『あぶない刑事』シリーズ8作品一挙放送、柴田恭兵「こんなに長く“あぶデカ”と付き合うことになるとは思っていませんでした」
BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)の放送枠「よる8銀座シネマ」では、12月4日(水)より「あぶない刑事」シリーズ8作品を一挙放送する。それに伴い、主演の舘ひろしと柴田恭兵よりコメントが到着した。
かつてないほどに危険な犯人に港署が翻ろうされる「あぶない刑事」
12月4日(水)夜8時からは「あぶない刑事」を放送。ある夜、不審車両を追跡中のパトカーがロケット弾で爆破された。同じ頃、中光製薬の研究所が何者かに襲われ、新薬開発担当技師二人が殺害されたうえ、開発中の抗がん剤データも破壊される事件が起こる。パトロール中の横浜港署刑事・鷹山敏樹(舘ひろし)と大下勇次(柴田恭兵)が情報屋から仕入れたネタなどから、港署は破壊工作のプロとして公安がマークしていた傭兵・豹藤を両事件の容疑者として指名手配。一方、研究所襲撃に伴い競合企業の株価高騰で莫大な利益を得た画商・鳴海の情報を入手した二人は、鳴海画廊のマネージャー・結城を連行し、揺さぶりをかける。すると豹藤は少年課の刑事・薫(浅野温子)を拉致し、結城との身柄交換を要求。かつてないほどに危険な犯人に港署が翻ろうされるなか、鷹山と大下の間にも捜査方針をめぐって亀裂が生じ始める――。
12月5日(木)夜8時からは「またまたあぶない刑事」を放送。表向きは実業家、その裏で拳銃や麻薬の密売・売春などを仕切る犯罪の元締めの周りで起こる殺人事件を追うタカとユージ。ある日、とある幼稚園のスクールバスが園児40人を乗せたまま誘拐される事件が発生する。一見接点のなさそうな二つの事件だったが、意外なところから繋がり始める――。
12月6日(金)夜8時からは「もっともあぶない刑事」を放送。タカとユージが挑む今回の事件は、銀星会絡みの拳銃密造。独自の捜査を進めるタカとユージに銀星会はチンピラを使って二人の命を狙ってくる。単独捜査がバレて捜査から外された二人は、15年前の貿易商殺しを担当するハメに。時効が迫る中、タカとユージは銀星会の線からこの事件の捜査に取りかかる――。
12月9日(月)夜8時からは「あぶない刑事リターンズ」を放送。横浜繁華街にあるクラブがフロアごと爆破された。その手口からユージは、5年前に逮捕したことのある爆弾マニアの唐木にターゲットを絞る。唐木を尋問したユージは、パソコンに入力されていた犯罪プランを発見した。それは、横浜銀行協会を襲い、頭取たちを人質に取ろうというものだった。タカとユージの活躍で人質は保護されたものの、身代金として用意された10億円は持ち去られてしまった。そして、事件の背後に犯罪集団ブレーメンの存在が浮かび上がる――。
タカとユージが銃撃戦を繰り広げる「あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル'98」
12月10日(火)夜8時からは「あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル'98」を放送。手配中の強盗犯とワインバーで出くわしたタカとユージは銃撃戦を繰り広げ、見事犯人逮捕に成功する。ところが、割ったワインの損害金額として370万円もの請求書を受け取るハメに。ユージは金を工面するため、やむなく怪しげなバイトに手を出すが、そこで武器密輸現場に遭遇。激しい撃ち合いの末、犯人を逮捕し、武器も押収したユージだったが、犯人の一人を取り逃がしてしまう。その男こそが、FBIもマークする国際指名手配犯・城島だった――。
12月11日(水)夜8時からは「あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE」を放送。タカとユージが壮絶な銃撃戦の末、逮捕した城島が逃走。押収した武器は、襲来した国際テロ組織“NET”によって奪還されてしまった。さらに巨大タンカーをジャックしたNETは、爆破を予告し100億の身代金を要求。タンカーが爆破されれば、周辺のコンビナートが誘爆を起こし横浜は壊滅状態になってしまう――。
12月12日(木)夜8時からは「まだまだあぶない刑事」を放送。サングラスだけを残して、爆発と共に横浜の海に消えたタカとユージは、韓国・釜山でアンダーカヴァーコップとして、世界最大スケールのあぶない事件を捜査していた。そんな二人が追うのは、高性能の小型核爆弾の取引。小型だが、小さな国なら軽くフッ飛ぶほどの代物が日本に持ち込まれた――。
12月13日(金)夜8時からは「さらば あぶない刑事」を放送。定年退職を5日後に控えたタカとユージだが、銀星会の残党・伊能を追ってブラックマーケットを二人だけで襲撃したりとまだまだ暴れ放題。そんな中、伊能が殺される。各国のマフィアたちの危うい均衡も崩れ始め、犯罪組織BOBがヨコハマに進出してきた――。
舘ひろし コメント
「あぶない刑事」シリーズは、かつての日本の刑事ドラマが大切にしてきた感情と常識を軽いステップとジョークで飛び越え、ハードボイルドでいてかつコミカルな作品を創り出すという一大事業でした。撮影されたそれぞれの時期で、ファッションや横浜の風景は変化してきましたが、タカとユージをはじめとする組織内アウトローの「あぶない」キャラクターたちが、今のような窮屈な状況に束縛されることなく自由に活躍する姿を楽しんでください。
柴田恭兵 コメント
ドラマが始まった頃、こんなに長く“あぶデカ”と付き合うことになるとは思っていませんでした。映画になって、忘れた頃にやってくるという展開も良かった。初めの頃は、「映画館を出たら爽快感だけが残ってくれたら、内容なんてすぐに忘れても大丈夫」と取材で言っていましたが、これだけ続いたということは、一作一作にファンの皆さんの心に刺さったものがあるからでしょう。あぶない場面でもジョークを口にする、あの頃のオトナが持っていたクールさと、余裕を感じていただけたら嬉しいです。
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