西内まりや「死にそうでした」過酷な日々を乗り越えて―「エンジェル・ハート」主題歌も語る<モデルプレスインタビュー>
2015.10.28 16:42
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モデル・女優・歌手として活躍する西内まりや(21)が、モデルプレスのインタビューに応じた。
連続ドラマ『エンジェル・ハート』(日本テレビ系/毎週日曜 後10:30)の主題歌『Save me』がまもなく発売(28日)される。彼女にとって4枚目のシングルにして初の書き下ろし曲。加えてドラマは人気作の実写化ということもあり「プレッシャーはありました」と本音を漏らす。一方で「でもワクワクする気持ちと半々。それを恐れて考えすぎていたら、堅いものしか出てこないと思って。自分の感性というか、自分がいいと思うものを信じようと邪念を吹っ切りました」と表情は晴れやかだ。
さらに「ドラマの世界観をとても大切にして、何度も何度も『この言葉にした方がいいんじゃないか』とか『この並びにした方がいいんじゃないか』と悩みました。例えば歌詞の一部で『まだ今も』というところがありますが、最初は『今もまだ』でした。音にして歌ってみたら『今もまだ』よりも『まだ今も』の方が良かったんです。レコーディングするギリギリまで、ペンを持って書き直していましたね。『エンジェル・ハート』にちなんで“Angel heart”というワードも歌詞の中に入れているので、そこにも注目していただきたいです」とアピールし、こだわり抜いた作品に自信をのぞかせた。
「1日24時間ありますが、余計な時間が1分もないというか、体が動く最低限の睡眠時間しか取らない日々を過ごしました。仕事なので期限があって、その時間は迫ってくるけど、また違う仕事もある。その繰り返し。でも私の場合、自分を追い込んだ時に初めて良いものが生まれたりする。作品は時間があればできるものではなくて、感情が動いた瞬間に一気にできるものだと私は感じていて、だからこそスイッチの切り替えがポイントでした。ドラマをやりながら曲のことを考えてもなかなか歌詞が浮かばない、プライベートの時間があまりなかったのでリアルな言葉が出てこない…本当に苦戦しましたが、とにかく紙にテーマについてのワードをいっぱい書き出してみたりして、今までにやったことのないやり方で歌詞を作り上げました」と激動の日々を振り返った。
“人間愛”をテーマにこだわり抜く
ドラマの内容に合わせ今回のテーマは“人間愛”。曲調はピアノの旋律が美しく、切なく、力強く、歌い上げるミディアムバラードで、書き下ろしは初めての経験だったが、テーマがあった分、作りやすかったと話す。「私が愛という感情に興味があった時期と歌詞を書く時期が重なっていたんです。歌っている時も本当に自分が彷徨っているというか、本当の愛を探し求めている気持ちで歌えている、リアルな西内まりやを感じていただけると思います」。さらに「ドラマの世界観をとても大切にして、何度も何度も『この言葉にした方がいいんじゃないか』とか『この並びにした方がいいんじゃないか』と悩みました。例えば歌詞の一部で『まだ今も』というところがありますが、最初は『今もまだ』でした。音にして歌ってみたら『今もまだ』よりも『まだ今も』の方が良かったんです。レコーディングするギリギリまで、ペンを持って書き直していましたね。『エンジェル・ハート』にちなんで“Angel heart”というワードも歌詞の中に入れているので、そこにも注目していただきたいです」とアピールし、こだわり抜いた作品に自信をのぞかせた。
「死にそうでした」過酷な日々を回顧
ここでふと気になったことを彼女に聞いてみた。「いつ歌詞を書いていたのか?」と。西内は「歌詞を提出したのは8月末です」と明かす。その時期と言えば、主演ドラマ『ホテルコンシェルジュ』(TBS系)の撮影まっただ中。さらに5年半にわたって専属モデルを務めた女性ファッション誌『Seventeen』の卒業式を行った時期にも重なる。女優、そしてモデルの仕事をこなしながら歌手活動を行うのは並大抵のことではない。本人も「死にそうでした。その時はホテルに泊まり込みだったんですが、部屋のテーブルは紙とペンが散乱していました」と苦笑いする。「1日24時間ありますが、余計な時間が1分もないというか、体が動く最低限の睡眠時間しか取らない日々を過ごしました。仕事なので期限があって、その時間は迫ってくるけど、また違う仕事もある。その繰り返し。でも私の場合、自分を追い込んだ時に初めて良いものが生まれたりする。作品は時間があればできるものではなくて、感情が動いた瞬間に一気にできるものだと私は感じていて、だからこそスイッチの切り替えがポイントでした。ドラマをやりながら曲のことを考えてもなかなか歌詞が浮かばない、プライベートの時間があまりなかったのでリアルな言葉が出てこない…本当に苦戦しましたが、とにかく紙にテーマについてのワードをいっぱい書き出してみたりして、今までにやったことのないやり方で歌詞を作り上げました」と激動の日々を振り返った。
“THE・西内まりや”を表現
今回、西内はカップリング曲『Lets start over』の作詞も担当。「これこそ“THE・西内まりや”」と豪語するポジティブナンバーだ。曲について「今までの西内まりやをきちんと継承しているのがこの曲。『Save me』でちょっと大人っぽくなったとしても、西内まりやの崩したくない部分、“ポジティブシンキング”を発信しています。私が辛い時や落ち込んでいる時に、この言葉をかけられたら頑張れるなという言葉を詰め込みました。もちろん聴いてくださった方へのエールの意味合いもありますが、先ほどの辛かった時に書いたこともあって自分への応援ソングにもなっています」と少し照れくさそうに話し、「例え限界かなと思っても、人はもっともっと上にいけます。その都度、自分の全力で物ごとに向かっていってほしいと思います」とメッセージを送った。「常にワクワクしている」邁進できる理由
どんな状況下でもストイックに邁進し続ける西内。その秘訣は「好きなことだから」と即答し「常にワクワクしているんです。『次はこうしたいな、ああしたいな』って。今しか見ていなかったらきついだけかもしれないですが、夢があるから私は頑張れます」と目を輝かせる。「ファンの方の笑顔もまた頑張れる理由の一つ」。――――彼女の見据える未来には、夢のステージで溢れる自身とファンの笑顔だ。(modelpress編集部)西内まりや(にしうち・まりや)プロフィール
1993年生まれ。福岡県出身。2007年7月より、ローティーン向けファッション雑誌『ニコラ』の専属モデルとしてモデルデビュー。2015年10月、5年半にわたって専属モデルを務めた『Seventeen』を卒業した。2015年7月クールに放送されたTBS系ドラマ『ホテルコンシェルジュ』では主演を務め、11月21日公開の映画『レインツリーの国』ではヒロイン役として出演するなど女優としても活躍中。さらに2014年8月、シングル『LOVE EVOLUTION』で歌手デビューし、この楽曲で同年の「日本レコード大賞 最優秀新人賞」「日本有線大賞 新人賞」を受賞している。
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