21~22年秋冬パリ・コレクション 「マメ・クロゴウチ」鮮やかな色を利かせたクリーンなイメージ

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マメ・クロゴウチの新作は、鮮やかな色を利かせたクリーンなイメージに仕上がった。特有のはかなさや繊細さとは少し違う。前立てや裾をライン状に染めたプリーツドレスや、強い光を放つオレンジを利かせたマーブル模様のジャージードレス。メリハリの利いた色や線が浮かび上がる服を、白い空間で撮影した。前回のおぼろ気な映像とは全く違う印象だ。

だが、根底に流れる精神は、まさにマメ。自然や生活の中で垣間見るニュアンスを形にしようとする、黒河内らしさが表れている。テーマは前回に引き続き、窓に着目した。月の光や西日が窓枠を通して、部屋にぼんやりとした格子や線の影を作る。それを着想源に繊細なニュアンスを表現している。プリーツドレスのストライプ柄は、かすかなグラデーションを板締め絞りの技法で表現。サイケデリックなマーブル柄も、マーブル状にした粘土を版にして刷るためどこか手仕事を感じる。プリーツスカートのひだは、影がゆがむように湾曲する。映像に先立ちプレビューで見せた黒河内は、「プリントに見えるけれど、実は職人の手によるもの。よろけた影をどう表現するかを考えました。デジタルでは出せないニュアンスがある」と語った。

マメ・クロゴウチ
繊研plus

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