「交換少女」出演のギャルモデルが「可愛い」と話題に 密着ドキュメンタリーの裏側を語る

テレビ東京にて25日に放送された特別番組「交換少女～アノ娘の街に住んでみた～」に出演した“あんあん”こと中嶋杏理（19歳）。同番組は“女子高校生密着ドキュメント”と銘打ち「どこの誰とかは分かりませんが、生活を交換してみませんか？」という主旨で参加者を募り、2人の女の子を抜擢。あんあんは、屋久島の高校3年生・岩川栞（いわかわしおり・18歳）さんと交換されて、屋久島へ向かった。

現地では、交換相手である岩川さんの家に滞在。屋久島の女子高生との女子会で恋愛トークを繰り広げたり、縄文杉を目指す登山や伝統行事にも挑戦した。環境の違いに驚きつつ、何事にも明るく前向きに取り組むあんあんの姿に、視聴者からは「交換少女みて杏理ちゃんのことが大好きになった」「交換少女で中嶋杏理ちゃん初めて知ったけどめっちゃ可愛いんだけど！！」「杏理ちゃんをこれから応援します！」「杏理さんが屋久島の人たちと積極的に関わろうとしているのを見て、とても好感を持ちました！」と反響。モデルプレスはそんな彼女にインタビューを実施し、一週間の交換生活での思い出や、そこでの自身の成長を語ってもらった。

“交換少女”として屋久島へ

― 「交換少女」として屋久島へ行かれましたが、今回の企画を聞いたときの心境を教えてください。

あんあん：突然「屋久島に行く」ということを告げられて、びっくりしました。でも「行ってみたい」と思う気持ちも。それでも、やはり不安もありましたね。実は屋久島が日本だということも知らず、どのような場所なのか想像がつかなかったので、楽しみが8、不安が2といった感じでした。また、交換相手の高校生のお宅に1週間滞在するということで、家族と馴染めるか不安でした。

― 渋谷とは大きく環境が異なるかと思いますが、屋久島についてまず、どのように感じましたか？

あんあん：一言でいうと自然！山、海、森と、自然を感じました。不安だった家族とのコミュニケーションも、向こうのご家族が「渋谷はどんな場所？屋久島との違いは？」など話しかけてきてくれて、1日目からおしゃべりを楽しむことができました。

― あんあんさんは、人見知りな性格なのでしょうか？

あんあん：とても人見知りなんです。ギャル向け雑誌「Popteen」のモデルをしていることもあってか、社交的だと思われがちですが、根暗でコミュ障で人見知り（笑）。すごくドキドキでした。

― 都会のど真ん中の東京・渋谷の高校に通うあんあんさんですが、屋久島で衝撃を受けた出来事や驚いた出来事を教えてください。

あんあん：トビウオ漁を体験したのですが、想像を絶するものでした。波を受けて、揺れる船の中でトビウオの羽を畳んで箱に詰める作業をしたのですが、正直あんまりやりたくないなって。でも、すぐにトビウオが獲れるわけでもなく「漁ってこんなに大変なんだ」と感じました。また、漁に出る前には屋久島の高校生たちと釣りをしました。向こうの高校生にとって“釣り”をして遊ぶということは普通のことのようで、みんな手際よく慣れていました。私の中で遊ぶといったらショッピングやカラオケ。だけど、釣り竿を渡されて「餌をつけて」って。東京では、全く考えつかない遊びだったことも印象的でした。

― 楽しかったことや思い出に残っていることはありますか？

あんあん：屋久島でできた友達とスナックのようなお店でカラオケをしたことです。みんなで買ったお菓子を食べながら、歌って、踊って、盛り上がりました。同世代の子ともうまく付き合えるか不安でしたが、女の子だけでなく男の子とも仲良くなれました。

― 環境が異なる屋久島の高校生とふれあって、どのようなことを感じましたか？

あんあん：屋久島の高校生はみんなフレンドリー。グループというものがないようで、男女の差もなくみんなで時間を共有し、その場を楽しんでいます。東京から来た私も、すぐに受け入れてもらえました。みなさん、とても温かかったです。

― 不安要素だったコミュニケーションは問題なく、楽しく滞在できたようですね！

あんあん：はい。コミュニケーションがとれるか不安でしたが、「一緒に歌おうよ」「これ美味しくない？」などいっぱい話しかけてくれて…。屋久島の子のおかげで、仲良くなることができました。また、同世代の子だけでなく、道端ですれ違うおじいちゃん、おばあちゃんも「おかえり」とか「今日は何してきたの？」と声をかけてくれました。東京ではなかなかないことですよね。道を尋ねたとき、とても丁寧に教えてくれたことも。いろんな人との関わりの中で、島の人の温かさを感じましたね。

人見知りで思い込みが激しい性格…屋久島での変化

― 屋久島に行き、成長したと感じることや心境の変化はありますか？

あんあん：これまで、思い込みが激しく人の目がとても気になっていました。「嫌われていないか」「周りに迷惑をかけていないか」などと自分の中で抱え込んでしまって…。滞在中にバレーボールの大会に参加したのですが、「自分がいたから負けてしまった」「チームの足を引っ張ってしまった」と、そこでも悪い方向に考えてしまったんです。とくに失敗したというわけでもなく、ボールに触れることすらできなかったのですが「みんな、素人が急にコートに入って嫌な思いをしているのではないか」と思うと、涙が出てきて…。そのことを向こうのご家族に相談したら「杏理が思うほど、周りはそんなに考えていないし、一緒に楽しみたいと思ってるんだよ」と言ってくれました。「気楽にやらないと楽しめない」と教えられましたね。実は今回の旅を通して、そんな自分を変えたいという思いがありました。自分の中のネガティブな思い込みを捨てて接することで、みんなと仲良くなれて、打ち解けられた。この旅を通して考えすぎず、自分が楽しむことを大切にしようと考え方が変わりました。

― 屋久島での経験を通して、大きく成長できたようですね。

あんあん：はい。考えすぎずに気にしないで生きようと思いました。みんながくれたアドバイスをもとに、これから人付き合いをしていきたいです。人見知りも屋久島では克服できたように思います。今年は、東京でも人見知りをせず、いろんな人達と関わっていくことが目標です。

屋久島で出会えた友人たち

― 充実した1週間になったかと思いますが、別れは辛かったですか？

あんあん：みなさん、空港まで見送りに来てくださったんですけど「また会おう」と前向きに別れることができました。もちろん、東京と屋久島は距離がありますが、行こうと思えば全然、会いに行ける距離。今回は冬でしたが、今度は夏に行きたいと思っています。今も、屋久島の子とはTwitterをフォローしあうなど交流しています。まだ、会ったことはないのですが、交換相手の栞ちゃんともLINEで連絡を取り合っている仲なんです。

― 栞さんとはどのようなやりとりをされましたか？

あんあん：お互いに「どんなことをしたの？」といったやりとりをしました。東京に戻って、栞ちゃんのご家族が「栞が連絡先を交換したいと言っているんだけど」と連絡をもらったことがきっかけで連絡をとるようになりました。私自身も栞ちゃんと話してみたかったのでとても嬉しかったです。彼女も充実していたようで「東京、すごく楽しかったです。また渋谷に行きたいです」と言ってくれました。彼女も屋久島の高校生と同じで、明るくて素直な女の子。写メを送り合ったりと、友達のようなやりとりをしています。いつか、会ってみたいですね。

ダイエットに追い込まれた過去

― あんあんさんと交換ということで、栞さんはモデルとして撮影やファッションショーのステージに登場したそうですね。モデルとして活躍しているあんあんさんですが、普段からスタイルキープで心がけていることを教えてください。

あんあん：ダイエットとはずっと向き合っています。ですが、ポジティブな気持ちでいることが大切です。過去に食べないダイエットをしていて、それに加えて運動もしていたのですが、全然結果に繋がらなくて…。「この一口で太る」と考えていたら、ダイエット以外のことも嫌になってきました。そんなときに友人に、美味しく食事を楽しむように、勧められたんです。食べたいものは朝や昼に食べて、夜は「昼に美味しいものを食べたんだから我慢しよう」とメリハリをつける。そうしたらがむしゃらにダイエットをしていた頃よりも自然に体重が落ちていったんです。ダイエットも気持ちの持ちようなんですね。そうするといろんなことが楽しくなってきました。

― 以前「Popteen」でも、ダイエット企画に取り組んでいましたよね。

あんあん：あの頃は本当に辛かったです。撮影に行くたびに「今何キロ？」と問い詰められて、自分を追い込んでいました。当時、朝はウォーキング、夜はなわとびなど、あらゆることを試してみました。でも、全然痩せなかった。焦っているときに、友人が「痩せると思い込めば大丈夫」と声をかけてくれて、考え方が変わったのですが、最初は「何を言っているんだろう？」って感じでしたね（笑）。でも、無理な食事制限をするのではなく、食べ方に気をつけながら食事を楽しむことが大切だと身を持って感じました。気持ちってすごく大事だなと思いましたね。

― そのほか、美容やスキンケアで気をつけていることはありますか？

あんあん：野菜をたくさん食べるように心がけています。また、魚もお肉も、好き嫌いしないことが大切です。パンと麺類はむくみやすいので控えています。麺も去年1年間で1回食べたか食べないかくらいです（笑）。スキンケアでは、忙しくてもパックを怠らないようにしています。とくに今の時期は乾燥しやすいので、唇のパックも取り入れています。

屋久島での成長　今後の目標を語る

― 3月には高校を卒業されるあんあんさんですが、今後の目標をお聞かせください。

あんあん：残りわずかの高校生活。今まで人見知りで同級生と話をする機会があまりなかったので、積極的に歩み寄り、今からでも少しでも高校生活を楽しめたらと思います。屋久島に行き、自分の中で気持ちの変化があったのでここで実行に移したいです。今、変わらないと、屋久島でも経験が無駄になってしまうように思うんです。

― 応援しています。現在は「Popteen」モデルやガールズポップユニット・GAL DOLL（ギャルドル）として活躍されていますが、高校卒業後はどのように活動していきたいですか？

あんあん：今まで雑誌の仕事が多かったのですが、今回「交換少女～アノ娘の街に住んでみた～」に出演させていただき、「動いている私も見てほしい」と思いました。また、去年のGAL DOLLの活動については、毎週末にライブを行っても、なかなか動員を増やせず、納得のいくパフォーマンスを行うことが出来ませんでした。ですので、今年はもっと積極的に練習に励み、去年の悔しい思いをバネにして、メンバーで大きいステージで歌うことが目標です。

― 現在も様々な目標に向かって奮闘中のあんあんさんですが、モデルプレス読者に向けて夢を叶えるメッセージをお願いします。

あんあん：小6か中1の頃からモデルになりたいという思いが芽生えました。親には反対されていたのですが、自分のやりたいという気持ちを大切にしてきました。読者モデルオーディションに応募するなど小さなことからでもいい。自分から掴みに行くことが大切です。諦めず思いを強くがんばってほしいです。私もがんばります！

― ありがとうございました。

「交換少女～アノ娘の街に住んでみた～」出演はあんあんに大きな変化をもたらした。全く環境の異なる屋久島での生活と、現地の人の温かさに触れ、心境の変化があったようだ。1週間という短い時間ではあったが、今回の経験を通して、逞しく精神的に成長し、人間味を増した彼女。この貴重な体験は、今後の彼女の芸能活動にも生きてくることだろう。（modelpress編集部）

■あんあん　プロフィール
本名：中嶋杏理
生年月日：1995年10月13日
出身地：長野県
血液型：A型
身長：155cm
趣味：ダンス、メイク研究

「Popteen」の読者モデルで、アイドルグループ「GALDOLL」のメンバーとしても活躍中。