あなたはどっち? 不倫された時に「許す」か「許さない」
不倫された側の妻のことを「サレ妻」などと言いますが、不倫された側がその後「許す」場合と「許さない」場合がありますよね。もしも夫が不倫をしていたら、どちらかの選択を迫られるわけです。不倫された側が許す場合はどんなことを考えて許すのでしょうか。本当に心から許すときは来るのでしょうか。また、許さないと決めた場合はなぜ許さないと決めたのでしょうか。それぞれの理由や生活の状況などを深堀りしていきたいと思います。不倫された側が「許す」場合と「許さない」場合、どちらも間違いではありませんし、悩み抜いての決断だと思います。理由やその差についてそれぞれの意見を詳しく見ていきましょう。
不倫されても許す場合
生活を変えたくない不倫されて許さないとなると、離婚や別居をすることになりますよね。でも、子供が小さくて外に働きに出るのが困難だったり、子供の学校を転校させたくないという理由だったり、生活環境を変えたくないという理由などから不倫を許すことを選ぶことがあるようです。
確かに自分一人であっても、専業主婦なら働き口を探さないといけませんよね。さらには、離婚したら新しく住むところも探さないといけません。実家に戻るという選択肢がある人はまだいいですが、そうでない人もいるでしょう。
自分が不倫を我慢して許すことができれば、何事もなかったように、今までと同じように過ごせると思ったら、何も言わずに我慢してしまう人も多いのは頷けます。
夫のことが好き
不倫をされたとしても、まだ夫のことが好きだから許すしかないと思う人もいるようです。女性の中でも「男性は浮気をする生き物だから」と割り切っている人もいます。そのうえで結婚して、どんなに遊んでも結局私のところに戻ってくるのならそれでよいと思う人もいるのです。
夫に対して心から愛情を持っていて、どんなことをしても離れたくないという理由があって、不倫をされた後も許して一緒に居る選択をするのです。もちろん愛し合って結婚した二人ですので、結婚後もその愛情が続くことはとても素敵なことです。
でも、不倫は裏切り行為。男性が不倫することはよくあることとはいえ、一人の女性として、妻としてはとてもつらいことですよね。許せない気持ちはあってもそれでも離れられないという理由、よく耳にします。
立場が上になれる
不倫をされて、それが明るみになると夫の弱みを握ったことになるという理由で不倫を許す人もいます。もしも自分が離婚をしたら、夫は不倫相手と一緒になって幸せになるからそれは嫌だという人もいます。
自分が別れないことで思い通りにさせないという手です。不倫をした後も結婚生活を続けていくとすると夫側としては許してくれた妻に対して頭が上がらなくなりますよね。それも妻側としては立場が上になることができて都合が良いと考えるようです。
何か頼みごとがある時や、欲しいものがある時に「私はあの時に許してあげたのにな……」などと言って、お相手のことを煽るネタとして使うのです。嫌なことがあっても、自分の大きな一手として生かすとても賢いやり方かもしれません。
不倫されたら許さない場合
プライドがあるから不倫をされたら何が何でも許さずに離婚をするという意見も多く聞かれます。不倫をする男性はまた繰り返すという話もよく聞きます。一度許して甘い顔をすると懲りずにまたやるのです。
不倫をする人にはその代償がどれだけ大きいことなのかわからせるためにも、慰謝料を請求してとことん事の重大さをわからせるというなんとも強い方法です。夫のみならず不倫相手にも同じように慰謝料を請求して痛い目を見せるのはスッキリして気分が良いでしょう。
自分自身を大切にするために我慢するのではなく、プライドをもって強く一人で生きて行こうという決意があるのでしょう。これから先、一緒に過ごしていくとなったら、一度でも不倫をしたことをずっと許せない気持ちになるかもしれません。
長い人生をモヤモヤしたまま過ごすよりも、やったことはやったこととして清算して次に行こうということだと思います。
生理的に無理
不倫をされたことによって、夫のことが生理的に無理になってしまうという理由もよく聞きます。今までは愛していたけれど、自分以外と関係を持つなんて気持ちが悪いと感じてしまうのです。
お互い一途に思い続けようと誓ったのに、その約束を破ったことも許せないし、二度と信じることができないのでしょう。
触れられるのも嫌だという極端な例も多く見られます。他の女性に触った手で私に触らないで! なんてセリフ、昔のドラマでよくありましたね。
子供への悪影響を考える
夫が不倫をしていたことを子供が知ってしまった場合、家庭の中の雰囲気がとても悪くなることがあります。子供が大きい場合は子供なりに色々と考えることはあると思いますし、裏切り行為をした父親を許せないと思うこともあるでしょう。
また、子供が小さいとしても、ぎすぎすした空気の中で生活を送るのは精神衛生上よくないでしょう。そんな父親ならいない方がいいと、子供のためを思って離婚を選択する人も多いようです。
自分の幸せのため、子供の幸せのため、どんな選択が一番良いかということを考えた結果、子供と自分だけで生きていくことを選んだのです。何が正解かはやってみないとわからないかもしれませんが、母親が自分のためを思って決断したということは必ず伝わるでしょう。
不倫された側が許す場合と許さない場合の差
不倫された側が許すか許さないかは、当事者が自分の考えで決めることです。状況や子供の有無などによって大きく左右されることもあるでしょう。
どちらが正解などということはなく、当事者が一番幸せだと思うことが正解なのです。まわりの人に相談したり、ネットの中で色々な体験をしている人の情報を得たり、必要なら専門家に相談して後悔のないようにしていけるのが一番良いと思います。
差はあれど、幸せになりたいと思う気持ちはみんな同じです。
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