SKE48小畑優奈、新センター抜擢の理由がわかった 「霊長類最強の可愛さ」「奇跡の透明少女」…“キャッチコピーがあり過ぎる”逸材＜モデルプレスインタビュー＞

総選挙で見事初ランクイン！

小畑は、2001年12月18日生まれ、愛知県出身。2015年3月に第7期生オーディションに合格し、お披露目、11月にチームKⅡに昇格する。

デビュー年にグループからの派生ユニット『ラブ・クレッシェンド』や、48グループ次世代メンバーで組んだユニット『虫かご』のメンバーに選ばれたりと、早くも未来のエース候補として注目され、今年4月に待望の水着グラビアを解禁した。

さらに、6月5日、『AKB48 49thシングル 選抜総選挙』期間中に異例ともいえる21stシングルのセンターに選ばれたことが発表され、本番に向けて弾みをつけ、17日に沖縄県で開催された本番では見事、72位に初ランクイン。昨年圏外からランクアップし、スピーチでは「目標は初ランクインだったので、その夢が叶って本当に嬉しいです！」と喜びをあらわにしていた。

SKE48の歴史上、不動のセンターとしてグループの顔となっている松井珠理奈以外のセンターは16thの『12月のカンガルー』（2014年12月、北川綾巴・宮前杏実のWセンター）、18thの『前のめり』（2015年8月、松井玲奈がラストシングルで単独センター） 以来3枚目。グラビア界で人気急上昇中の北野瑠華と、歯科部に通う現役大学生でもある研究生・矢作有紀奈が初めて選ばれ、16人中3人が初選抜。“新生・SKE48”を銘打っている。

センター抜擢は想像してなかった

― 初選抜＆初センターおめでとうございます！改めて今の心境をお聞かせ下さい。

小畑：はい。最初聞いた時はすごくびっくりしたんですけど、ちょっと時間が経つ毎に、不安や嬉しいっていう気持ちとか本当に色んな気持ちが出てきました。でも、そんな中やっぱり不安の方が最初は強かったんですけど、段々MVの撮影をやっていって、楽しいという気持ちになってきて。だから今は実際すごく楽しんでやっていますね。

― 発表の時（5日の劇場公演後に発表）もすごく笑顔で堂々としていらっしゃったなという印象でした。ファンの方の反応はどうですか？

小畑：まだ直接は聞けてないんですけど、やっぱりSNSのコメントもとても温かいコメントがいっぱいで。頑張らなきゃなってすごく勇気をもらいました。

― 自分ではセンターになることは予想していなかった？

小畑：はい。選抜はやっぱりSKE48に入ってからずっと目標だったので、1つの夢が叶ってすごく嬉しいです。でもセンターだとは思ってなくて発表されたときは「どうして自分がセンターに選ばれたんだろう？」って思っていました。

― 先輩方からはどんな言葉を頂きましたか？

小畑：そうですね。最初は「私のことをどう思っているんだろう」ってすごく不安だったんですけど、でもMV撮影とかでも、松井珠理奈さんや他の先輩方がすごく優しくて「大丈夫だよ、そのままでいいんだよ」って沢山の先輩が言ってくださったので、私も素のままの自分で撮影出来たし、自分らしさが出たんじゃないかなと思います。

― 今回のシングルは3人が初選抜ということで、世代交代も始まっているのかなという印象だったんですけど、グループの次世代として新しいSKE48を作っていきたいとか、担っていくという気持ちですか？

小畑：プレッシャーでもありますけど、そうやって期待されている分しっかり頑張りたいです。やっぱりSKE48っていったら珠理奈さんのイメージがすごく強いと思うんですけど、「他にもまだこんな子がいるんだぞ」とか、私きっかけでSKE48を知って貰えるようになりたいです。

― 気が早いんですけど、次のシングルでもセンターに選ばれたいですか？

小畑：そうですね。1回じゃそんなうまくいかないと思うんです。何回かやって結果が出るものだと思っているので、やっぱり何回か経験はしたいですね。

4月の水着解禁で話題に

― 4月に高校生になってから「ヤングガンガン」でグラビアを解禁されて、大きな話題になりましたね！最初、抵抗はなかったですか？

小畑：抵抗はありました。恥ずかしいですし…実は何よりも自分には回って来ないだろうなって思っていたんですよ。そういうキャラクターじゃないかなと思って。でも実際やってみたら沢山取り上げて頂いたり、ファンの方もそれをきっかけに会いに来て下さる方も増えたり。本当に今まで全く知らなかったという方もいて、グラビアの力ってすごいなと思いました。

― 今までで一番印象的だった撮影はどんなものですか？

小畑：一番最初はどうしていいか分かんなかったんですけど、カメラマンさんが「自然な姿を撮りたいから、無理に笑わないで、作らないで」というスタイルの方だったんです。いつも顔を決めているから（笑）、それも難しいなと思ったんですけど、そうやって言って頂けたので、なんかちょっとホッとして、気も楽になったんです。それで、本当に自然体な姿を撮っていただけたのかなとは思っていますね。最近は自分のグラビアを見て、「あ、自分ってこんな顔するんだな」っていうのを気付かされます。

― ファンの間では小畑さんのグラビアに対してのメンバーの反応も話題になっていますが、先輩からはどんなことを言われますか？

小畑：「嬉しいようで嬉しくないような」とか、よく言われますね（笑）。「複雑な気持ち」というか。後輩なんですけど、菅原茉耶ちゃん（ドラフト2期生）がそう言っていました。

― 大場美奈さんも“ゆなな溺愛”で有名ですね。大場さんからは？

小畑：みなるん（大場）さんと、2人で取材を受けたときに、「みなるんさんの初期と比べて（グラビアが）どうですか？」みたいな質問があって、「全然マシだよ」って言ってくれました（笑）。自分じゃ良いか悪いかやっぱり判断できないから、経験豊富な先輩にそうやって言ってもらえて、良かったなと思いました。

キャッチコピーに本音…ゆななのお気に入りは？

― 小畑さんと言えば、ファンの方がつけた異色のキャッチコピーが沢山ありますよね。「愛知の奇跡」、「霊長類最強の可愛さ」、「可愛さの一人レアルマドリード（※スペインのサッカーチームだが“スターが勢揃う様子”や“銀河系軍団”などの代名詞として使用）」、「奇跡の透明少女」…それは全部耳に届いていますか？

小畑：はい、聞いています（笑）。

― 一番最初に聞いた時はどういう気持ちでした？

小畑：「なんだろう？？」って思ったんですけど（笑）、でもそれで覚えて貰えるなら、印象付くなら良いなと思いますね。

― 自分で「“愛知の奇跡”だな」とかは思わない？

小畑：それは思っていないですね（笑）。

― この中で気に入っているキャッチコピーとかありますか？

小畑：「透明少女」好きですね。「肌白い」って言ってもらえるのは嬉しいです。

― グラビアの前日は何かされていますか？

小畑：気にしているんですけど…食べちゃうんですよね、結果（笑）。

― そうなんですね（笑）。メンバー間でそういう相談は？

小畑：しているメンバーも居ますね。チームKⅡの中で、（卒業生の）石田安奈さんが始めた痩せたい人のためのLINEグループがあるんです。そこで今日食べたものとか、「今日はこのスープ飲むから皆もこれ読んで作って」とか共有しているみたい。内山命さんとか青木詩織さんとか、江籠裕奈さんとかも、KⅡメンバーはほとんど入っているのかな？「太ったでしょ？」とかすぐ指摘して下さるみたいです。私も入りたいんですけどちょっと乗り遅れちゃって（笑）。

― メンバー間で高めあっていて、素晴らしいです！

水着MVに期待高まる「爆発してました」

― MVは台湾で水着撮影されたそうですね。水着MV自体初めてだと思うんですが、楽しめましたか？

小畑：最初は「水着？」って驚いたんですけど（笑）、でも今回の曲とかダンスは水着だからこそ、アピールできたところはあるんじゃないかなとすごく思うんです。腰を振ったりとか胸を強調したりとかセクシーなダンスもあって。すごく歌詞と合っています。

― 歌詞自体はどういうことを歌っているんですか？

小畑：“成長していく女の子の話”がテーマなんですけど、私が特に好きな部分は、「大人になったら君のことが好きだと言いたい」という部分。どんどん綺麗に、大人になっていく女の子を本当の大人になるまで、待っていてくれている感じがして、素敵だなと思いました。私自身もこの曲を通して成長していきたいなと思いますね、

― なるほど、小畑さんにぴったりのテーマだということですね。歌詞の解釈をしっかりされていてすごい…。水着は、皆さん違う水着だと伺いました。

小畑：そうですね、皆違うんですけど、私は全部ちゃんと隠されていますね（笑）。結構大人のメンバーはがっつりビキニだったりするんですけど、私はワンピースみたいな感じです。結構若い子はそういう感じで隠れていて、大人はドーンと（笑）。

― 「特にあの先輩のあの水着は見て欲しい！」という水着とかありますか？

小畑：うーん（悩む）。“あの水着”っていうよりは“着ている人”ですよね。やっぱり北野瑠華さんとかスタイルの良い先輩は、もう、爆発していました（笑）。

― （笑）。これはファンが喜ぶなと？

小畑：はい、喜ぶだろうなと（笑）。注目すると思います。

― すごくなんか冷静に語りますね（笑）。やっぱり水着でMVを撮るのは、グラビアとは全然違いますか？

小畑：動いているときってグラビアでも見ないじゃないですか？だから、なんかもう色々気にしちゃいましたよね（笑）。お腹出さないようにとか。水着で動いている姿はファンの方も見たことないと思うので、やっぱりそこも見どころなのかなと思います。

― 撮影自体の雰囲気はどうでしたか？メンバーの皆さんもはしゃいでいたのでは？

小畑：楽しかったんですが、その日風が強すぎて、皆オールバックみたいな感じになっていましたね（笑）。後は、砂がかかってくるのですごく痛くて。何ていうか…大変でした（笑）。でも、日本では、見ることが出来ない感じの海のグラデーションとか、綺麗な景色の中で撮影ができてよかったです。

新センターが描く夢とは

― SKE48活動に限らずなんですが、小畑さんの今の夢を教えて下さい。

小畑：昔から結構ファッション誌を買っていたりしたのでモデルもやりたいんです。でも、アニメが好きだから声優もやりたいんですよね。結構今はやりたいことが多いかなという感じです。あと、ハンドメイドが好きなので、いつかそういう自分で作ったものでお店ができたらいいなって思っていて。今も握手会とかでも付けていったりしています。

― 女子力高い！そして、夢に溢れていて素敵です。では最後に、夢を追うモデルプレス読者に今回初選抜＆センターという1つの目標を達成した小畑さんなりの、“夢を叶える秘訣”を教えて下さい。

小畑：なんだろう…、人と違うことをすることかなって思います。例えば、パフォーマンス。私だったら公演で、「すごい先輩がいる中でどうやったら目立てるんだろう」って考えた時に、先輩にはパフォーマンス力じゃまだ勝てないので、同じことしても意味ないかなと思って、「若い」を武器にフレッシュだとか、あと「誰よりも元気に踊る」とか心がけてきました。そうするとファンの人から「笑顔が好き」って言われるようになって、笑顔に自信が持てるようになりました。

― ありがとうございました！

＜インタビューこぼれ話＞あどけないルックスとのギャップ発見

今年4月に水着グラビアを解禁し、話題を集めた小畑。会う前は、異色のキャッチコピーのイメージが強く、ひたすら15歳らしいフレッシュなあどけない素顔を想像していた。

この日朝から1日がかりで取材に応じていた小畑を撮影に呼び込むと、合間に差し入れを食べていたようで、口をもぐもぐさせたまま登場。ヘアメイクさんが心配してしまうような年相応の可愛らしい仕草に早速キュンとしてしまったスタッフだったが、インタビューを始めると“ただ可愛いだけのフレッシュなセンター様”じゃないことに気付かされた。

あどけないルックスとはギャップのある、15歳とは思えない客観的な視点で自分を冷静に分析している言葉―。インタビュー途中から「冷静！」と感心の相槌が止まらなくなってしまうほどで、「実は、“ゆなな”の中身はすごく大人なんじゃないか？」そんな印象を抱いてインタビューを終えた。

次世代メンバーのセンターへの抜擢は、ファンの戸惑いの声も付き物だが、今回の小畑への采配は本人の驚きとは裏腹に、納得の声が目立つ。各グループが“次世代”“世代交代”を模索する中で、「SKE48の未来をこの子に託したい」そんな風に大人に思わせる力を持っている。

この日、モデルプレスが取材したのはスケジュールの最後。長時間の取材対応で疲れているはずなのに、最後は無邪気な笑顔でお見送り…と、等身大の15歳の姿で癒やしてくれた。（modelpress編集部）

小畑優奈（おばた・ゆな）プロフィール

ニックネーム：ゆなな
7期生
生年月日：2001年12月18日
血液型：O型
出身地：愛知県
身長：152cm
キャッチフレーズ：バナナじゃないよ！ゆななだよ！ゆななの好きなフルーツは？？
｢バナナじゃないよ！チェリーだよ！｣天然でのんびりなゆななこと小畑優奈です！
メンバーカラー：水色・白
趣味：ハンドメイド
特技：笑顔 、クラシックバレエ
将来の夢：モデル、声優、ハンドメイドのお店を作る
好きな食べ物：さくらんぼ
好きな言葉：甘えるな。自らが動かない限り、そんないつかは絶対に来ない。

2001年12月18日生まれ、愛知県出身。2015年3月に第7期生オーディションに合格し、お披露目、11月にチームKⅡに昇格する。デビュー年にグループからの派生ユニット「ラブ・クレッシェンド」や、48グループ次世代メンバーで組んだユニット「虫かご」のメンバーに選ばれるなど、早くも未来のエース候補として注目され、今年4月に待望の水着グラビアを解禁。今年1月から5月までは、ラジオ「SKE48 1×1は1じゃないよ！」（東海ラジオ）のメインパーソナリティーも務めていた。