松本潤が弁護士役に挑む/「99.9-刑事専門弁護士-」ロゴ(C)TBS

嵐・松本潤、型破り弁護士役は「新たなチャレンジ」 “逆転不可能”に挑む

2016.02.25 06:00

嵐の松本潤が、TBS系4月期の日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士-」(4月17日よる9時スタート)で主演を務めることが25日明らかになった。2009年4月期に放送した「スマイル」以来7年ぶりに同局の連続ドラマに出演する松本は、たとえ99.9%確定してしまった案件でも、残された0.1%の事実を自らが納得するまでとことん追及する型破りな若手弁護士・深山大翔を演じる。


松本潤が初めて弁護士役

タイトルの数字が、日本の刑事事件において起訴された際に裁判で有罪になる確率・裁判有罪率を意味する同作は、深山(松本)ら個性的な刑事専門弁護士たちが、ぶつかり合いながらも、逆転不可能と思われる刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンターテイメント。

これまで、同ドラマ枠で数多くの名作が誕生してきたため、「主演に抜てきしていただけたことは非常に光栄です。今は正直プレッシャーよりも楽しみの方が大きいですね」と期待に胸を膨らませる松本は、初めて弁護士役を演じるにあたり、「僕も弁護士役を演じられる年齢になったのだなと実感しました」としみじみ。同作は「新たなチャレンジになる」と言い、「台本を読んでみて、トリックの面白さや人間関係の描き方がとても面白かったです。監督が描かれた世界観に、自分も入っていけたらいいなと思っています」と意気込みを語った。

香川照之・榮倉奈々とチーム

香川照之(C)TBS
香川照之(C)TBS
榮倉奈々(C)TBS
榮倉奈々(C)TBS
ひょんなことから深山とチームを組むことになる弁護士・佐田篤弘役は香川照之が演じる。佐田を「松本さんが演じる深山とは距離感があり、同じ方向を向いているとは言い難い役柄」と紹介した上で、「深山は型破りな弁護士であるため、僕は逆にフォーマルな弁護士を楷書で演じるつもりで今はいます」と展望を告白。「ドラマ性だけが高く突出することは痛快ですが、実際の弁護士像とかけ離れないよう注意し、そのことがどうキャストの間で化学反応を生んでいくのか、楽しみにしています」と胸を踊らせた。

また、佐田(香川)と同じく深山とチームを組むことになる立花彩乃役の榮倉奈々は、「自分自身を出来る女だと思っているのですが、深山にペースを乱されていく役柄です」とコメント。松本との共演経験が多いため「何も変わってないなと思われないように頑張ります」と語りつつ、「今回、新しい関係性での共演なので、新しい気持ちで演じたいと思っています」とも打ち明けた。

豪華俳優陣がズラリ集結

そのほか、3人が所属する斑目法律事務所のキャストも発表。20年間勉強し続けているが弁護士になれないパラリーガル(弁護士の業務をサポートする法律事務専門職)・明石達也を片桐仁、新人の彩乃を担当するパラリーガル・藤野宏樹をマギー、事務所一の並外れた事務処理能力を持つパラリーガル・戸川奈津子を渡辺真起子、「自分の成功は自分のもの。部下の成功は自分のもの」という考え方で、佐田に対して並々ならぬ敵対心を抱いている弁護士・志賀誠を藤本隆宏、その部下で彩乃とは同期入社の弁護士・落合陽平を馬場徹、そして約300名の弁護士を束ねる同事務所の所長・斑目晴彦を岸部一徳が演じる。

そして、東京地方検察庁・検察正で有罪率100%を誇る名声に満ちた名検事・大友修一役に奥田瑛二、その右腕と称され、これまで刑事事件で敗北した経験はない若手検事・丸川貴久役に青木崇高がそれぞれ抜てき。瀬戸口克陽プロデューサーは、「日曜劇場にふさわしい“王道の世界観”に“個性的なキャラクターの魅力”というスパイスと“隠された真相を見破っていく痛快さ”を掛け合わせた至極のエンターテイメント作品を目指します」と宣言した。

明日を前向きに捉えられる日曜の夜に

さらに瀬戸口プロデューサーは、視聴者に対し「『諦めていたけど、あと一歩、自分も0.1%を頑張ってみようかな』そんな気持ちで月曜日、職場や学校に行っていただけけたら」と同作に込めた思いを吐露。松本も同じ考えのようで、「月曜日から明るい気持ちで自分の人生と向き合えってもらえると嬉しく思います」と語った。(modelpress編集部)

日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士-」第1話ストーリー

深山大翔(松本潤)は、お金にならない刑事事件ばかりを引き受ける貧乏弁護士。ある日、何度も無罪を勝ち取っている実績を買われ、日本4大法律事務所の1つ、斑目法律事務所の所長・斑目春彦(岸部一徳)からヘッドハンティングされる。

社会貢献の名目で新設された斑目法律事務所の刑事事件専門チームにパラリーガルの明石達也(片桐仁)とともに移籍した深山であったが、バディを組むはずの室長・佐田篤弘(香川照之)は、大企業の顧問弁護士を務め巨額の利益をもたらしてきた民事のトッププレーヤー。斑目から1年後のマネージングパートナー昇格を条件に渋々異動を了承したものの、金にならない刑事事件には全く興味が無い様子だ。さらにチームのもう一人の弁護士である立花彩乃(榮倉奈々)も、斑目の命により、これまでの業務とは全く畑違いの刑事事件ルームに嫌々入ることになってしまった弁護士だった。

そんなチームのもとへ殺人事件の弁護依頼が舞い込む。依頼人の赤木義男は運送業の経営者で、流通業界の風雲児としてメディアを賑わせたネットショップ社長が殺害された事件の殺人容疑として逮捕されたが、本人は酒に酔っていて事件当日の記憶がなく、事件の関与を否定。無実を訴えている。しかし、検察庁の調べによると、指紋のついた凶器や防犯カメラに映る姿などの状況証拠に加え、容疑者の赤木は被害者から仕事の契約を一方的に打ち切られており動機も充分。まさに赤木が犯人である条件が揃っていた。

検察は有罪確実な案件しか起訴しないから日本の刑事事件は起訴されると99.9%有罪になる。検事出身の佐田は、容疑者に罪を認めさせ反省を示した上で情状酌量を探る道を探すのが弁護士の仕事だと深山に促す。だが、深山は「肝心なのは調書より事実。99.9%有罪が確定していても、0.1%に事実があるかもしれない」と諦めない。そして、事件の状況を丁寧に検証する深山の頭には、ある可能性が浮かんでくる。その可能性を探るため佐田の力が必要になるが・・・。

松本潤コメント

今回、このお話をいただいたときは素直に嬉しかったです。初めて弁護士役を演じることになりますが、僕も弁護士役を演じられる年齢になったのだなと実感しました。また、『花より男子』で一緒に仕事をさせていただいた瀬戸口プロデューサーからオファーをいただけたことも嬉しかったですね。今回の作品は新たなチャレンジになると思っています。台本を読んでみて、トリックの面白さや人間関係の描き方がとても面白かったです。監督が描かれた世界観に、自分も入っていけたらいいなと思っています。また、数多くの良い作品が生まれてきた日曜劇場で、主演に抜てきしていただけたことは非常に光栄です。今は正直プレッシャーよりも楽しみの方が大きいですね。

真実は100人いれば100人分それぞれ違いますが、事実はたった1つしかありません。0.1%の可能性の中で、 たった1つの事実を必死に見つける。そこまでして何故その事実を見つけるのか。それが今回のテーマだと思っています。0.1% に賭ける思いや、行動に込められた思いを視聴者の方々に伝えたいです。月曜日から明るい気持ちで自分の人生と向き合えってもらえると嬉しく思います。是非ご覧ください。

香川照之コメント

私が演じる佐田は、松本さんが演じる深山とは距離感があり、同じ方向を向いているとは言い難い役柄です。深山は型破りな弁護士であるため、僕は逆にフォーマルな弁護士を楷書で演じるつもりで今はいます。作品として、ドラマ性だけが高く突出することは痛快ですが、実際の弁護士像とかけ離れないよう注意し、そのことがどうキャストの間で化学反応を生んでいくのか、楽しみにしています

榮倉奈々コメント

私が演じる彩乃は、自分自身を出来る女だと思っているのですが、深山にペースを乱されていく役柄です。松本さん演じる深山にかき乱される場面で、ドラマのリズムが出たら良いなと思っています。松本さんとは共演させていただくことが多いのですが、何も変わってないなと思われないように頑張ります。今回、新しい関係性での共演なので、新しい気持ちで演じたいと思っています。
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