「この世界の片隅に」驚異の120万人突破!感動の連鎖が止まらない/(左から)山科ティナ、小島遊しほ、ゆーちゃそ王子(C)モデルプレス

「この世界の片隅に」感動の連鎖が止まらない!動員数120万人突破

2017.01.31 18:00

昨年から続く邦画ブームの中、日本アカデミー賞など数々の賞を総なめにした映画「この世界の片隅に」。口コミから大きなムーブメントを起こした作品というだけあって、SNSには賞賛の声が上がっている。

SNSが観客を呼び、現在120万人突破

公開当初、上映館数が63と小規模だった同作。作品を観た人によるSNS投稿や口コミの影響でじわじわと評判が広まり、累計上映館数も200を超えた。公開から2ヶ月経った今も勢いを増し、ヒットへとつながっている。

モデルの田中里奈、菅沼ゆり、村田倫子も映画を鑑賞したことをInstagramに投稿し、田中は「どんな境遇でも小さな幸せを大切にする主人公すずの姿がほのぼのと描かれていて、だからこそ生命のはかなさ、力強さがコントラストで滲み出た素敵な映画でした」と、作品への思いを吐露している。

インフルエンサーが語る「この世界の片隅に」の魅力

小島遊しほ(C)モデルプレス
小島遊しほ(C)モデルプレス
また、ヒットの一役を担ってきたインフルエンサーたちも、映画の感想をコメント。2度目の鑑賞を終えた小島遊しほは「“戦争”だけを切り取ることなく、その時代にも普通の生活があって…、自分たちとリンクしているからこそ何度観ても引き込まれる作品。主人公がリズミカルに料理していて、素朴ながらも食べてみたいと思わせる料理はお気に入りです!」と語った。

ゆーちゃそ王子(C)モデルプレス
ゆーちゃそ王子(C)モデルプレス
ゆーちゃそ王子は「主人公のすずは、純粋な普通の女のコ。どんどん成長し、力強く生きていく姿は女性としても素敵だなと思いました。繊細なアニメーションで日本らしい風景が描かれていて、海外の方にも作品を知ってもらいたい」と、海外上映が決定している今後に向け期待感を表していた。

山科ティナ(C)モデルプレス
山科ティナ(C)モデルプレス
鑑賞するたびに、涙を流したという山科ティナは「常に笑顔の女性でも、実はその裏には自己犠牲に隠された思いや辛さはあるんだと。それでも笑顔を忘れないすずさんが本当に魅力的でした。私も友達からオススメされて観に行きましたが、この作品に出会えてよかったなと思います。言葉では伝えきれないから観に行ってほしい」と呼びかけた。

大ヒット御礼舞台挨拶“観客に敬意”

片渕須直監督(C)モデルプレス
片渕須直監督(C)モデルプレス
1月25日に新宿ピカデリーで“100万人ありがとう”大ヒット御礼の舞台挨拶が行われ、片渕須直監督らが登壇。現在は動員数が120万に上ったことに対し、感謝を伝えた。監督は、大々的な宣伝ではなく口コミで作品が広まっていったことに触れ、「宣伝はお客さんお任せになっていましたが、お客さんがお客さんを呼んできてくださった」と、観客を信頼していたからこそ結びついた結果に感慨深い様子だった。

作品への自信を覗かせつつも「映画は存在するだけでは役に立たなくて、観てくれた人が心の中で感じるものがあってこそ初めて意味が出るもの」とし、作品に意味を持たせてくれた観客すべてに敬意を表していた監督。海外への上映も控え「この映画がもっと長く公開され、またたくさんの人々と出会えるように願っています」と結び、拍手の中舞台挨拶を終えた。

映画「この世界の片隅に」

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に主人公すずとその家族の生活を綴ったアニメーション映画。戦争映画でありながら、息づかいを感じられるような親しみのあるキャラクター、柔らかくぬくもりを感じる描写が評価を集め、現在動員は120万人を超えた。

感動の連鎖を生み出している「この世界の片隅に」、まだまだムーブメントは続きそうだ。

食べたり、笑ったり、喧嘩したり、愛したり…いつの時代も日常の中に普遍的な宝が存在する。生活のちいさな喜びをかみしめたくなる、そんな世界観に包まれてみては。(modelpress編集部)[PR]提供元:「この世界の片隅に」製作委員会

関連リンク

関連記事

  1. お台場シネマメディアージュ閉館日を正式発表 都内最大級の映画館  16年の歴史に幕
    お台場シネマメディアージュ閉館日を正式発表 都内最大級の映画館 16年の歴史に幕
    モデルプレス
  2. 彼の記憶に残る映画デートをする方法5つ
    彼の記憶に残る映画デートをする方法5つ
    モデルプレス
  3. 前田敦子、幾何学模様のカラフルワンピで春気分 絶妙カラーリングがポイント<ファッションチェック>
    前田敦子、幾何学模様のカラフルワンピで春気分 絶妙カラーリングがポイント<ファッションチェック>
    モデルプレス
  4. 千葉雄大は「可愛さがところどころ出ちゃってる」
    千葉雄大は「可愛さがところどころ出ちゃってる」
    モデルプレス
  5. 前田敦子は「初めて会った気がしない」“恋人”松田龍平と息ぴったり
    前田敦子は「初めて会った気がしない」“恋人”松田龍平と息ぴったり
    モデルプレス
  6. ディカプリオ主演作が最多、ジブリ作品も3年連続…「第88回アカデミー賞」ノミネート発表
    ディカプリオ主演作が最多、ジブリ作品も3年連続…「第88回アカデミー賞」ノミネート発表
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. 草なぎ剛と國村隼の「囲碁のルール知らない」発言に清原果耶&中川大志が仰天
    草なぎ剛と國村隼の「囲碁のルール知らない」発言に清原果耶&中川大志が仰天
    WEBザテレビジョン
  2. 武田鉄矢が制作・主演を務めた「プロゴルファー織部金次郎」&「海援隊50周年コンサート」を全国無料放送、コメントも到着
    武田鉄矢が制作・主演を務めた「プロゴルファー織部金次郎」&「海援隊50周年コンサート」を全国無料放送、コメントも到着
    WEBザテレビジョン
  3. <猿の惑星/キングダム>現実かと錯覚するほどリアルな“300年後の世界”を映し出す本編映像が解禁
    <猿の惑星/キングダム>現実かと錯覚するほどリアルな“300年後の世界”を映し出す本編映像が解禁
    WEBザテレビジョン
  4. 石原さとみ 育児をしている今だからこそ、愛する娘が失踪した沙織里の気持ちは「悪夢で何度も出るくらい、痛いほどわかった」<ミッシング>
    石原さとみ 育児をしている今だからこそ、愛する娘が失踪した沙織里の気持ちは「悪夢で何度も出るくらい、痛いほどわかった」<ミッシング>
    WEBザテレビジョン
  5. 福士蒼汰、共演の松本まりかとは現場で話さないよう意識「きっと僕のことが怖かったと思います」<湖の女たち>
    福士蒼汰、共演の松本まりかとは現場で話さないよう意識「きっと僕のことが怖かったと思います」<湖の女たち>
    WEBザテレビジョン
  6. 乃木坂46田村真佑、“ダンス部のキラキラ女子”という役も「ダンスシーンは一つもない(笑)」イベントMC担当
    乃木坂46田村真佑、“ダンス部のキラキラ女子”という役も「ダンスシーンは一つもない(笑)」イベントMC担当
    WEBザテレビジョン
  7. 高橋文哉「永野さんに出会って変わりました」永野芽郁との“唯一”の関係性とは【からかい上手の高木さん】
    高橋文哉「永野さんに出会って変わりました」永野芽郁との“唯一”の関係性とは【からかい上手の高木さん】
    モデルプレス
  8. 高橋文哉、永野芽郁からの“フォロー”に「また汗が出てきました」気遣いで沸かす【からかい上手の高木さん】
    高橋文哉、永野芽郁からの“フォロー”に「また汗が出てきました」気遣いで沸かす【からかい上手の高木さん】
    モデルプレス
  9. 永野芽郁が高橋文哉の本質に仰天「“からかわれる側”じゃないんだ」
    永野芽郁が高橋文哉の本質に仰天「“からかわれる側”じゃないんだ」
    WEBザテレビジョン