれんが完成したその日に渡しに来てくださったんです。

― カッコイイですね…!泣きましたか?

戸塚:号泣ですよ。状況が全然わかんなくて「何これ!?」って。だってまさかのれんが待ってるとは思わないじゃないですか。まぁ小栗さんからはのれん渡された瞬間、「お前、個人楽屋じゃねーのかよ!大部屋じゃねえかよ!」ってツッコまれましたけど(笑)。

― そんな感動秘話を経ての『銀魂2』ですが…現場では小栗さんと何かお話を?

戸塚:僕の大切にしている帽子をムチャクチャにされました。

― 帽子!?

戸塚:正直、小栗さんのいい話ある?みたいなこと言われても、あんまりないんですよ(笑)。

― また怒られますよ(笑)。

戸塚:だって俺のお気に入りの帽子ムチャクチャにされたんですよ!?

― 詳しくお願いします!

戸塚:菅田(将暉)と小栗さんが先に撮影終わったんですよ。それで僕が終わって楽屋に戻ったら、なんか縫われてて。帽子の入り口が。ラグビーボールみたいになってて。開けたらなんかグミ入ってんですよ。生じゃないですよ、袋に入ってるグミ。開けたらグミ、「うれしい!いや、うれしくないわ!」つって。そしたらそこにみんなのサインが書いてあって。菅田と小栗さんと橋本環奈ちゃん、それと(吉沢)亮と柳楽(優弥)さんのも。もうかぶれなくなったんです、その帽子。

― うわぁ。それは戸塚さんしか持つことのできない、メチャクチャすごい帽子だ。

戸塚:いや、だから「売ってやる」つって。メ●カリで売るからな、つって。

― 縫ったのは誰なんですかね。

戸塚:菅田ですよ!あんな細かい作業。

― 菅田さんお裁縫得意だから(笑)。

戸塚:すっごい丁寧に縫ってるんですよ。時間もかかっただろうに!

― やっぱり愛されてるなぁ、と思ってしまいます。

戸塚:………………。

― ノーコメント(笑)。

戸塚:いやいや、そりゃもちろん大好きですよ、皆さんのことは。こういう形で色んなところでお話できるのもすごく面白いし、いいんですけど。お気に入りの私物をメチャクチャにされるのはね、「愛されてる」って言葉で片付けるのもよくないと思うんでね!

― 確かに、失礼しました。ついオタク目線で、すごい価値のある帽子だなんて思ってしまい。

戸塚:みんな「ゴメンゴメン!」とか言いつつ「でもいいじゃん、その帽子売ってさ、もっといい帽子買いなよ」って。「ムカつくわ!確かにいい帽子買えるわ!」みたいな(笑)。

― でもその“戸塚純貴ポジション”が他の誰かに取って代わるのも微妙ですよね?

戸塚:うーん。そう言われたら確かに、寂しい気持ちにもなるかもしれない。「あれ、いつもの感じがない」みたいな。確かに調子が狂うかもしれない。

― これからも茨の道といいますか…(笑)。

戸塚:これから何が待ち受けているんだろう?っていう。とにかく、小栗さんとご一緒する時はお気に入りの服を絶対に着ていかないっていうのは決めました!

銀魂で初めて福田監督に褒められました

― 山崎としては今回、爪痕を残せたと思いますか?

戸塚:初めて福田さんに褒められました。山崎退のシリアスなシーンで、「初めて戸塚の芝居で泣きそうになったわ」と言ってくださって。「マジすか!」つって。「お前バカみたいに返事すんな」って言われたけど(笑)。

― そのお褒めの言葉は嬉しいですね!

戸塚:嬉しかったです。動乱篇の山崎はみんなと違う軸で動いているし、ギャグの部分も少なかったりするので、そういう部分をしっかり演じなければという思いがちゃんと福田さんには届いたのかなと。これから公開して、皆さんに届けられたらと思います。

― 話題になるのが楽しみです。

戸塚:話題になってほしいですね。そして売れたい!

― 「売れる」って何なんでしょうか?

戸塚:うーん…。今日、(洗濯機を買うために)福田さんと渋谷のLABIの前で待ち合わせしてたんですけど、「LABIの前で待ち合わせできるような状況ではまだ売れてねぇからな」って言われて(笑)。

― (笑)。福田さん、街中ですごい目立ちそうです。

戸塚:目立ちますね。福田さんのほうが「ギャー」って言われますからね。それはしょうがないッス。

それぞれなんでしょうけどね、「あぁ売れたな」って思う瞬間っていうのは。大きい家に住むことなのか、車持てるようになることなのか、たくさんの方に認知されることなのか。僕の中では、もちろん生活面でのグレードアップはありますけど、やっぱり素敵な方々とたくさんお仕事できるようになるっていうことですかね。それが売れているっていうか、「認められている」っていうことなんだろうなと思う。監督さんや演出家しかり、作品にしかり、色んなものに呼んでいただける、認めていただけるような演じ方をしていきたい。戸塚純貴という人間を、色んな人に認めてほしいという気持ちですかね。

カメレオン俳優・戸塚純貴のアツい夏を見逃すな

― 『銀魂2』と共に注目していただきたい、連ドラ2本が今月スタートします。「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室 Third Season」(7月20日スタート/テレビ東京、金曜よる8時~)と「幸色のワンルーム」(7月8日スタート/ABCテレビ、日曜よる11時35分~)、全く毛色の違う役どころで。

戸塚:全然違いますね。「ゼロ係」はオーディションだったんですけど、監督が僕のプロフィール(岩手県出身)を見て、東北弁を面白がってくださって。顔合わせの時に「この役を東北弁にしようと思うんだけど」と提案してくださり、文平という役ができあがりました。そうやって俳優1人1人の能力を尊重して、活かせる場所を作ってくださる温かい現場です。1年ぶりに皆さんと再会したんですけど、ブランクを感じなかったくらい仲が良くて楽しい。それでいて作品づくりの真剣さもあるので、本当にいい現場ですね。

「幸色のワンルーム」で演じる形切は教師です。作品自体の内容は過激なんですけど、伝えたいのは「幸せって何なんだろう?」という普遍的な問いかけで。「幸」と「お兄さん」の関係が描かれるとともに、形切にも自分にとっての幸せの形がある。原作ファンの方々はきっと色々なことを感じると思いますが、新しいドラマとして楽しんでいただけたら嬉しいです。

― カメレオン俳優の本領発揮ですね。

戸塚:カメレオンってほどではないかもしれないけど、まさに両極端という感じで。同じ時期に見て、同じ人だと思われなかったらむしろ嬉しいかもしれない。「同じ人だったんだ、気づかなかった!」みたいな感想が後から来たら嬉しいです。

― そして10月からの舞台「カレフォン」ではイケメン御曹司役だとか。

戸塚:最近は変わった役が多かったんですけど、これは完全に胸キュンさせなきゃいけない役なんですね。今までにない、演じ方のわからなさ(笑)。「モテリーマン」と同じプロデューサーさんが呼んでくださったんですけど、「コメディの部分全くいらないから。ほんといらないんで、お願いします」と言われました(笑)。封印されてます。今までにない顔を見せるきっかけになったらいいですね。

― ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト“理想の恋人賞”の実力を発揮する時!新たなファンが増えそうです。

戸塚:廣瀬(智紀)さんを観に来るお客さんを根こそぎ僕のものにしたいなと(笑)。ほんとにファンを増やしたいんですよ。この舞台に出るにあたって、一番の目標です。非常に少ないんですよね、僕のファンが。

― リアルな嘆きが(笑)。

戸塚:「モテリーマン」でいただいた手紙も数えるくらいで。(シソンヌの)長谷川さんより少なかったんで、「主人公が一番手紙少ねえってどういうことだよ!とんでもねえ舞台だな!」って、ずっとじろうさんと長谷川さんに言われてました(笑)。そんな何もない僕をキャスティングしてくださる。だから来てくださった方には絶対損はさせないですよ。死に物狂いで演じさせていただきます!

戸塚純貴、夢を叶える秘訣を語る

― 最後になりますが、モデルプレスで必ずお伺いしている質問を。夢や目標に向かって頑張る読者の皆さんに、“夢を叶える秘訣”をアドバイスお願いします。

戸塚:うーん…。夢、叶えてないからなあー。

周りの方々、応援してくださる方々を大切にしなきゃいけないんだなというのは、最近すごく感じます。僕は周りのおかげで生かされているんですよね。芸能界に入るきっかけを作ってくれたのも母親だし、その頃は興味なかったから「やめてやろう、やめてやろう」と言ってたんですけど、今となっては本当に背中を押してくれた母には感謝しています。協力してくれる人や応援してくれる人が、夢を叶えるためには絶対に必要だと思うから、そういう人たちを大切にするのがいいんじゃないかなぁって。

― 戸塚さんの今の夢は?「売れること」でしょうか?

戸塚:……………売れること(笑)。

うーん、売れたい。ざっくりしてますけど。売れて、たくさんの方に認めてもらって、お世話になっている方々にたくさん恩返ししたいですね。

― これから戸塚さんに憧れて、この業界に入ってくる若者もいるでしょう。

戸塚:それすごくいいですね。そんな方がいらっしゃったら。うちの事務所にはそういう人いるのかな?僕みたいな人に憧れて入ってくるような人は。

マネージャー:まだ。時代がちょっとまだ…。

戸塚:うん、時代の問題だよね!

(modelpress編集部)

戸塚純貴(とづか・じゅんき)プロフィール

1992年7月22日生まれ、岩手県出身。身長172cm。2010年「第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にて「理想の恋人賞」を受賞し芸能界入り。ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(2011)で俳優デビューし「仮面ライダーウィザード」(2012)奈良瞬平役で注目を浴びた。個性的な役柄も演じ分けるカメレオン俳優としてドラマ・映画・舞台で幅広く活躍し、「痛快TV スカッとジャパン」の“サイテー彼氏”役でも話題に。2016年には「ゼクシィ」CMで同シリーズ歴代初のパートナー役に抜てきされた。待機作にはドラマ「幸色のワンルーム」(7月8日スタート/ABCテレビ、日曜よる11時35分~)、「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室 Third Season」(7月20日スタート/テレビ東京、金曜よる8時~)、映画『虹色デイズ』(7月6日公開)、『走れ!T校バスケット部』(11月3日公開)、『青の帰り道』(2018年冬公開)など。10月~11月、舞台「カレフォン」が東京・オルタナティブシアターほか全国にて上演。



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