alan(あらん)

誕生日:
1987年7月25日
星座:
しし座
身長:
158cm
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alanのプロフィール

alan(アラン)
生年月日 1987年7月25日
出身地 中国・四川省丹巴県美人谷
血液型 ・型
民族 チベット民族
瞳の色 ブラウン
公称サイズ(2009年時点)
身長 / 体重 158 cm / 40 kg

alan(アラン、1987年7月25日 - )は、中国四川省美人谷出身の女性歌手。小学館『AneCan』の専属モデル。チベット族。本名アラン・ダワドルマ(チベット文字:་ལན་ཟླ་བ་སྒྲོལ་མ་མ; ワイリー方式:a lan zla ba sgr・l ma)。
所属はエイベックス・エンタテインメント、エイベックス・チャイナ。2007年11月21日、日本デビュー。プロデューサーは菊池一仁。

■生い立ち
1987年7月25日、四川省で公務員の父と元歌手の母の間に生まれる。四方を山に囲まれ、海抜約2,500メートルの高所にある康定で育つ。原籍は父の出生地である丹巴県(美人谷)。チベット民族である。チベット名は阿蘭・達瓦卓瑪(アラン・ダワドルマ、Dawa D・lma)。
8歳から二胡や歌を習い、9歳でテレビドラマ「太陽女神」(中国中央テレビ)の準主役に抜擢される。しかし、女優の道には進まず国立四川音楽学院附属中学に入学し、二胡の専門訓練を受ける。16歳で北京にある中国国内芸術大学の最高峰、解放軍芸術学院声楽科に飛び級にて入学し、オペラやクラシック音楽などを学ぶ。同校の先輩には同じチベット族出身のハン・ホンがいる。2007年7月に同校を優秀な成績で卒業した。

■インディーズ時代
2005年に中国星文レコードより「阿蘭」の名でインディーズ歌手としてカヴァーアルバム『声声酔如蘭』をリリースし、5万枚を売り上げた。翌2006年に第9回上海アジア音楽祭に出演し、2位にあたる銀賞を受賞した。
同年春にエイベックスがアジア進出に向けた「avex China新人発掘オーディション」で軍服姿で二胡を演奏しながら歌を披露する彼女の姿が同社長の松浦勝人や審査員の目をくぎ付けにした。オーディションで歌った歌は安室奈美恵の「NEVER END」と夏川りみの「涙そうそう」。「涙そうそう」では得意の二胡を披露している。オーディション時に着用していた軍服は学校の制服であった。
日本デビューの知らせは電話で受けたそうで、最初に両親に報告した。はじめは音楽では生活が不安定であるから大学卒業後は軍の施設へ就職する事を勧められ、歌手になる事を反対されていたが、徐々に理解を深めてくれ、今では両親が一番の理解者だと述べている。
エイベックスの数々のヒット作品を手がける菊池一仁がプロデューサーに決まる。菊池は、浜崎あゆみ、倖田來未、Every Little Thingらのサウンドプロデュースと平行して、彼女のサウンドクリエイトを進めている。カズ坊の愛称で知られる菊池は、以前2人組ユニットBREATHとしてアーティスト経験も持つ。

■日本デビュー
2007年11月21日にシングル「明日への讃歌」で日本デビュー。作詞はドラマ『高校教師』などの脚本家で知られる野島伸司が、SMAPの「らいおんハート」以来7年ぶりに詞を書き下ろした。作曲は菊池一仁。サビの部分はチベット民謡独特の高音フェイクを駆使して歌いあげている。
2008年3月5日には4曲入の2ndシングル「ひとつ」をリリース。作詞は平原綾香「Jupiter」の詞を手掛けた吉元由美、作曲は菊池一仁。
四川大地震被災地への義援活動
故郷の四川省で2008年5月12日に発生した四川大地震の復旧に向けた義援活動として、チャリティーソング「幸せの鐘」(日本)「愛就是手」(中国)をわずか4日間でレコーディングし、日本、中国本土、香港、台湾、韓国にて急遽音楽配信、全ての配信収益を各地の赤十字社を通じ全額寄付する[4]。2008年7月14日には、ジュディ・オング、ジャッキー・チェンらの呼びかけで行われたチャリティコンサート「ハートエイド・四川」にも出演している。
中国メジャーデビューと『レッドクリフ』主題歌への起用
三国志の映像化を目指し100億円をかけて製作された映画『レッドクリフ Part I』の監督を務めたジョン・ウーにその美声を認められ、全世界主題歌に起用される。映画前編となる『レッドクリフ Part I』が中国で7月10日から世界先行公開されるのに先立つ2008年6月20日、中国でEP(マキシシングル)「心・战 〜RED CLIFF〜」(日本語表記:「心・戦」)を発売しメジャーデビュー。同作のレコーディングは北京にて行われ、これまでに日本でシングルとしてリリースした楽曲(ひとつ、桜モダン、東京未明)の中国語ヴァージョンを収録している。日本語ヴァージョン「RED CLIFF 〜心・戦〜」は“a-nati・n 2008”をはじめとするライブイベントで先行して披露され、リリースは後述の5か月連続シングルの一環に位置づけられた。
“SAVE THE FUTURE 2008”イメージソングへの起用と5か月連続シングルリリース
ニューヨークにいた坂本龍一が、日本でのalanの活動をテレビの歌番組でみて興味を示しプロデュースの意向を表明。2008年7月2日に同氏プロデュースによる3rdシングル「懐かしい未来〜l・nging future〜」をリリースした。今作はNHK地球エコプロジェクト“SAVE THE FUTURE 2008”のイメージソングであり、作詞は大貫妙子、作曲は菊池一仁。番組“SAVE THE FUTURE 2008”内では、坂本がalanに「戦場のメリークリスマス」を弾いて聴かせるシーンや、エコをテーマとしたグランドフィナーレで歌唱する姿が全国に放送された。また、このシングルはテーマであるエコの実践としてカーボンオフセットCDになっており、また、売り上げの一部がユニセフに寄付される仕組みになっている。同曲は2009年の“SAVE THE FUTURE 2009”においても引き続きイメージソングとして起用されている。
2008年夏~秋にかけては、「地球を構成する5大要素」とされる「地」「空」「風」「火」「水」をテーマに5か月連続でシングルリリースが行われる。「懐かしい未来〜l・nging future〜」を第1弾(=「地」)とし、8月13日に第2弾の4thシングル「空唄」(=「空」)、9月10日に第3弾の5thシングル「風の手紙」(=「風」)をリリース。
2008年10月15日には、第4弾(=「火」)の6thシングルとして『レッドクリフ』主題歌「RED CLIFF 〜心・戦〜」をリリース。同時期は『レッドクリフ』の世界公開とも重なり、PR活動としてフランスカンヌをはじめ、各国に渡り歌唱する。
2008年11月12日に、5か月連続シングル最終章となる7thシングル「恵みの雨」(=「水」)をリリース。古内東子作詞による渾身の恋愛バラード。
日本デビュー1周年以降
2009年1月5日から放送の東海テレビ製作・フジテレビ系列のドラマ『非婚同盟』の主題歌「Liberty」を担当。
2009年2月4日に、シングル「群青の谷」をリリース[5]。四川省大地震への義援金活動を行うalanに感銘を受けたC・cc・が作詞と作曲を行い、アーティスト人生で初めて他人に楽曲を提供したことで話題となった。
2009年3月4日には、ファーストアルバム『V・ice ・f EARTH』をリリースし、オリコン週間アルバムチャートでは最高順位15位を記録。J-P・Pの人気が高い台湾では、『V・ice ・f EARTH』の輸出盤が現地の販売チャートで中島美嘉に次いで2位になった。
2009年4月公開の『レッドクリフ Part II』の主題歌(岩代太郎作曲)も Part I に続き alan が担当した。中国語版の曲名は「赤壁 〜大江東去〜」、日本語版は「久遠の河」となり[6]、2009年4月8日に9thシングル「久遠の河」としてリリース。オリコン週間シングルチャートでは最高順位3位を獲得。4月12日付のデイリーチャートでは第1位に輝いた。共に中国出身歌手としてフェイ・ウォンを抜く10年ぶりの最高記録であり、日本のみならず中国でも大きく報道された。
なお、2010年1月には東京、名古屋、大阪の3カ所でのワンマンライブを予定しており、確実に、日本での活動の幅が広がっていることは、言うまでもない。

■特徴
・ デビュー時から一貫して愛と平和を伝えるシンガーとされている。活動の根本にあるのは「世界平和」で、自身の歌がアジア諸国との架け橋になれば幸せだと語っている。
・ 楽器は、二胡とピアノを弾くことができる。
・ ファッションモデルとしても活躍しており、JAPAN FASHI・N WEEKのパーティーではmastermind JAPANで全身スタイリング、ドメスティックブランド好きを伝えている。『AneCan』誌上では美容モデルとしての役割と共に、本人が小柄な体格であることから、他の高身長のモデルでは難しい150cm台の読者層のファッションをカバーできる存在として位置づけられている
・ オフィシャルブログはデビューに先がけてオープンした。2009年4月現在、日本語はまだ片言で、一所懸命勉強している様子が日々綴られている。
・ ジャケットの写真は、CD+DVD版が目を開けていて、CD版が目を閉じている、というものが多い。
・ エイベックス第4制作部所属。
・ 尊敬するアーティストは、中国のフェイ・ウォン、台湾のジェイ・チョウ、日本の安室奈美恵、夏川りみ等。

■ネタ・ジョーク
alanはパブリシティでの「愛と平和」「地球環境保護」といった神秘的なイメージ展開の一方で、ブログやインタビュー、オフショットにおいては天真爛漫な少女としての等身大の姿を見せており、自らネタ・ジョークをたくさん披露する。

■好きな食べ物・嫌いな食べ物
・ 1番目に好きな食べ物は牛肉、2番目は豚肉、3番目はじゃがいも。本人はブログやライブ、番組の収録中など、折に触れて無類の肉好きであることを公言している。
・ 四川省出身ということもあり、唐辛子をふんだんに用いて辛いことで有名な四川料理一般も好物であり、日本国内滞在時にも頻繁に四川料理店を訪れている。
・ しそやにんにく、しょうが、ねぎ、わさびなど、香りの強い野菜が嫌いらしい。
・ 1番目に好きな料理は焼き肉、2番目はしゃぶしゃぶ、3番目はやはりじゃがいも。「じゃがいも」については料理法を問われているのに食材を挙げているので何の料理かは不明(インタビュー中、画面外に控えているスタッフの笑いを誘っている)[10]。『明日への讃歌』のPV撮影ロケ地である北海道で食べた、蒸かしてバターをつけたものらしい[11]。
・ 『バニラ気分!』のトークによると、牛肉の中でも、神戸牛が一番好き[12]。
・ 2008年11月15日のミニライブでは、あとで「冗談」といっているが、司会に「チベットフェイクを歌えるようになるには?」と聞かれて、「しゃぶしゃぶを食べること」と答えている。

■日本語にまつわるエピソード
・ 最初に覚えた日本語は、『オンタマ』と『みゅーじん』によると「領収書ください」。『カトパン』によると「信じられなかった」。真実であるかは不明。全て笑いながら語っているので、どちらもジョークであると思われる。
・ オフィシャルブログの初投稿記事[16]には、『今日覚えた日本語』として挙げられているフレーズのひとつに「すみません、領収書ください!」と書かれている。
・ 2008年11月10日のテレビ朝日『オンタマ』では、エド・はるみの『○○グゥ〜』のネタを alan 流のバージョンで披露した。
・ 2009年2月2日の『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』出演では、片言の日本語と中国語訳カンペを介しての破綻したトークを展開し、ダウンタウンに「アンタまた来て」と言わしめた。

■ペットと趣味
・ 愛犬はトイプードルの「ボビー」。日本に連れてきてはおらず四川省の実家にいる(2009年5月現在)ようだが、ブログやPVのメイキングなどで時折姿を見せる。
・ 盆栽を趣味にしていた時期がある。2008年6月、ファッション誌『Zipper』の企画により訪れた盆栽カフェで小さな黒松を手に入れ、「くろちゃん」と名付け育てていた[17]。しかし、2009年4月に本人が語ったところによると「数カ月前しんじゃった」らしい。

■日本以外でのメジャー展開
alanは、日本では高音フェイク(チベットフェイク)で有名になったが、中国語圏では異なる展開でスタートした。
alan名義での中国語ファーストシングル『心・战 〜RED CLIFF〜』のタイトル曲にはチベットフェイクが入っていない(約4か月後にリリースされた日本語版の「RED CLIFF〜心・戦〜」には、チベットフェイクが4分40秒目あたりに使われている)。また、マキシシングルである『心・战 〜RED CLIFF〜』には、それまでに日本でリリースされたシングルから、タイトル曲1曲、C/W曲2曲が中国語歌詞で収録されているが、チベットフェイクを使用している「明日への讃歌」は収録されていない。2009年7月の『心的東方』リリースまでに中国で発売されたalanの曲は、全てチベットフェイクを使用しない曲であった。この理由として、「明日への讃歌」や「懐かしい未来〜l・nging future〜」を、中国語版リリースのために温存しているのではなく、チベット問題の影響が原因であると推測する見解[19]もささやかれていた。『心的東方』には「明日への讃歌」の中国語版である「明日讃歌」や、「天女」が収録されている。
なお、中国語圏のチベット族女性歌手としては、ハン・ホンがすでに絶大な人気を得ている。高音を生かした歌唱や、チベットの民族音楽の要素を取り入れた楽曲など、alanと重なる部分も多く、今後のalanサイドの展開が注目されている。

ディスコグラフィー
日本でのリリース作品
■アルバム
・ V・ice ・f EARTH(2009年3月4日)

■シングル
・ 明日への讃歌(2007年11月21日)
・ ひとつ(2008年3月5日)
・ 懐かしい未来〜l・nging future〜(2008年7月2日)
・ 空唄(2008年8月13日)
・ 風の手紙(2008年9月10日)
・ RED CLIFF〜心・戦〜(2008年10月15日)
・ 恵みの雨(2008年11月12日)
・ 群青の谷(2009年2月4日)
・ 久遠の河(2009年4月8日)
・ BALLAD 〜名もなき恋のうた〜(2009年9月2日)

■ネット配信曲
・ 幸せの鐘(2008年5月20日)
・ 四川大地震への義援活動[4]。中国では「愛就是手」というタイトルで配信。
・ RED CLIFF〜心・戦〜 真・三國無双5 Special Versi・n
・ アルバム『V・ice ・f EARTH』タワーレコード限定盤特典CDにアレンジ違いが収録。
・ Liberty(先行限定)(2009年1月5日)
・ 『V・ice ・f EARTH』に収録。

■参加作品
・ T・KY・ PUDDING presents T・KY・ S・UNDSCAPES / 東京プリン
・ 源氏ノスタルジー(2007年12月5日) - Rin'
・ M-3「千年の虹」にゲストボーカルとして参加。
・ Red Cliff Part 1 ・riginal S・undtrack(2008年10月24日)
・ M-15「RED CLIFF ~心・戦~ (End R・ll Versi・n)」収録。
・ Disney Dream P・p~Tribute t・ T・ky・ Disney Res・rt 25th Anniversary~(2009年1月28日)
・ M-5「夢はひそかに」収録。
・ Red Cliff ・riginal S・undtrack C・mplete Album(2009年4月8日)
・ M-14「RED CLIFF ~心・戦~ (End R・ll Versi・n)」、M-16「久遠の川 (End R・ll Versi・n)」収録。

■DVD
・ a-nati・n'08~avex ALL CAST SPECIAL LIVE~(2008年11月26日)
・ 「RED CLIFF~心・戦~」のライブバージョン収録。

中国でのリリース作品
インディーズ
「阿蘭」名義の作品
■アルバム
・ 声声酔如蘭(2005年中国星文レコード)カヴァーアルバム
・ 遇見阿蘭(2006年7月19日中国星文レコード)
・ 『声声酔如蘭』と内容自体は同じ ジャケット、曲順違い。

■メジャーデビュー後
「alan」名義の作品
アルバム
・ 心的東方(香港:2009年7月10日/大陸地区:2009年7月22日)
シングル
・ 心・战 〜RED CLIFF〜(2008年6月20日) - EP(マキシシングル)
・ 加油! 你有ME!(2008年10月29日)
・ 赤壁 〜大江東去〜(2009年1月)

■ネット配信曲
・ 愛就是手(2008年5月20日)
・ 四川大地震への義援活動[4]。日本では「幸せの鐘」というタイトルで配信。

■参加作品
・ 康定情缘

■出演
テレビドラマ
・ 太陽女神(中国中央テレビ)

■脚注
[1] 「美人谷で生まれたチベット族のalanが日本デビュー」、ORICON STYLE。
[2] 「達瓦卓瑪」を日本語に直訳すると「月の天女」という意味。
[3] 「alan 中国・美人谷の歌姫が日本デビュー「世界平和を願って…」」、毎日jp。
[4] 「中国・四川大地震災害における義援活動について」(公式サイト)
[5] 「alan&Cocco日中歌姫で復興ソング」
[6] 「映画「レッドクリフ PartII」主題歌もalanに決定」
[7] [1]
[8] 小学館『AneCan』2009年6月号
[9] http://www.avexnet.or.jp/dept4/
[10] alan offshot 2. 雑談:食べ物について
[11] 「明日ヘの讃歌」PVについてalanからのコメント
[12] フジテレビ『バニラ気分!』2008年10月18日
[13] テレビ朝日『オンタマ』2008年11月5日
[14] テレビ東京『みゅーじん/音遊人』2008年11月23日
[15] フジテレビ『カトパン』2008年11月20日
[16] alanオフィシャルブログ「blogオープン!」(2007/09/10 22:23:53)
[17] alanオフィシャルブログ「たくさんありがとうございます~」(2008/06/15 01:11:52)
[18] alanオフィシャルブログ「グッドニュース!!!」(2009/04/08 21:54:36)
[19] フジテレビ『とくダネ!』の2008年10月17日9時30分頃の放送で、小倉智昭は「中国とチベットの間で政治的問題を抱えていることによるのではないか」と推測している。

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